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『天地創造』に秘められたハイドンの凄さを聴く

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ヨスコア 第一回演奏会 ハイドン「天地創造」

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古典派を代表する作曲家ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)は、同時代のスーパースター、モーツァルト(1756-1791)とベートーヴェン(1770-1827)のあまりにも眩い存在感によって、かなり割りを食っている印象だ。

両者共にハイドンから大きな影響を受けているだけに、その素晴らしさを改めて見直す必要がありそうだ。その絶好のチャンスが目前に迫った『天地創造』公演にありそうだ。

『四季』と並んで、ハイドンが遺したオラトリオの中でも最も名高い『天地創造』の公開初演は1799年。旧約聖書の「創世記」第一章と、ミルトンの「失楽園」を題材としたこの壮大な作品は、ハイドン自身の指揮によって大成功を収めたと伝えられる。

ウィーンでは今も新年恒例の演目として親しまれているこの作品が、日本においては演奏機会も多くなく、まだまだ知られざる名作のままなのは残念至極。今回の公演は、ハイドン再評価のためにもぜひ体験してほしい。

演奏は、世界最高峰の古楽演奏団体「オランダ・バッハ協会」の芸術監督を35年間に渡って勤めたヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮する気鋭の古楽演奏団体「レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ」に、日本を代表する歌手を揃えた魅力的な布陣だ。

そしてこの公演の中心にあるのが、「ヨス・ファン・フェルトホーフェン合唱団(ヨスコア)」。この団体が今後5年計画で宗教曲の名作を順次開催予定というのも楽しみだ。その第1回公演に選ばれたのがハイドンの『天地創造』だけに、聴き逃すことなかれ!

ヨス・ファン・フェルトホーフェン合唱団
ヨスコア 第一回演奏会 ハイドン「天地創造」
2月19日(日) 14時開演
東京オペラシティ コンサートホール

指揮:ヨス・ファン・フェルトホーフェン
ソプラノ:松井亜希
テノール:櫻田 亮
バリトン:与那城 敬
管弦楽:レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ
合唱:ヨス・ファン・フェルトホーフェン合唱団

https://www.joschor.com