
今度は誘拐事件と都知事選! “黒幕”が日本を動かす!
WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season3』特集
今年4月に放送をスタートすると同時に大きな反響を呼んでいる『連続ドラマW フィクサー』がついにSeason3に突入する。
政治や経済、報道、福祉……私たちをとりまく社会には日々、様々な動きがあり、私たちはニュースでその様子を眺めてはふと思ったりしていないだろうか? 「本当は報道されていない“裏の物語”があるのでは?」 本作が描くのは、そんな社会の裏側で暗躍し、駆け引きを繰り広げる者たちの物語だ。政界や事件の裏で暗躍するフィクサー=設楽拳一を主人公に、先の読めないドラマと人間の“むき出し”の姿が描き出される。
そのクオリティの高さと、観始めると止まらなくなる物語運びは各所で高評価を集めており、Season1が日本民間放送連盟賞・番組部門(テレビドラマ番組)優秀に輝くなど快進撃を続けている。ついに訪れるSeason3は、これまでの物語がさらに加速し、視聴者の予測を凌駕する驚愕の展開が待っている。
WOWOW大型ドラマ
『フィクサー』Season3の見どころは?
『フィクサー』を操る男
西浦正記監督にインタビュー!
日本を動かす男、フィクサー=設楽拳一
Season1~2の“暗躍”を振り返る!

どこの世界にも物事には表と裏がある。本作は世の中を裏から操るフィクサー=黒幕である男、設楽拳一を主人公にした物語だ。Season1で彼は直前まで電話をしていた内閣総理大臣が交通事故に遭い、意識不明になったことを知る。拳一はこれが事故ではないと思い、真相解明のために動き始める。同時に、彼は副総理をはじめとする政治家たち、事件を追う若い記者・渡辺達哉らに近づき、彼らを手玉に取りながら着実に権力を手にしていく。
Season2は意外な幕開けだった。東京都知事の妻が何者かに襲われ、拳一がコンタクトをとっていた記者の達哉が無実にも関わらず逮捕・起訴されてしまう。検察官に追い込まれ、窮地に陥った達哉に救いの手を差し伸べたのはなんと拳一だった。冤罪事件に巻き込まれてしまった男の緊迫した法廷劇と、都知事の妻の襲撃事件の驚くべき真相が同時に解明されていく過程で、拳一はさらに深く政界に食い込んでいき、ついに日本を影で操る闇のフィクサー、本郷吾一と対決する。
■Season1~2の人間関係を振り返る!
ついに判明!? 拳一と達哉は実は父子だった!

フィクサーの拳一と、新聞記者の達哉はSeason1で描かれた内閣総理大臣の交通事故をきっかけに接触をもった。スクープを追う達哉は、姿を見せないまま情報をもたらす拳一とコンタクトを取り、彼に興味を抱く。その後、達哉は冤罪事件に巻き込まれ、支援を申し出た拳一とさらに深く関わるようになる。なぜ、拳一は自分のためにそこまでするのか? やがて達哉は母子家庭で育った自分の本当の父親が拳一であると知る。しかし、拳一は達哉に対して距離を保ち、自分の息子だと認めないどころか、達哉を利用することすら厭わない。お互いが親子だと確認しないまま、行動を共にするふたり。Season3ではそんな拳一と達哉の関係に“決定的な瞬間”が訪れる。
ジャーナリスト沢村玲子と拳一&達哉の関係は?

政財界を暗躍する拳一には真の味方や友人はいない。しかし、彼と常に協力関係にあるのが、報道番組の人気キャスターを務めていた沢村玲子だ。ある事件に巻き込まれ、服役していた過去をもつ拳一と、人気キャスターでありながら許されない相手を愛した過去をもつ玲子は、お互いの信念や過去を知った上で、情報を交換し、時には相手のために“コマ”になる。決して仲間ではない、ましてや男女の関係ではない。しかし、絶対に裏切ることのない不思議な信頼が彼らにはあるようだ。物語が進む中で玲子は番組を降板し、現在はフリーのジャーナリストとしてネット配信を通じて事件や政治の世界を追っているが、最新シーズンで彼女は人生の大きなターニングポイントを迎えることになる。
衝撃の誘拐事件×達哉が挑む都知事選
そのウラでフィクサー設楽拳一が暗躍!
ついに幕を開けるSeason3は、前2シーズンを上回る衝撃が待っている。大手建設会社の社長令嬢が誘拐される事件が発生し、拳一が事件解決のために暗躍するのだ。
社長令嬢を誘拐した犯人の要求は、開発が進められている東京湾の埋め立て計画を中止すること。このエリアの埋め立て事業には1兆円という巨額の費用が投じられており、建設予定の統合型リゾートの生み出す経済効果は莫大なものになる。与党議員たち、そして都議会のドン、黒羽もこの事業と遠からぬ場所にいるようだ。

