チェンバロの魅力に触れるチャンス到来「第2回 チェンバロを弾いてみよう!」
クラシック
ニュース
フォトギャラリー(2件)
すべて見る“チェンバロがどんな楽器なのかを、ひとりでも多くの人に伝えたい!”という想いの下にスタートしたイベント「チェンバロを弾いてみよう!」が、第2回目の開催を迎える。
日本を代表するチェンバリスト曽根麻矢子と、彼女の後輩チェンバリスト植山けい&辻文栄の3人が立ち上げたこの企画。昨年11月に開催された第1回においては、わかりやすいチェンバロの説明と体験会やマスタークラス、そして講師との懇親会といった盛りだくさんの内容に、多くのファンが詰めかけたことが印象的だ。
「“クリスマスプレゼントにチェンバロが欲しい”と、子供に言われて困ってます(笑)」「チェンバロとの距離が縮まりました、ありがとうございます」などなど、アンケート結果も上々。同じ鍵盤楽器といえども、ピアノとは一味違うチェンバロの魅力を、多くの人々に知ってもらえる有意義な時間となったことを喜びたい。
さて、第2回目となる今回の施策や如何に。講師3人の想いを聞いてみた。
「お子様が、初めてチェンバロの音を出すという、その瞬間を共有できるのはとてもハッピーです。このイベントを通じて、さらに多くの子供達にこの体験をしてもらいたいと思います。さらには、大人の方々が、初めてのチェンバロ体験にたいへん驚かれていたことも印象的です。出会いのきっかけは貴重ですね。2回目もより多くの皆様の出会いの扉を開きたいと思います」(曽根麻矢子)
「大人も子供も「チェンバロを弾いてみたい!」という気持ちで集った第1回目は、参加者のキラキラした表情に、私達講師陣が励まされました。今回も「チェンバロの周りに集まって、そして音を出してみよう!」のコンセプトはそのままに、チェンバロの様々な表情をお伝えできるような新コーナーを考えました。初めてご参加の方も、1回目に続いてご参加下さる方も楽しめる「第2回 チェンバロを弾いてみよう!」。私達と一緒に、チェンバロの魅力を味わいましょう」(辻 文栄)
「チェンバロを囲んで舞台に集まった子供たちはとても楽しげです。その子供達が、メヌエットやインヴェンションなどを思いのままに弾く姿には、思わず笑みがこぼれます。そして、音楽を愛する大人の方々にチェンバロをご紹介できたことは、何よりも光栄なことでした。公開レッスンにおいては、ピアノとチェンバロの一番の違いである、タッチの細やかな感覚について丁寧に伝えられ、コンサートでは知ることのできない演奏の秘訣について、参加者が興味深く聞かれていたことも印象的です。第2回目も、バロック時代の作曲家が聴いていたであろう”繊細な音”を楽しんで頂きたいと思います」(植山けい)
というわけで、第2回目の盛り上がりも大いに期待できそうだ。「早い時期にチェンバロに触れられたら、どれほど豊かな音楽の世界が開花することでしょう。どうかたくさんの方にチェンバロとの素敵な出会いがありますように」という曽根麻矢子のメッセージが心に響く。チェンバロの魅力に触れるチャンス到来!
「第2回 チェンバロを弾いてみよう!」
5月27日(土)
霞町音楽堂(東京都港区西麻布4-2-6 B1)
【第1部】演奏 & ご案内:辻 文栄、植山けい
13:00 子供チェンバロ体験会
対象:小中高校生
チェンバロの生演奏、紹介、試奏
(希望者はお1人様3分、10名限定)
13:45 やさしい 通奏低音講座
どうやって数字を読んでチェンバロで伴奏するの?
対象:希望者全員
14:30 大人のチェンバロ体験会
チェンバロの生演奏、紹介、試奏
(希望者はお1人様3分、10名限定)
【第2部】講師:曽根 麻矢子
15:30 チェンバロ公開レッスン
受講曲 5分以内のバッハの曲
1レッスン25分:受講料5,000円
【第3部】
16:30 懇親会
曽根麻矢子門下生による生演奏あり
https://ongakudo.tokyo/2023/01/09/cembalo2/
フォトギャラリー(2件)
すべて見る