「人生百年をどう生きるか」を問う舞台『百日紅、午後四時』記者会見より主演の市毛良枝らコメント到着
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『百日紅、午後四時』記者会見より
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すべて見る9月9日可児市文化創造センターalaにて、舞台『百日紅、午後四時』の記者会見が行われた。
本公演は、アーティスト・イン・レジデンスの特性を活かして質の高い演劇作品を創作し、岐阜県可児市から全国へと発信する「ala Collection」シリーズの第13弾。今回は、可児市文化創造センターala開館20周年を記念して、シリーズ初の新作書下ろしに挑む。
作・演出は喜劇作家として人気を博する鈴木聡が務め、大人が楽しめる芝居作りで幅広い層に支持されているラッパ屋が企画協力。主演に日本の代表的な女優のひとりである市毛良枝を迎え、「人生百年をどう生きるか」を問いかける大人のホームドラマをお届けする。
共演には福本伸一、岩橋道子、弘中麻紀といったラッパ屋お馴染みの面々と陰山泰、朝倉伸二、瓜生和成、平体まひろといった実力派が脇を固める。
■鈴木聡 コメント
人生100年時代、100歳まで生きられるのはいいじゃないかと、僕自身ポジティブにとらえていましたが、人生戸惑っている人が多い。経済、お金、健康、長い時間をどうやって生きていったらいいかわからないという生き方への戸惑い。まさに僕自身の問題でもあります。このお話は、人生100年の生き方を探る66歳の女性を主人公にしたひと夏の物語。昭和の雰囲気が漂うような東京の中央線のお庭に百日紅がある一軒家が舞台です。コロナ禍前のマスク無しでビールやお酒を飲んでワイワイしていた頃を思い出していただけたりすると思います。この数年でちょっと見失いかけている濃密な人間関係、人と人とのふれあい、目の前の人を気遣う気持ち、そういうものを感じていただけるようなホームドラマを作りたいと思っています。これを観てご自分の人生を考えていただけたらと思います。
■市毛良枝 コメント
私は今回の出演者の中で一番年上ですが、舞台は初心者です。
前館長の衛紀生さんは、私にとってとても縁の濃い方で、そんな衛さんから、あまり舞台をやって来なかった私にお声をかけていただきました。舞台をやるならここかなと、迷いに迷い半歩踏み出した時に、鈴木聡さんを紹介されてお会いしたところ、私のデビュー作の演出家で私を生み出してくれた方の息子さんだとわかり、この仕事をお断りする選択肢は無くなったなと思いました。
今回の作品は、とてもハートフルですが、中に小さな毒があって、ちょっとした社会的な問題やその人の心の問題、そういうものをさりげなくチクっとさせる。単なる庶民生活を描く作品ではないところが素敵だなと思います。
<公演情報>
舞台『百日紅、午後四時』
■可児公演
2022年9月26日(月)~10月2日(日) 可児市文化創造センターala 小劇場
■東京公演
2022年10月20日(木)~27日(木) 吉祥寺シアター
■大府公演
2022年10月8日(土) おおぶ文化交流の杜allobu こもれびホール
■豊田公演
2022年10月9日(日) 豊田市民文化会館 小ホール
■長岡公演
2022年10月16日(日) 長岡リリックホール シアター
■能登公演
2022年10月29日(土)・30日(日) 能登演劇堂
作・演出:鈴木聡
出演:市毛良枝 / 陰山泰 / 福本伸一 / 朝倉伸二 / 瓜生和成 / 弘中麻紀 / 岩橋道子 / 平体まひろ
公式ホームページ:
https://www.kpac.or.jp/collection13/
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