香取慎吾、『burst!〜危険なふたり~』開幕前夜に覚えた台詞は「8割くらい」 草彅剛は「天才ですよね」と感心
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舞台『burst!〜危険なふたり~』より
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すべて見る日本青年館ホールにて10月1日から開幕する二人芝居『burst!〜危険なふたり~』の取材会及び公開舞台稽古が行われ、脚本・演出の三谷幸喜、出演する草彅剛と香取慎吾が意気込みを語った。
3人による同舞台が上演されるのは、7年ぶり。香取は舞台『日本の歴史』(2021年)をはじめ多くの三谷作品に出演してきたが、草彅は本作品初演以来の三谷作品への参加となる。
草彅は2015年のPARCO劇場での初演を「とても楽しかった」と振り返り、「初演の良いところもありつつ、新しい発見もあるんじゃないかなと。再演で完成することもあるので、とても意味があること」と期待のコメント。「気が早いですけど、再々演したい」と意欲を燃やした。
一方、香取は「面白いことに7年前の映像も資料も一切残っていなくて(笑)。こんなことあるんだと」と驚きの表情。「当時を思い出しながら、新しい要素もたくさん入れられれば。三谷さんは常に刺激的な時間を作ってくださる」と意気込んだ。盟友・草彅については「とても好きな俳優さん」と語り、「古くからの付き合いですけど、今もこうしてぶつかり合える時間がとても楽しいです」と声を弾ませた。
そんな香取だが、開幕前夜(9月30日)にして「台詞はまだ全部覚えていないの! 今は8割くらい覚えられた」と衝撃の告白も。草彅は「天才ですよね」と感心しつつ、「あと2割をどう巻き返すのか?」と本音も明かしていた。
また、草彅が「30年以上の絆がありますし、自分自身も分からないところで、つながっている気持ちだとか、お互いの人生すべてを懸けて、素敵な舞台に届けられれば」と真摯に語ると、香取が「お客様には忘れられない、楽しい時間を過ごしてもらえれば。僕はこの舞台に人生は懸けていません!」と断言する場面もあり、変わらぬコンビネーションの良さを披露していた。
三谷は「早くこのメンバーで再演したいと思っていたので、その夢がようやく叶った」と感無量の面持ち。二人芝居ながら、草彅と香取が顔を合わせるのは「1回だけなんですよ」と明かし、「普通は相手の顔を見て、呼吸を合わせないといけないが、それがないので、演劇的にとても高度。なおかつ息ピッタリで、綿密な構成と心地よい演劇的空間が続くのは、普通の俳優さんではできない」とべた褒めした。
「そんなに褒めていただけて、うれしいですね」(草彅)、「でも、それって三谷さんが自分の作品を褒めているような(笑)」(香取)という声に対しては、「僕の作品であっても、ふたりの作品だと思えるから自画自賛できる。大ファンなふたりのために作品が作れて、光栄。こんなに長い時間、生でふたりを見られるチャンスはそうそうないので、ファンの皆さんは存分に味わって」とアピールしていた。
取材・撮影(会見時写真)・文=内田涼
<公演情報>
『burst!〜危険なふたり~』
2022年10月1日(土) ~26日(水)
会場:日本青年館ホール
脚本・演出:三谷幸喜
出演:草彅剛 / 香取慎吾
公式サイト:
https://burst-2022.com/
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