真打昇進の立川こはる改め小春志の披露公演開催『落語立川流創設40周年 立川流落語会』
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『落語立川流創設40周年 立川流落語会』ビジュアル
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。
【水先案内人 山本益博のおススメ】
5月5日に立川談春門下の「こはる」が「小春志(こしゅんじ)」と名を改めて真打に昇進した、その披露公演。初代国立演芸場さよなら公演特別企画公演でもある。
いまから7年ほど前まで、神楽坂の赤城神社で「はじめての落語」という落語会を開いていた。春風亭小朝師匠はじめ柳家権太楼、柳家花緑、桃月庵白酒、春風亭一之輔など各師匠にご出演いただき、開口一番のあと、初めて生の落語を聴かれるお客様の目線で、師匠方とトークし、そのあと一席高座を務めていただいた。境内での小さな落語会にも関わらず、毎回大勢のお客様がいらしてくださった。
この小さな落語会で開口一番を務めてくれた一人が、立川こはるさんだった。ほかに、神田松之丞さんもなんども出ていただいた。こはるの高座は、口調からして「女」をあまり感じさせない。人物を巧みに描き分け、噺の運びも淀みなく、将来が楽しみに思えていた。そのこはるが、5月5日に真打に昇進した。まことにめでたい。
披露公演には、師匠談春はじめ、談四楼、龍志など師匠連が並んで「口上」がある。
<公演情報>
5月特別企画公演『落語立川流創設40周年 立川流落語会』
5月26日(金)~5月28日(日) 国立演芸場
公式サイト:
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/engei/2023/5177.html