大河ドラマのテーマは、作曲家たちの傑作揃い!
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人気指揮者、下野竜也による「音楽の魅力再発見プロジェクト」、10回目のテーマは「大河ドラマ」だ。
オーケストラ付きレクチャーというこの企画は贅沢の極み。下野の説明や発言が、その場で音楽によって表現されるのだからたまらない。これはまさに理想のレクチャーコンサートと言えそうだ。その第10回目となる今回のテーマには興味津々。なにしろ日本の国民的人気番組たる「大河ドラマ」がテーマとなれば、クラシックファンならずとも「この曲知っている!」の世界観。
しかも歴代のテーマ音楽作曲家たちは、その時代を代表する作曲家たちだけに、その顔ぶれは、一覧表を眺めただけで圧倒される物凄さだ。過去の履歴を振り返ってみれば、第1回『花の生涯』の冨田勲を筆頭に、第2回『赤穂浪士』芥川也寸志、第4回『源義経』武満徹、第14回『風と雲と虹と』山本直純、第29回『太平記』三枝成彰など多士済々。第42回の『宮本武蔵』には、エンニオ・モリコーネまで登場するのだから凄まじい。1963年から1923年までの62作は、まさに、現代作曲家たちの品評会と言っても過言ではないほどの充実ぶりだ。
さてさて、今回のプロジェクトでは、この中の何を取り上げて何を語るのか、マエストロ下野のトークにも興味津々。最新作『どうする家康』ではないけれど、どうするどうすると迷う前にコンサート会場にGO! そこにはきっと、懐かしさと素晴らしさに満ちた大河ドラマの時間が待っているに違いない。
下野竜也プレゼンツ!
音楽の魅力発見プロジェクト 第10回
オーケストラ付きレクチャー
「大河ドラマのテーマ曲 徹底解剖!その2」
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2343286
8月11日(金・祝) 16時開演
すみだトリフォニーホール
https://www.njp.or.jp/concerts/230811
下野竜也(指揮)
広島交響楽団音楽総監督(2017年4月〜)、広島ウインドオーケストラ音楽監督(2011年1月〜)。
鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、2001年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。
国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、チェコ・フィル、シュトゥットガルト放送響、シリコンバレー響、バルセロナ響など国際舞台での活躍が目覚ましい。
これまでに読売日本交響楽団初代正指揮者、同首席客演指揮者、京都市交響楽団常任客演指揮者、同常任首席客演指揮者を歴任。
京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻教授、東京音楽大学吹奏楽アカデミー特任教授、東京藝術大学音楽学部指揮科非常勤講師として後進の指導にもあたる。
太鼓芸能集団「鼓童」ミュージックアドバイザー。
鹿児島市ふるさと大使。おじゃんせ霧島大使。