同じ頃、冤罪事件に巻き込まれるも拳一の助けによって自由を勝ち取った達哉が、拳一のささやきによって東京都知事選に立候補する。しかし、実績もコネクションもない彼は選挙戦では劣勢だ。
誘拐事件の進展も、達哉の選挙戦の勝機も見えない中、拳一は犯人グループとの交渉役を買って出る。彼には誘拐された人質の解放と、達哉の当選を同時に狙う“秘策”があるようだ。拳一はなぜ、誘拐事件と選挙戦に関わるのか? 単に“自分の権力”のためなのか? それとも何か別の意図があるのか?
誘拐事件と都知事選、そして拳一の真の目的……すべてが複雑に絡み合い、やがて衝撃的な結末を迎える!
町田啓太、内田有紀らおなじみの顔ぶれに加え
シーズン3の新キャストとして古田新太らが加入!

主人公の拳一を演じるのは唐沢寿明。謎めいていて、不敵で、悪役のように振る舞うのに観客を魅了してしまう設楽拳一役は、確かな演技力と唯一無二の存在感をもつ唐沢の新たな当たり役といえるだろう。
前シーズンに続いて、都知事選に立候補した達哉を町田啓太、拳一と協力関係にあるジャーナリストの沢村玲子を内田有紀が演じるほか、与党幹事長の須崎役の小林薫、達哉の母・響子役の斉藤由貴、そして拳一の元秘書・丸岡役の要潤、拳一を追い、また協力もする板倉刑事役の小泉孝太郎らも再登場する。
さらに今シーズンでは、東京湾埋め立て事業を進める大手ゼネコンの本部長役で古田新太、都議会のドン・黒羽役で石坂浩二が登場。他にも高島礼子、徳重聡、大友花恋、大倉孝二らが初登場し、激動のドラマを盛り上げる。彼らが拳一とどのように関わるのかも気になるところだ。
Review
なぜ、彼は日本を“操る”のか?
ついに垣間見える“設楽拳一の真の目的”

本シリーズは、常に謎と先の読めないドラマの連続だ。政治家たちはさらなる権力を求めて奔走し、周囲の人間も時には権力に脅され、時には自分可愛さに自ら権力にすり寄る。
本作に登場するキャラクターたちは自らの目的を果たすためには手段を選ばない。味方だった者を裏切り、敵だった人間に頭を下げることだってある。だからこそ、本作は先が読めない。『フィクサー』は、ただ“衝撃の展開”を次々に繰り出すのではなく、人間の“不確かさ”を容赦なく描くことで新たな謎や予測不可能な展開を生み出していく。
そんな中、どんな時も動じず、ブレず、着実に行動し権力を手にしていくのが拳一だ。だとすれば、彼はどんな“信念”を胸に秘めているのだろうか? 設楽拳一はなぜ、こんなにもギリギリの勝負を続け、権力を手にしようとするのだろうか? 謎だらけの本シリーズにおいて最大の謎はここにある。そしてついにSeason3で、この最大の謎の一端が垣間見える。
どんな驚きの結末よりも、どんな衝撃の真相よりも、拳一の“心の内”を覗くことほどスリリングなことはない。
WOWOW大型ドラマ
『フィクサー』Season3の見どころは?
『フィクサー』を操る男
西浦正記監督にインタビュー!
WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season3』
【放送】毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】
【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信 [無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】
・Season1:全話配信中(全5話)
・Season2:全話配信中(全5話)
・Season3:10月8日(日) スタート(全5話)
出演:唐沢寿明
町田啓太 小泉孝太郎 要潤 徳重聡 大友花恋 加藤雅也 斉藤由貴
石坂浩二(特別出演) / 白洲迅 大倉孝二 高島礼子 古田新太 内田有紀 小林薫
脚本:井上由美子
企画・プロデュース:青木泰憲
監督:西浦正記、池澤辰也
音楽:得田真裕
プロデューサー:村松亜樹、髙田良平、黒沢淳
制作協力:リオネス
WOWOWオンデマンド 「連続ドラマW フィクサー」特集ページ
WOWOWオンデマンドにてSeason3第1話の無料配信がスタート!
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番組公式Twitterもチェック!→@fixer_wowow