ウェス・アンダーソンならではのこだわりがいっぱい! 映画『アステロイド・シティ』スチール写真が公開
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映画『アステロイド・シティ』 (C)2022 Pop. 87 Productions LLC
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『アステロイド・シティ』は、『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』などで知られるウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作。キャストには、ウェス監督作品ではおなじみのジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなどが名を連ねている。
このたび公開されたのは、“ウェス・アンダーソンすぎる”こだわりがぎゅっと詰まったスチール写真。1枚目は、ティルダ演じるヒッケンルーパー博士の天体観測所の内部をとらえたもの。研究員たちが座る椅子は神経質なまでに整然と並べられ、窓の配置も完璧なシンメトリー。ウェス監督らしい構図のスチールには、白衣を着た研究員に加え、ジュニア宇宙科学大会で科学賞の栄誉に輝いた5人の子どもたちとその家族たちの姿も見られる。

そしてもう1枚は、ジェイソン演じるオーギー・スティーンベックと、スカーレット演じるミッジ・キャンベルがモーテルの窓際で見つめ合う1枚。向かい合わせに建つモーテルの壁や窓の上にかかるサンシェードが、奥にそびえたつ山を中心にシンメトリーに配置されている。
このモーテルや山のセットにもウェス監督のこだわりが詰まっている。アステロイド・シティに登場するダイナーやガレージ、そしてこのモーテルは本物の建物として建てられ、セット自体が小さな街として機能するように造られた。そして街を包囲するように砂漠のセットが続く。山も巨石も小さな岩々もすべて造られたもので、CG用のグリーンスクリーンがほぼ使われていないという。

ウェス監督は「キャストのためにどのようなセットを用意できるかがひとつの決定的な要素となる」と語る。「本物の空間を作るのは手が掛かりますが、やる価値はあります。“グリーンスクリーンをバックに撮影すれば良かった”と思ったことはないし、そもそもその選択肢が頭をよぎらないです。フィルムで撮っているし、撮影手法は現代よりも1930年代のそれに近いのかもしれません」とコメントしている。
<作品情報>
映画『アステロイド・シティ』
9月1日(金) 公開

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公式サイト:
https://asteroidcity-movie.com/
Twitter:
https://twitter.com/asteroidcity_jp
Instagram:
https://www.instagram.com/asteroidcity_jp/
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