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モネの名作《サン=タドレスの断崖》などフランス印象派・新印象派の絵画を一堂に『モネ、ルノワール 印象派の光』6月20日より開催

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クロード・モネ《サン=タドレスの断崖》1867年

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東京都港区白金台にある松岡美術館では、2023年6月20日(火)より『モネ、ルノワール 印象派の光』を開催する。同館が所蔵するフランス印象派と新印象派のコレクションを、長期休館もはさんだ2017年以来初めて、6年ぶりに一挙公開する展覧会だ。

1975(昭和50)年に設立された松岡美術館は、実業家、松岡清次郎が収集した美術品を公開する私設美術館。同館が所蔵する西洋画のコレクションは、清次郎が東洋陶磁収集のため欧米のオークションに参加するうちに興味を抱いて築き上げた。

「良いものは良い」というスタンスで、自らの審美眼を頼りに作品を蒐集しているため、印象派のコレクションにはモネ、ルノワール、ピサロのほか、あまり知られていないギヨマンが多数入っていたり、新印象派のコレクションでは肝心のスーラがなく、リュスやマルタンの作品が入っていたり、とかなり珍しい内容だが、体系的な美術史を無視したこのラインアップこそ、松岡コレクションの魅力といえるだろう。

同展でも、印象派前夜のモネの貴重な作品《サン=タドレスの断崖》(1867年)や、サロンで成功をおさめ、肖像画家として人気を博した頃のルノワールの《リュシアン・ドーデの肖像》(1879年、8月15日より展示)など、かえってアート・ファンの心をくすぐるような、興味深い作品が紹介される。

同時開催の『江戸の陶磁器 古伊万里展』は、かつてヨーロッパの城館を飾った壺や皿など、古伊万里の豪華絢爛な大型作品に加え、口径が6㎝にも満たない可憐なティーカップや、掌サイズの小さなティーポットなど愛らしい磁器も紹介。

また通年企画の『古代オリエント 創造の源』では、館所蔵の中でも最も古いトルコの《横たわる女人像》など、その後の芸術家たちに連綿と受け継がれてきた創造の原型を展観する。

<開催情報>
『モネ、ルノワール 印象派の光』

会期:2023年6月20日(火)〜10月9日(月)
会場:松岡美術館
時間:10:00〜17:00、第1金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合翌平日休)
料金:一般1,200 円、25歳以下500 円 ※高校生以下無料
※『江戸の陶磁器 古伊万里展』も同時開催
公式サイト:
https://www.matsuoka-museum.jp

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