ONE N’ ONLY 2ndアルバム『Departure』インタビュー「グループとして大きくなりたいという気持ちが強くなった」
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ONE N’ ONLY 撮影:友野雄
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節目となるデビュー5周年を迎えるダンス&ボーカルユニットONE N’ ONLY(ワンエンオンリ―)が5月17日に2ndアルバム『Departure』をリリース!
TikTokフォロワー数日本人男性音楽グループではNo.1のフォロワー数580万を誇り、4月には初となるラテンアメリカツアーを成功させたばかり。そんな彼らが届ける「出発、挑戦、新たな始まり」を意味するアルバム『Departure』は一体どのような作品なのか。
アルバムの魅力のほか、ワンエンならではの「旅」のエピソードを聞いた。
このアルバムを新たなスタートに
――「出発、挑戦、新たな始まり」という意味がある『Departure』。今回のアルバムのコンセプトを教えていただけますか。
HAYATO 5周年という大きな節目なので、みんなで話し合ってホールツアーのタイトルとアルバムのタイトルを考えていたんですけど、提案する単語は近い意味のものが多くて、みんな思っていることは一緒なんだな、と感じましたね。
前回のツアーのタイトルが『UNITE』、「団結」という意味なんですけど、団結してそのあとどうしようかな、と考えたときに「Departureがいいんじゃない?」って。NAOYAくんがたどり着いた単語だったんですけど、この5周年を新たなスタートとして次のゴールにしっかり向かっていこう、という意味が込められています。
――ONE N’ ONLYのJK-POPスタイルというものがあると思うんですが、収録曲のチョイスはどのようにされたんでしょう?
HAYATO 去年は配信シングルでいろんな色を出してきた1年だったんですけど、今年のアルバムの1発目はワンエンっぽい、力強くて本来のワンエンの魅力が詰まった曲にしたいな、という話をしていました。表題曲の『Departure』は特に。
いつも楽曲を制作してくださるJUNEさんともお話をして、やっぱりヒップホップサウンドがいいな、というのもあって。あとはイギリスのほうで流行ったUKドリルとか。南米にも支持をいただいてラテン調の楽曲も多くなってきたんですけど、ラテンとドリルのリズムがマッチするという話になって、ベースのトラックのイメージが決まった形です。力強くて迫力があるんですけど、オーケストラっぽくも感じたり、5周年の節目の曲なので、壮大な世界観ということもお話させていただきました。
こだわりの楽曲の中でメンバーの推し曲は?
――それぞれの推し曲について教えていただけますか。
TETTA なんでもいいんですよね。じゃあ、これでしょ。『Reflection』!
EIKU そこいったか~!
TETTA 推しポイントでしょ!? 言ってかないと!
――すごくかっこいい楽曲になっていますよね。
TETTA ありがとうございます! 今回、僕とEIKUで作詞をやらせていただいて。初めてちゃんと詞を書いたんですけど、めちゃくちゃこだわりも入れています。ちょうど今の自分たちを照らし合わせて書いていて……今、もがいている自分と、将来の夢にあふれて、可能性のある将来を掴みに行く、ということを表現したくて書きました。
――作詞の時点で大変だったことはありますか?
TETTA 音はできていたので、そこに歌詞を当てはめるんですけど、自分が表現したい言葉の字数が合わないと、別の近い言葉を持ってこなきゃいけない、というのには苦戦しましたね。でも、2人でやっていく中で音にはまったときは超気持ちよくて!
HAYATO いいねぇ~。
TETTA はまったときはハイタッチしていましたね。
――おふたりで相談しながら作っていったんですか?
