『夜曲~ノクターン~』A.B.C-Z五関晃一×塚田僚一W主演で上演決定 演出は「柿喰う客」主宰・中屋敷法仁
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左から)A.B.C-Zの塚田僚一、五関晃一
2023年6月に大阪松竹座開場100周年記念『夜曲~ノクターン~』が上演されることが決定した。
原作は、1986年に初演された横内謙介による初期の名作戯曲『夜曲 放火魔ツトムの優しい夜』。小劇場ブームのさなか、善人会議(後の扉座)で上演され話題となった作品で、その後さまざまな演出家やキャストで上演を重ねている。
主演は、A.B.C-Zの五関晃一と塚田僚一。五関は孤独で優しい新聞勧誘員で放火魔のツトム、塚田は火事後の廃墟へ700年前からタイムスリップしてきた武士・十五(じゅうご)を演じる。700年前の武士たちを長い眠りから目覚めさせてしまったツトムが、わけもわからぬまま過去の愛憎劇に巻き込まれていく不思議な夜の物語だ。
演出は劇団「柿喰う客」の代表で劇団全作品の脚本・演出を手掛けるほか、『フォーティンブラス』『半神』、舞台『黒子のバスケ』、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』など外部プロデュースの舞台でも活躍する気鋭の若手演出家・中屋敷法仁。五関は2019年の初主演舞台『奇子』、塚田は2017年 の『サクラパパオー』で中屋敷の演出作品に出演している。
<コメント>
■五関 晃一(田山ツトム 役)
僕が演じる田山ツトムは自分に自信がなく臆病な男ですが、やる時はやる強い心も持っています。そのことにツトム自身も物語の中での出会いや経験で気付くのですが、そんな1つ1つの気付きや成長も丁寧に演じていきたいです。また、メンバーの塚ちゃんとはこういう形で同じ作品、舞台に立つのは初めてなので楽しみです。
いつもと違う顔をしてるだろうし、お互い刺激を与えあって切磋琢磨できたらいいですね。そして中屋敷さんカンパニーの皆さんとより良い作品にし、大阪松竹座100周年を盛り上げたいと思います。
■塚田 僚一(田村十五 役)
大阪松竹座100周年おめでとうございます。KAT-TUNのコンサートを1日11回行ったり、舞台『ANOTHER』でゲスト出演したりJr.の頃の思い出が詰まった場所です。そんな松竹座で五関くんと一緒に主演をやらせていただけるのは本当に嬉しいです。中屋敷さんは初めての単独主演舞台の演出家さんで、今では親友です。五関くんも2回目という事でチームワークはバッチリです。
台本を頂いて読んだのですが、先の読めない展開で個性的なキャラクターのやり取りに笑ってばかりいました。この脚本に動きなどの演出がつくと思うと、とても面白い作品になる予感がします。今から楽しみです。
■横内謙介(作者)
私の代表作『夜曲』が、美しく緻密な中屋敷法仁さんの演出で、大阪松竹座の檜舞台で上演されますことを嬉しく思います。今回、寂しい放火魔青年ツトムと、放たれた業火によって甦る、古えの豪傑十五という真逆のキャラクターをA.B.C-Zの五関晃一さんと塚田僚一さんが演じて下さるのですが、お二人の感性とパワーがどのようにぶつかり合い、融合して、この物語に新たな命を吹き込んでくれるか、楽しみでなりません、ロマンなきこの時代に、時を超えて人の魂が出会い、結ばれる、忘れ難き一夜の夢が描き出されることを願います。
■中屋敷法仁(演出)
横内謙介さんの『夜曲』は、僕の演出家としての人生に大きく影響を与えた名作であります。壮大な物語の中に小さな祈りが、幻想的な美しさの中に人間の醜さが、胸はずむ冒険譚の中に人生の悲哀が込められています。五関晃一さんと塚田僚一さんという最強タッグをお迎えし、この劇世界に挑めますこと、演劇を愛する者として興奮するばかりです。放火魔ツトムがお客様の心に激しい炎を灯すことを期待しています。五関くん! 塚ちゃん! よろしくね!!
<公演情報>
『夜曲~ノクターン~』
2023年6月上演
会場:大阪松竹座
脚本:横内謙介
演出:中屋敷法仁
主演:五関晃一(A.B.C-Z)/塚田僚一(A.B.C-Z)
■チケット料金
1等席(1・2階席):12,000円
2等席(3階席):5,000円