Dannie May主催ツーマンイベント『Welcome Home』 3バンドのフロントマンによるスペシャルインタビュー
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インタビュー
左からマサ(Dannie May)、宮崎一晴(クジラ夜の街)、凪渡(Ochunism)
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すべて見る10月26日(水) に渋谷クラブクアトロ、10月30日(日) に大阪クラブジャニスで開催されるDannie Mayの主催ツーマンイベント『Welcome Home』。昨年に引き続き開催されるこのイベントには、東京公演にクジラ夜の街、大阪公演にOchunismと、新進気鋭の2バンドが出演する。全員がボーカルを取るDannie Mayのユニークな個性とどんな化学反応が起きるのか、今から楽しみだ。今回はその3バンドのフロントマンに集まってもらい、イベントに向けたスペシャル座談会を実施した。それぞれの目指すものやライブへの意気込みを、動画でもぜひチェックしてほしい。
――この『Welcome Home』というイベントは、そもそもどういうイベントなんですか?
マサ(Dannie May) もう本当に名前のごとく「僕らを聴いてくれる人たちが家のように帰って来れる場所を作りたいな」っていう。僕たちはネットシーンに向けて曲を出すことが多いので、直接的な繋がりがちょっと薄くなってしまいがちっていうところもあって。あと僕たちバンドの友達が全然いないんですよ(笑)。それも含めて対バンという形式を取っています。
――そういう意味では、去年、第1回目はYONA YONA WEEKENDERS、2回目は小林私さんとやっているんですが、仲良くなったんですか?
マサ いや……(笑)。LINEを交換するじゃないですかか。YONA YONAのボーカルの磯野くんとも「ラーメン食べに行きましょう」って言ってたんですけど……ちょっとコロナ禍で行けなくて。もう全部コロナのせいです(笑)。
――じゃあ、まあこれからっていうことで(笑)。
宮崎一晴(クジラ夜の街) でもLINE交換してご飯行こうって言ってるだけですごいと思います。僕、自分の企画であっても、ライブで対バンした人とLINE交換したりしない人で。ご飯とかも基本行かない。その約束とか取り付けてる時点でもう「おお」って感じです。
凪渡(Ochunism) 僕もLINE交換はしないですね。LINEって自分の中ではめっちゃプライベートなものっていう感じがあって。SNSは全然ありますけど。でも話が面白くなるとそっちに意識がいっちゃって、止められないんですよ。SNS交換しましょうみたいな空気にならなくて、楽しかったで終わっちゃう。
マサ ヤバい。今回ヤバいかも。
――ぜひこの座談会で仲良くなっていただければ(笑)。ここまで4回、バラエティ豊かというか、バラバラなアーティストを招いているわけですけど、声をかけるバンド、アーティストはどういうふうに決めているんですか?
マサ 本当にメンバーが「この人たちと一緒にライブやりたいな」っていう、気になる方にお声がけしています。だからYONA YONA WEEKENDERSも小林私くんももともと繋がりはなくて、一緒に対バンしたらどんな感じになるんだろうっていうので声をかけました。今回のクジラさんも、YouTubeで「夜間飛行少年」のライブ映像を観て、かっけえと思って。
宮崎 ありがとうございます。嬉しいな。
マサ 逆にOchunismさんはライブの映像を観たことがなくて。曲は聴いていたので、それでかっこいいなと思って。
宮崎 (Dannie Mayとは)大阪の野外で「ヤングタイガー」というイベントがあったんですけど、そこで一度ご一緒させていただいて。でもそこではちゃんとご挨拶できたって感じではないので、今回が初対バンと言っても過言ではないのかな。
マサ その時僕はもう動画は観てて、お声掛けしたいなって思っていたんです。だから普通に緊張してました(笑)。
――2人は、Dannie Mayに対してどういう印象を持っていました?