EIKU 基盤は僕がバーッと書いて、TETTAもいろんなキーワードを送ってくれたので、そこから2人の歌詞を合わせて考えました。それをJUNEさんに送ってアドバイスをいただいてから、集まって譜割りを合わせたりしましたね。
TETTA 歌詞を書く前にもJUNEさんと会議があって、僕らが書いた歌詞をJUNEさんにお渡ししてそれをJUNEさんなりに変えていただくのもいいんですけど、それだとクリエイティブじゃないっていうことで、今回、歌詞を全部頼むよ、って言ってくださったんです。
レコ―ディングでも試行錯誤して、変更があったりもしたんですけど、やっていて楽しかったし、もっとやりたいな、という欲が出てきました。
――じゃあ、今後も。
TETTA 絶対やりたいです!
あと、Dメロの「決して離れることはない 色を変えても~」の部分はSWAGに宛てて書きました。南米ツアーもあって、海外に行ったりもしているんですけど、どんなところに行っても、絶対にSWAGからは離れないし、遠ざかることはないという思いは絶対に入れたいな、と思って。
――確かにファンの方が不安になるところでもありますよね。
TETTA 実際にTikTokだったりコメントでいただいたりしているので、そういう不安要素を取り除きたいなって。ちゃんと僕らも言葉にして言わないとわからないと思うので、歌詞に入れて伝えました。
HAYATO いいね。
KENSHIN うん、いい!
――EIKUさんも推しは『Reflection』になりますか。
EIKU やっぱりそうなりますよね(笑)。今回のアルバムはいろんな楽曲がありますけど、特にこの『Reflection』は思い入れがある楽曲です。
曲作りをするとなったときに、JUNEさんの家にギターを持って行って音の段階から一緒に作ったりしましたし。歌詞も「反射」という意味なんですけど、僕がイメージしたのは普段、レッスン場で見ている鏡。うまくいかないこともあって、もちろん愚痴を言うこともあって、気づかないままに時が過ぎていく。けど今は過去を見ないで、今を見て走り続けていくよ、という意味で歌詞を作りました。今のワンエンを歌詞で表現している曲になっているな、という思いはあります。
――続いて、REIさんはいかがですか。
REI 今回はHIPHOPベースが多いかな、という印象で。僕は結構『Call me』が個人的に好きな曲調ですね。サビを歌っているんですけど後ろにノるのが難しくて。なんかどうしてもちょっとリズムが速くなって、ゆったりとしたふうに聴こえなくなってしまう。かと言って後ろに倒すだけだとのっぺりとしちゃって、そこは少し難しかったですね。
『Last Forever』は結構ハウスに近いような曲調で、それがまた良かったですね。今回はいろいろなわかりやすいジャンルの楽曲があって、それが新たなONE N’ ONLY という感じがするんじゃないかな、と思います。
NAOYA 僕は『10,000 miles』がアルバムの中では好きなジャンルというか、刺さるというか。この曲は日本とブラジルの距離を現していて、その時点でまず僕たちだからこそ歌える曲なのかな、と思いますし、プライベートでも普通に聴きたい曲なんですよね。ドライブしながら流していたんですけど、友達にもめっちゃいいね、って言ってもらえて。5年前の自分たちじゃ歌えなかったような曲ですし、ボーカルたちの成長もすごく感じられます。単純にめちゃくちゃいい曲だな、って思います。
あとはコロナ禍になって始めたTikTokで、ブラジルの方、海外の方とつながってワールドワイドな形になってきているのが感じられる1曲でもあるので好きですね。あと全編英詞っていうのも。
KENSHIN うーん、僕はいっぱいあるんですけど……。
TETTA ダメだよ、1曲だよ。
KENSHIN (笑)。でも、『Set a Fire』が好きですね。なんか面白いんですよ、この曲。
TETTA 中毒性があるよね。
KENSHIN 他の収録曲はメッセージ性だったり、意味がある曲が多いんですけど、いい意味でトンチキソング。ライブでバカ騒ぎできる。こういう曲ってめっちゃ大事じゃないですか。絶対に盛り上がるし、他が攻撃的だったり、メッセージ性が強いからこそ、ここで1回ライトな気持ちで聴けるんじゃないかな、と思います。自然と笑顔になれるというか。ライブでは絶対化けると思います。声出しも解禁になったので、楽しいライブを作るには持ってこいの楽曲が出来上がったんじゃないかなと思いますね。
――KENSHINさんの声もすごく印象的に聴こえる楽曲ですよね。
TETTA めっちゃ印象的!
