これぞWOWOWドラマの真骨頂！
WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season1』特集
「WOWOWのドラマはとにかくクオリティが高い」。ドラマ好き、映画好きにとってはもはや定説といってもいいこの評価をさらに強固なものにするに違いない大型シリーズ作品がいよいよ幕を開ける。
2021年には同社の30周年記念作品である『華麗なる一族』も手掛けた青木泰憲プロデューサーが、ヒットメーカーである脚本家・井上由美子と再び手を組み、オリジナル脚本ゆえに先の読めない物語を3Seesonにわたる連続シリーズとして創出。そこで描かれるのは、世の中を裏から操る“フィクサー”と、金や権力に群がる人間たちの緊迫感あふれるサスペンスだ。そしてもちろん、唐沢寿明をはじめとする豪華すぎるキャストが集結！
“目の肥えた大人のためのドラマ”とは本作のキャッチコピーのひとつだが、WOWOWがそこまで自信を持って世に送り出す入魂の一作。まさにWOWOWドラマの真骨頂となる傑作の誕生だ。
WOWOWドラマの真骨頂
大型ドラマ『フィクサー』の魅力
ヒットメーカー・井上由美子に
インタビュー！
ヒットメーカー・井上由美子にインタビュー！
「今だからこそ、“フィクサー”を主人公に」
国政、裁判、地方選挙……
Seasonが変わるごとに新たな設定に
── 『フィクサー』の企画はどのように作られていったんですか？
井上 フィクサーという存在には興味があって、ルポルタージュをよく読んだりしていたんです。ドラマで描くことができないかなと思うこともあったんですが、裏の存在なので主役となるとなかなか難しい。その中で今回、この企画の話をいただいて、新しいチャレンジとしても面白いかなと思いました。
あと、Seasonを重ねていく作品にしたいということだったので、舞台を変えられる話にしたかったんです。その点、フィクサーの活躍の場は政界の裏がベースにはなるけれど、彼が介入していくことでさまざまな世界を描いていける。Seasonが変わるごとに新たな設定のドラマが見られる贅沢さを目指しました。
5話で1Season。Season1は暗殺を題材に国政を、2は冤罪をテーマに裁判を、3は誘拐を入口に地方選挙を全15話の連続ドラマとして組み立てました。同じような展開にならないように、飽きられないように、プロデューサーや演出とアイデアを出し合いながら台本を作っています。刑事や医者が主人公の定番ドラマではない分、苦労もありますが、そこを新鮮に感じていただければ嬉しいですね。
── フィクサーという主人公像は、ドラマとしては異例ですよね。
井上 過去のドラマを調べてみても、フィクサーを主人公に扱った作品はないんですよね。それだけ書きにくい存在で、一歩間違えると嘘くさくなってしまう。ちょっとしたリアリティを吹き込みつつ、それに縛られないエンタメをやりたいなと思いました。
現実の政治の現場においても裏側で誰かが暗躍しているんじゃないかという思わせることがありますが、この時代、視聴者の皆さんもドラマの表面だけを見ているわけではないんですよね。裏側にどんな製作風景があるのか、役者さんがどんな方たちなのかというところにまで興味を持たれて楽しまれている。そんな今だからこそ、フィクサーを主役にできるかなとも思いました。
感情を全部説明しきらなくても
描写で想像してもらうことができる
── 主演の唐沢寿明さんとは、『白い巨塔』（CX／03～04年）、『メイドインジャパン』（NHK／13年）、『ハラスメントゲーム』（TX／18年 ※20年に単発スペシャル版）でも組まれていて、『フィクサー』が4度目のタッグとなります。
井上 唐沢さんと今までやってきたドラマの主人公たちは目的や野望がはっきりしていたんです。言ってみれば、人間くさい人。唐沢さんご自身は非常に整った外見で、そんな唐沢さんが欲望にまみれた人間くさい行動をするっていうのが、ある種の面白さでもあったんですよね。
その中で今回は、あえて何を考えているのか読めないキャラクターをぶつけました。今回はお話としてサスペンス、ミステリーの要素もありますが、これだけのキャストなので人物と人物のぶつかり合いもポイントで、たとえ筋が分からなくても“このシーンの唐沢さんと西田敏行さんのお芝居合戦がすごく面白い！”と入っていただけるかなと思います。
── WOWOWのドラマという点で何か特別意識されていることはありますか？
井上 地上波と何か大きな違いがあるわけではないですが、例えばWOWOWでは1話のここで書いたことが2話のここで分かるという映画的な書き方ができるというのがあるんですよね。
これまで地上波の連続ドラマは、全てではないですが、視聴者の方が理解しやすいストーリーで、登場人物に感情移入しやすい作りが多かったです。でも今の時代、そういう分かりやすいドラマだけが求められているわけではなくなってきました。WOWOWの他のドラマを観ていても、分からないということも含めて楽しめるドラマになっているんですよね。
視聴者の方の目も肥えているので、感情を全部説明しきらなくても描写で想像していただくことができて、いろいろな仕掛けも入れられる。時代としても新しいドラマを作っていく流れになっているタイミングの中で、WOWOWでこうした挑戦ができて、とても光栄に思っています。
PRESENT
『フィクサー』特製クリアファイルを10名様にプレゼント！
唐沢寿明演じる設楽拳一が不敵に笑う＆Season1の豪華キャストが集結したビジュアルが施された『フィクサー』の特製クリアファイルを10名様にプレゼントいたします。応募詳細は特典ページをご覧ください。
WOWOWドラマの真骨頂
大型ドラマ『フィクサー』の魅力
ヒットメーカー・井上由美子に
インタビュー！
WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season1』
Season1：4月23日(日)午後10時 放送・配信＜全5話＞
第1話無料放送【WOWOWプライム】【WOWOW 4K】
無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】
出演：唐沢寿明
藤木直人、町田啓太、小泉孝太郎、要潤、吉川愛、斉藤由貴
駿河太郎／西田敏行（特別出演）／永島敏行、富田靖子、陣内孝則、内田由紀、小林薫
脚本：井上由美子
企画・プロデュース：青木泰憲
監督：西浦正記
音楽：得田真裕
プロデューサー：村松亜樹 髙田良平 黒沢淳
制作協力：リオネス
公式HP：https://www.wowow.co.jp/drama/original/fixer1/
番組公式Twitterもチェック！→@fixer_wowow
Text：渡辺水央