宮崎 まず初対バンの「ヤングタイガー」でお客さんを巻き込むようなパフォーマンスはチェックさせていただいていて。すごくアグレッシブなバンドだなっていうのは感じていたんです。その後にお声掛けいただいたタイミングで音源とかMVとかをチェックさせていただいたんですけど、やりたいことっていうのが完全に確立されて、それがすごく洗練されているというか。非常に解像度の高いバンドだなと感じました。そういう「これ」っていうものを持ってるバンドっていうのはやっぱり一緒にやっていて楽しいと思いますので、そういった意味でこの『Welcome Home』、すごく楽しみだなと思っております。
凪渡 僕は誘われてから初めて聴いた感じなんですけど、自分たちにすごい近しいところと全然違うところを感じて。一番最初に届いたのは、やっぱり体を使ったり、感覚の部分をすごく大事にしてる音楽なのかなと思って。あんまり何も考えずに音楽聴いて踊れる、みたいな。あとはボカロとかも好きなんかなとか。僕もボカロは一瞬通ったりしたんで、楽しそうなイベントにしたいなと思います。
――3組とも違うバックグラウンドを持っていて、目指すものも違っていますよね。そういうバンドが一緒にライブやったときに起きる化学反応だったとか、空気感って、また独特の面白さがありそうですね。
マサ クジラさんはずっとショウみたいなライブになるんじゃないかなっていう想像はしていて。僕らもそこに負けないように、ショウちっくにライブを作れればいいなと思っています。Ochunismさんは、ライブを拝見したことがないからわからないですけど、曲が変わっていって、なんかプレイリストをずっと聴いてもらう感じでライブが進んでいくんじゃないかなって。2つとも思い描いている着地点は違っているので、大阪と東京で全然違うものになる気はします。
宮崎 1バンド目が終わってライブハウスにそのバンドの空気感が充満しました。そして2バンド目が終わって、そっちの作る空気感と混ざり合って調和して、それでお客様に余韻が残る。っていうのがツーマンライブの成功だと思っているので、今回のツーマンライブをそういうふうにしたいなと思っています。
マサ すごい。これはもう、頑張りましょう!
Text:小川智宏
<ライブ情報>
Dannie May主催ツーマンライブ『Dannie May Presents “Welcome Home!”』
10月26日(水) 渋谷・CLUB QUATTRO
開場18:15 / 開演19:00
Guest:クジラ夜の街
チケットはこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2220081
10月30日(日) 大阪・Music Club JANUS
開場17:30 / 開演18:00
Guest: Ochunism
チケット料金:全自由(前売り):4,400円 ※入場時ドリンク代別途要
チケットはこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2231329
プロフィール
Dannie May
3人が織りなすボーカルワークに幅広いサウンドエッセンスと映像/デザインなどのアートセンスを加えて現代版のポップスにアップデートし、ポップとマイナーを上手にブレンドした新感覚の極上ボーカルワークバンドDannie May(読み方:ダニーメイ)同じボーカルグループで活動していたVo./Gt.:マサ、 Vo./key.:田中タリラ、過去に別のボーカルグループに所属や映像クリエイターとして活動していたCho.兼クリエイター:Yunoの3人により2019年結成。初めてのフィジカルCD作品、EP「暴食(読み方:グラトニー)」がタワーレコードの未流通リリース企画「タワクル」で4週連続1位獲得や楽曲「灰々(読み方:ハイバイ)がJ-WAVE「SONAR TRAX」に選曲や初ワンマンライブ(2021年11月28日@渋谷WWW)が開催の4ヶ月前にソールドアウトなるなど、注目を浴びている。
ユニット名のDannie Mayとは、架空の人物としてDannie(外国人男性の名前)とMay(日本人女子の名前)を掛け合わせた造語(架空の人物)とし命名。
公式サイト:
https://danniemay.com/
Twitter:
https://twitter.com/DannieMay_info
YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCzBa6MWELrpy84nBgL1IHtg
クジラ夜の街
2017年6月21日東京にて高校の同期生4人で結成。短期間のうちに多数の楽曲を制作し、都内ライブハウスで活動開始。音楽コンテスト「Tokyo Music Rise 2019 Spring」や高校軽音楽部の全国大会で優勝したあと、ロッキング・オン主催「RO JACK」オーディションで優勝し「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出演。直後に「出れんの!?サマソニ!? 2019」オーディションから「SUMMER SONIC 2019」にも出演。独特のセンスが聴き手を捉えるメロディと歌詞、そして観客を引き込もうとする熱量が圧倒的なライブパフォーマンス、必見・必聴のバンド。
Twitter:
https://twitter.com/qujila_band
Instagram:
https://www.instagram.com/qujila_band/
YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCcRycKcanKTu1TS-IkwleEA
Ochunism
2019年4月結成。関西出身のジャンル不特定6人組バンド。
ジャンルレスで多種多様なサウンドを持ち合わせている。2020年3月には結成から1年で1st Full Album『Gate of Ochunism』をリリース、同年11月には1st Mini Album『INSIDE』をリリースした。2021年10月には2nd Full Album「Leave The Gate Open」をリリースし、そのリリース記念ワンマンは東京・大阪ともに即日完売。
公式サイト:
https://ochunism.com/
Twitter:
https://twitter.com/ochunisband
Instagram:
https://www.instagram.com/ochunisgram/
YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCMdJVY4W3aoWMKCNSW_QzSQ
フォトギャラリー(5件)
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