KENSHIN 確かに。ちょっとポルトガル語にも挑戦させていただいて。
あと、いい意味で抜け感がある感じで。
TETTA パーティーしてる感じ。
KENSHIN そう! パーティーですね。色眼鏡をつけたりして。
TETTA カッコつけて歌うような曲じゃないんですよ。楽しく歌う感じ。レコ―ディングでカッコつけて歌ったら「カッコつけないで、楽しく笑顔で歌って」って言われました。
――「カッコつけないで」と言われるのはなかなかないですよね。
TETTA 珍しいです。ワンエン、いつもカッコつけて歌ってるんで。
KENSHIN 確かに(笑)。
HAYATO ライブ楽しそうだよね。
TETTA 絶対に楽しい。盛り上がる。
――最後、HAYATOさんはいかがですか?
HAYATO 1曲選ぶなら、『CIRCLE』ですね。これは初めてラップチーム3人だけの楽曲で今までなかったパターンです。
TETTA 記念です。
KENSHIN 3人のね。
HAYATO 記念って言ったらあれだけど(笑)。
EIKU 一度きりの……。
HAYATO おぉぃ!(笑)
でもこういうのをやってみたかったんです。結構ラップっぽい曲というか、完全にループのトラックだし、トラックもHIP HOPっぽくて。歌詞の内容は攻め攻めというよりは、ちょっと切ない雰囲気もあったり。自分たちの現状と、なりたいこれからの自分たちをそれぞれの声で表現しています。他の楽曲だとラップパート入れ替わりが激しかったり、パートチェンジも早かったりするんですけど、今回はしっかり1人1人のラップの雰囲気を味わえるので、今までになかったんですよね。
――この楽曲がアルバムの1曲目に収録されているのも、アルバムへの期待感が高まりますね。
HAYATO そうですね。始まりがこの曲って、なかなか、ね。1曲目になったのも嬉しいですし、踏んでる韻も「おーっ!」となる部分が多いので、「こういうことを言ってるのかな」と想像して聴いてもらえるとより好きになってもらえるんじゃないかな、と思います。
――KENSHINさんとNAOYAさんは『CIRCLE』についてはいかかですか。
NAOYA この曲は、実は2年前ぐらいから出来ていて、歌詞にある「2023」も「2021」だったんですけど。やっとみんなのもとに届けられるという気持ちですし、思い入れもあります。だからこそ嬉しいですね。ライブでどんなふうにパフォーマンスするのかが楽しみですね。
KENSHIN ラップ3人の曲がすごく作りたかったので、嬉しいということと、この曲はやっぱり難しかったですね。歌い方も難しくて、試行錯誤したんですけど、僕たちの現状を映してたりするし、僕たちがこれから進む歩み方、いろんな意味が込められてて『CIRCLE』だな、と思います。僕もいろいろこだわって歌ったので、めちゃくちゃ聴いてほしいです。
あと、このアルバムではやっぱり『Departure』ですよ。表題曲なんで。
NAOYA 『Departure』は今までのワンエンの中で一番と言っていいぐらいの好きな曲です。ワンエンらしさもあるんですけど、『Category』とか『YOUNG BLOOD』、『Dark Knight』のこう……強く、激しいだけじゃなくて、激しい中にも、違う「激しい」の表現の仕方が全面に出てる楽曲だな、と思います。イントロから結構ゾクゾクするというか。
TETTA 余裕のある感じ。『YOUNG BLOOD』とかは前にガーッと出ていく感じですけど、こっちはちょっと引いてるイメージですね。
NAOYA だからこそ、アンコールとかパーンッと出てきたときに歌うとかもできるな、と思って。そういうことができるのがこの楽曲だなと思いますね。
――アルバム自体がライブでの可能性を広げるような。
NAOYA そうですね。
KENSHIN 今回はめっちゃ広がってると思います。
それぞれの旅の必需品は?
