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日本初! デザイン集団「ヘザウィック・スタジオ」の主要プロジェクトを一挙展示する展覧会開催

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ヘザウィック・スタジオ 《リトル・アイランド》 2021年 ニューヨーク 撮影:ティモシー・シェンク

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現在、世界が最も注目するデザイン集団のひとつ「ヘザウィック・スタジオ」。同スタジオの主要プロジェクトを紹介する初の大規模展が、3月17日(金)から6月4日(日)まで、森美術館の主催で開催される。会場となるのは、同館が所在する六本木ヒルズ森タワーの52Fにある東京シティビュー(屋内展望台)の天空の大空間だ。

斬新さと独創性、人間味あふれるデザインで知られる英国のデザイナー、トーマス・ヘザウィックがロンドンでスタジオを設立したのは、1994年のこと。以後、ニューヨークやシンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手がけ、現在も10ヵ国で30以上のプロジェクトが進行中だ。

モノやその土地の歴史を学び、多様な素材を研究し、伝統的なものづくりの技術に敬意を払いながら最新のエンジニアリングを駆使して空間を生み出すヘザウィック・スタジオ。その仕事の根底には、人々が集い、対話し、楽しめる空間をつくりたいという思いが常にあるという。

同展では、その彼らが試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現してきた主要プロジェクト28件を一挙に公開する。「ひとつになる」「みんなとつながる」「彫刻的空間を体感する」「都市空間で自然を感じる」「記憶を未来へつなげる」「遊ぶ、使う」という6つの視点からその多彩な仕事を見ていくことで、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探る試みとなる。

展望台の大空間を活かした展示も大きな見どころだ。50年ぶりにリニューアルしたロンドン市内の二階建てバスの原寸大模型(部分)が吹き抜け空間に展示されるほか、ヘザウィック・スタジオが日本の暖簾(のれん)や垂れ幕に着想を得て生み出したユニークな展示デザインが採用されている。さらに、遊び心あふれる回転椅子《スパン》に座って展望台からの景観を楽しめる空間も登場する。

都市と自然環境との関係性を見直す気運が高まるなか、ヘザウィック・スタジオのデザインは、未来に向けて豊かな示唆を与えてくれるに違いない。

<開催情報>
『ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築』

会期:2023年3月17日(金)~6月4日(日)
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
時間:10:00~22:00(最終入館は21:00まで) ※会期中無休
料金:平日一般2,000円、大高1,400円、4歳~中学800円、65歳以上1,700円/土日祝一般2,200円、大高1,500円、4歳~中学900円、65歳以上1,900円 ※事前予約制(日時指定券)を導入
公式サイト:
https://www.mori.art.museum

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