――『Departure』ということで、出発などにかけて旅行の話題を聞きたいな、と思いまして。旅行での必需品などお聞きできれば。(※取材はブラジルへ出発する前に行われました)
TETTA 僕は持ち運びの吸入器ですね。前回、ブラジルに行ったときにでっかい吸入器と、持ち運びの小さい吸入器を持って行ったんですよ。でも、でっかいのはボルト数が合わなくて、結局ちっちゃいのしか使えなかったんです。
HAYATO 使わなかったんだ(笑)。結構でかいよね。
TETTA そう、でかい! また新たにブラジル用に小さくてさらに良い吸入器を買ったので安心です。
NAOYA EIKUは荷物少ないよね。
EIKU 少ない。
TETTA パンツ1日分しか持ってこないじゃん。
EIKU 僕は今回のブラジル行きではお尻に敷く柔らかい布団を……。
TETTA 布団!?
NAOYA ハハハッ!
EIKU クッションだ、クッション(笑)を持っていきたいですね。
やっぱり約30時間座ってるとお尻が痛くなるんですよ。ネックピローを前回持って行ったんですけど、結局使わなくて。
TETTA 椅子の性能がよくて、ネックピローをつけると逆に邪魔になって、首が疲れちゃうんですよ。
EIKU 前回はそれを敷いてたんで、お尻に。
HAYATO お尻が痛くなるよね、ほんと。
EIKU ね!肉が少ないから、僕のお尻。
TETTA それは知らねえよ。
EIKU だから、必要かな、って。
HAYATO なるほどね。
REI 行ってみると、意外とそんなにいらないんですよね。
TETTA 裸で行けるタイプ?
REI 違う(笑)。
僕、日ごろ荷物多いほうなんですけど、使わないもののほうが多すぎて。機内でスリッパ履くって聞いたから、めっちゃスリッパ持っていったりとか。
HAYATO まじでいらなかった(笑)。
TETTA ぶっちゃけ30個ぐらい持っていってなかった?
REI 使い捨てのほうがいいから、いっぱい持っていったんですけど。
KENSHIN 配ってたもんね。
HAYATO 持っていきすぎだよ!(笑)
REI 結局、1個しか使わなくて。なんならその1個も裸足になるから使わないし。あと、いっぱい映画ダウンロードしといたほうがいいよ、って聞いてたんですけど、機内でwi-fi使ってたんで、いらないなー、と思って。いらないのばっかり持って行ってました。
HAYATO もう何もいらない! 手ぶらで!
REI 何もいらないっていうか、マネージャーさんが教えてくれたんですけど、意外と服も現地で買ったらいいって聞いたので、それでいいな、って。これを機にミニマリストになるのもありなのかもしれないです。
TETTA でも、持っていこうとしてるものあったじゃん。サトウのごはん。
REI サトウのごはんは持っていきます、絶対。
TETTA ホテル一緒だったんですけど、もうキャリーケースにサトウのごはん用のキャリーケース買うって言ってました(笑)。サトウキャリー。
HAYATO 何個買ってくんだよ!(笑)
――EIKUさんが荷物少なくて、多いのがREIさん?
REI 僕は多いほうだと思います。
TETTA REIは多いね。
――備えるタイプなんですね。
REI そうなんですよ、何かあったときのために。
自分のものじゃないと怖くなっちゃう。人のものをなるだけ使いたくない。
――それがメンバーのみなさんに役立ったり……。
REI 自分にしか役立ってないです(笑)。
KENSHIN でもスリッパは助かりましたね。飛行機に乗るときにもらいました。
NAOYA ブラジルに限らず、美容系のものは自分のものを持っていっています。備えつけのシャンプーとかは使わないですね。
――詰め替えたりして?
NAOYA ブラジルのときはボトルのまま持っていきましたね。
TETTA 困ったらここの部屋に行けば貸してくれるので、僕はもう持って行かないです。
HAYATO NAOYAくんと同じ部屋だったんですけど、何もいらないんだな、と思いました(笑)。
一同 (笑)。
HAYATO 手ぶらで行けばよかった。持ってく必要なかったわ。
TETTA 美容系のキャリーケース買うらしいから。
HAYATO メイクさんやん(笑)。
TETTA サトウのごはんとメイクさん。
REI (ごはんを)欲しいって言ってもあげないからね!?
HAYATO ありがたいメンバーがいっぱいいます。
――KENSHINさんはいかがですか?
KENSHIN 僕はなんだろ。スリッパはブラジルでめちゃくちゃ役立ったんですけど。ずっと乗ってるのでスリッパは大事ですね。あと、ブラジル暑いのでサンダルかな。
HAYATO 僕は……梅干しだけど、現地行ったらあるんですよ。味も変わらないし、なんなら日本からの輸入品もめっちゃあるから。最悪困らないな、と思ったんですけど、機内がきつい。でかい袋で干し梅を持っていったのに食べきっちゃいました。
NAOYA キャリーで持っていきなよ。
HAYATO キャリーだな、これは!
TETTA ブラジルに行くときは、それぞれの好きなジャンルを入れるキャリーを用意します!
TETTAのパッキングのコツ
――これまでで、メンバーの持ち物で驚いたものはありますか?
EIKU あれじゃない? 一時期、格闘技めっちゃハマってて、ミット。
KENSHIN あー!
TETTA 持ってきてた! ボクシンググローブとミット。EIKUにミットを持たせてずっと。でも、でも! 僕ら映画『バトルキング!!』でアクションをやったのでそれが生きたんですよ!
HAYATO たまたまだよ!(笑)
TETTA アクションの先生に「パンチうまいね、ボクシングやってたでしょ」って言われましたもん。伏線回収!
HAYATO TETTAはそのときに一番ハマッてる変なもの持ってくるよね。
TETTA 確かに。前は、「PAO」っていう口を筋トレするやつを新幹線でやってました。
REI 僕、そのとき隣の席だったんですけど、僕のほうを見ながらやるんですよ。そしたらその横の3列シートの親子に「うわぁ」って顔されて……。何あの子、みたいな。
TETTA ハマるとやりたくなっちゃう、持っていきたくなっちゃうんですよ。
でも、あれは効いてましたね。そこに美顔ローラーをぶち込んでました。顎が疲れたあとの美顔ローラーが効きます。
HAYATO やってたなあ。
TETTA 追い込みまくっていました。
KENSHIN あと、ぬいぐるみも入れてたよね?
TETTA スタッフさんからもらったドナルドダックをずっと抱きかかえて寝てたので、持っていってました。
HAYATO かさばる(笑)。
EIKU 今は何も持っていってない?
TETTA 大人になったので、吸入器だけを。
HAYATO 吸入器がでかいんだよね。それをキャリーに入れたらだいたい埋まりそう。
EIKU キャリーの半分が埋まってる。
TETTA でもREIも同じのを買って。
REI だから、キャリーで行ってるんですよ。
NAOYA あとは持ち物というか、EIKUの荷物の少なさに驚くんですよね。2泊するのにも、三角形のちっちゃいバッグに丸めて入れて。
HAYATO あのサイズにTシャツ入ってすごくない?
(※手のひら大程度)
TETTA パンツとか握力で小さくして入れてるよね。
REI 圧縮袋を買えばいいじゃん。
TETTA いいじゃん。バックが好きなんでしょ?
EIKU バックが好きで、あのバックが使いたいっていうのがある。
HAYATO もう一個持ってけよ。
EIKU バックを2個持つ、っていうのが嫌なんですよ。2泊までだったら、全然いけますね。
HAYATO EIKUはキャリーの想像つかないもん。
TETTA キャリー顔じゃないもん。
一同 キャリー顔???
HAYATO ああ、REIくんはキャリー顔なんだよね。
REI なんだよ、キャリー顔って!
――EIKUさんは小さいバッグにパンツとTシャツと……。
EIKU 薬とかも入ってます。
HAYATO あのなかに!?まじ?
EIKU ギュッとやって入れてます。
みんな荷物が多いので逆にびっくりします。そんな持っていく必要ある?って。
TETTA 俺らは圧縮が足りてなかっただけか。吸入器でだいたい占めるから……。
――TETTAさんはパッキングのコツとかあるんですか? 吸入器があったりして大変そうですけど。
TETTA あります、あります。パッキングは……
REI あいつ一番下手くそだぞ、パッキング。
TETTA 僕、実家なんですけど、パッキングはやっぱり「お母さん」って呼んで、一緒にやってもらう。
HAYATO やってもらってるのかよ(笑)。
TETTA お母さんうまいんで。
――帰りはどうするんですか。
TETTA 帰りはもうあるがままに詰めて、「あれ、なんで行き余裕だったのに、帰りこんなパンパンなの!?」ってなります。お母さんの力がすごいです(笑)。
ワンエンで旅行に行くとしたら?
――ツアーでいろんな場所に行かれると思いますけど、6人で旅行に行くとしたら、どこに行きたいですか?
EIKU えー、どこだろ。
TETTA 僕はスペイン、バルセロナに行きたいですね。サグラダ・ファミリアが見たいです! 2026年に完成するらしいので。そこでインスタライブしたいです。
HAYATO 人だらけだよ。
REI 逆に落ち着くようなところに行ってもいいかな、と思いますけどね。だいぶアクティブだったんで、スペインって言ってましたけど、ギリシャとか。あのあたりも造形物が綺麗じゃないですか。
HAYATO いいね、神殿見に行こ!
REI 見て楽しむのはいいかな、と。世界遺産を見に行ったりとかね。
HAYATO エジプト行こ、エジプト。
TETTA 行きたい!
REI ほんと一回行きたいんですよね。なんかクフ王のピラミッドが……。
HAYATO そう、またなんか発見されたよね。
――未知の空間が見つかったんでしたっけ。
REI そういうのもね、今じゃないと見られないですし、壊れちゃうんですよね。いまは壊さないために機械を使ってて。
TETTA すごいね。絶対行きたい。
――国内だと、どうですか?
TETTA ツアーでは結構いってるよね。
HAYATO でも主要都市しか行ったことなくない?
KENSHIN 沖縄行きたいですね。ワンエンで行ったことがなくて。
TETTA 確かに。
KENSHIN プライベートでも行ったことがないんで。
TETTA じゃあ行きたいよね。行こうよ! あと、四国とかないんじゃない? ワンエンで。
HAYATO 旅行でもあんまりないかも。
NAOYA 道後温泉行きたいですね。この間、友達と四国行ったんですけど。
TETTA ワンエン置いて行ったんですか!
HAYATO 置いていきやがって!(笑)
NAOYA (笑)。香川と高知と徳島までは行けたんですけど、時間的に愛媛はいけなかったんで道後温泉行きたいなー、って。
――旅行に行くとしたら何か役割分担とかあるんですか?
HAYATO 車で行ける圏内だったら大体運転組が3人いるんで。
まあ、僕は後部座席担当です。
TETTA 寝るっていう役割果たしてるもんね。いびきうるさいから、あの音でみんなね。
HAYATO あっ、いびき担当? 迷惑じゃねぇか!
TETTA どんな音楽をかけるよりも、居眠り防止になるから。
――HAYATOさんは免許を取る予定はあるんですか? 去年もそういった話がインタビューで出ていましたが。
HAYATO どっか行っちゃいましたね。
TETTA 頑なに取るって言ってたけど。
HAYATO Departureしちゃった。どっか行っちゃった。
一同 (笑)。
TETTA 毎回Departureしてんじゃん。
HAYATO 予定がDepartureしちゃって(笑)。
REI Departureの使い方が違ってきてるのよ(笑)
KENSHIN いや、このスケジュールの中で免許取りに行ってほしいね。
HAYATO ちょっと落ち着いたらですね。今は無理かな。
車担当がいて、NAOYAくんが割とご飯とかの道案内結構してくれるけど、そこはちょっとね……。
TETTA 道案内してくれるけど方向音痴っていう。
HAYATO 本当にやばいよね。
EIKU やばい。
TETTA でも、道案内をするときの仕切り方はめっちゃ頼りがいある仕切り方。
HAYATO 頼りがいあるよね!
TETTA だから俺らは信じて何も見ずになおくんについていくんですけど、気づいたら、ここどこ!?みたいな。
一同 (笑)。
HAYATO 最初の仕切り方で方向音痴なことを忘れちゃうんですよ。そうだ、ついていけばいいんだ、って俺らも信じてついていっちゃう。
TETTA それで途中で、「あれっ!?こいつ方向音痴だった!」って気がつく(笑)。
NAOYA そういうときって、本当に変な自信があって。1回行ったことあるような場所は、覚えてるな、と思って地図も見ないで行くんですよ。この前は代々木公園を一周しました。
TETTA 代々木公園一周したし、しかも行きたいお店があるからって言うからついて行ったのに、なくて。なんのために来たんだって。
NAOYA 調べればいいんですけどね。調べないで行くんで。
HAYATO 名古屋とかやばかったよね。2時間ぐらいは歩いたよね。
NAOYA あれは住所が間違えてたから! 調べたから!
TETTA いや、あれは彼です。
――真相はどっちなんでしょうか(笑)。
HAYATO 散歩しようってなって……温泉行ったんだっけ。
NAOYA 温泉行って、歩いて帰ろうってなって、ホテルの住所を調べたんですけど、その住所が違ったんだよね。
HAYATO それもNAOYAくんについていったら、2時間ぐらい。
NAOYA でも、今はこんなこと言ってるじゃないですか。絶対についてくるんですよ。
HAYATO 行け行けーって。
NAOYA 「あれ?」って言わないし。
EIKU 「大丈夫?」って聞くけど、大丈夫って言うから。
HAYATO 話してると盛り上がっちゃうしね。
より強くなった「グループとして大きくなりたい」という思い
――さて、5周年ということでいろんな企画が進行中ですが、それぞれ個人ではこの5年で変わったな、ということはありますか?
EIKU 一番変わったのは、ダンスですかね。今、ワンエンの振り付けをたくさんしてくださってるミカエウさんと出会ってから、変わりましたね。もちろん今まではHAYATO中心にやってた部分はあったんですけど、そこから自分の今のダンススタイルを確立したな、ということを感じたのが一番ですかね。
TETTA それでいうと、僕は歌が変わった感じがします。最初のころは正直、結構自己流に歌っちゃっている部分があって。だからその日、一発目に声が出るのか不安もあったんですけど、今ボイストレーナーさんと一緒にボイトレやったり、あとはいろんな音楽をより一層聴くようになって、自分の中で感じるものも増えましたし。技術面だったり、細かい発声だったりとか、そういうのも少しずつわかってきて、最近は結構のびのびと歌えてる気はしています。
――確かに大きな変化がありそうな。
TETTA 常に自分の歌を録音して聴き比べをしてるんですけど、あんまり過去の自分とか見たくない。正直、最初のころ……いや、出したアルバムとか全部撮り直したい、もっとこういう歌い方でアプローチすればよかった、って思います。
KENSHIN 変わったところで言うと、いろいろ余裕が持てるようにはなりました。ワンエンが始まったときは、もっとこう、いろいろ追い詰められてたじゃないですけど、ダンスとかラップとかのスキルとかも全然だったんですよね。ライブのセトリを覚えたりとか、与えられたものをただこなす感じだったんですけど、そこに心の余裕も生まれて余白ができました。ダンスももっとこうすればとか、ラップもこういう歌い方をすればとか。
あとは、今SNSでどうやったらいろんな人にワンエンを知ってもらえるかをめちゃくちゃ考えるようになりました。自分やグループでどう発信すればいいかとかも考えて行動するようになりましたね。
HAYATO 特に変わったところでいうと、自分自身が制作の楽曲だったりとか、クリエイティブなところに参加できるようになってきたな、ということですね。より自分たちがやりたいこととか、自分たちのやりたい音楽とかを届けられるようになってる気がしているので伝わっていると嬉しいですね。
それは5年間ずっと同じチームでやってきて、信頼関係もできているからなのかな、と。。
あとは応援してくれるファンの方のありがたみも、5年前と比べるとより身に染みています。一つ一つのことが大切だということを感じる機会が本当に増えました。
REI 自分で発信する力じゃないですかね。SNSだったり、言葉を選ぶというよりは、本当に自分の思いをきちんと届けられるような力はすごくついてきたな、と思います。やっぱり闇雲に発信すればいいわけじゃないので。
あと、やっぱり毎日を考えてることが一番でかいかな。年間スパンで目標を立てる人はいると思うんですけど、例えば今週はこれをやるとか、今はこれをやるとか、小さい目標をちゃんとこなしていくことは、全部ではないですけど、自分の中である程度、できるところも増えてきたかな、と思います。
――年間で計画的に目標を立ててこなしている?
REI 今は年間、半年、3ヶ月、1ヶ月、1週間、3日でつけてます。そうするとズレが生じたときに、もう1回練り直しができるんですよ。だから1年間で見たときに達成できる目標というのも来年になって分かるし、どんどん自分を客観的に見れるようになるので。客観視しないとやっぱり本当の実力はつかないと思います。パフォーマンスに限らず、人としても。
NAOYA いい意味で、力を入れすぎなくなりました。力の入れ方がうまくなったかなと。あとは、5年前と比べたら、年もとって大人になったので、丸くなったじゃないですけど、怒ることもなくなりました。あんまり全部に全部注ぐみたいなスタンスじゃなくなりましたね。
――グループに対しての意識が変わった部分はありますか?
TETTA チームのまとまり方が僕の中で変わって。やっぱりグループが組まれたばかりの ときは、わりと「自分が、自分が」っていう、いい意味でも悪い意味でも自分中心に考えちゃってる部分があったんですよ。だけど5年間やっていく上でグループとして本当に売れたいし、グループとして大きくなっていきたいっていう思いが、この5年間でより強くなりました。やっぱりONE N’ ONLY ででかくなって、世界にも行きたいし、日本でも大きな会場でやりたい、という夢が圧倒的に強くなったな、というのはすごく感じますね。
それまでにみんなでいろんな失敗だったり経験を経て、話し合ったりもして。だからグループに対するそういう意識の部分は明らかに変わった感じはしますね。
――最後に5周年を経て、6周年に向けて走っていく中で楽しみにしていてほしいことを教えてください。
HAYATO 今、5周年プロジェクト「5 N’ 5」を展開しているんですけど、まだまだこのプロジェクトは続いていくので、それをさらに加速させるアルバムになったんじゃないかなというふうに思っています。これを引っ提げてのホールツアーをまず僕たちは成功させたいな、という気持ちで今、毎日リハをしたりして準備しているので、このツアーで存分にONE N’ ONLYを味わってほしいなと思います。
取材・文:ふくだりょうこ 撮影:友野雄
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