スパナチュファンなら絶対見逃せない!
ファン代表・JOYのインタビューも!
『ウィンチェスターズ』特集
ディーン&サムの兄弟と、悪魔や悪霊、天使などの超常現象(スーパーナチュラル)との戦いを描き、世界中で愛されながらも惜しまれつつ2020年に完結となったドラマシリーズ『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(以下、スパナチュ)。そして、その前日譚としてディーンたちの両親、ジョン&メアリーの知られざる物語がひも解かれ、多くのスパナチュファンを魅了したのが『ウィンチェスターズ』だ。すでにデジタル配信は開始され話題を呼んでいた本作だが、日本語吹替版も収録したブルーレイコンプリート・ボックスがいよいよ発売、DVDレンタルが開始に!
本特集では、スパナチュファンなら絶対見逃せない本作の魅力を紹介するとともに、かねてから「スパナチュ大好き!」と公言するJOYさんに本作の前半を観ていただき、直撃インタビュー! ファンとしてアツくなる部分や、スパナチュを観たことがない人へのおススメポイントなどについても語ってもらった。
スパナチュファン代表JOYが語る
『ウィンチェスターズ』
スパナチュの前日譚
『ウィンチェスターズ』の魅力
あらためて、“スパナチュ”とは? どこが魅力だった?
2005~2020年まで15シーズン続いたロングランTVシリーズ『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』=スパナチュ。ディーンとサムのウィンチェスター兄弟と、天使のカスティエルなど、メインキャラクターが少数であるにもかかわらず世界中で大人気となり、大勢のファンを魅了し続けた超常現象アクションドラマだ。
子どもの頃に母メアリーを悪魔に殺され、父ジョンはその悪魔を追ってハンターとして狩りに出たウィンチェスター家。やがて息子たちもハンターとなり、さまざまな魔物との戦いに身を投じていく。カスティエルも兄弟の仲間となり、シーズンごとに敵が巨大なものになっていき、最終的には神をも相手に戦うことに。
悪霊やバンパイアなどが登場する恐ろしいホラーの要素の中に、兄弟たちのコミカルな掛け合いや、ディーンの愛車インパラで全米を旅するロードムービー的な面白さ、家族の絆を描くヒューマンドラマ、シリーズを通して綴られる兄弟の壮大な運命など、見どころ満載で、ファンを釘付けにした。
世界観はそのままに舞台を1970年代へ。『ウィンチェスターズ』ならではの楽しさが満載!
ウィンチェスター兄弟の両親であるジョンとメアリーの出会いと、ジョンがいかにしてハンターになったのかを描くスパナチュの前日譚。ジョンはハンターのメアリーに影響され、狩りを学んでいく中、メアリーの仲間のラタとカルロスらと協力し、ぶつかり合いながらも絆を深めていく。
1970年代が舞台となっており、ファッションや当時の若者たちの生活を再現。スパナチュの世界観はそのままに、異世界の生き物や恐ろしい魔物を退治する4人のチームプレイ的楽しさや、メアリーとジョンの初々しいラブストーリーは、本家とはまた違う魅力がある。
スパナチュファンにとってうれしいのは、スパナチュで取り上げられてきた、ウィンチェスター家が“賢人”の家系だった謎が紐解かれたり、ジョンからディーンに受け継がれた狩りの記録の手帳や、メアリーを殺した黄色い目の悪魔を倒せる銃“コルト”などの小物が登場したりするところ。また、スパナチュのキャラクターが要所要所に現れ、どのようにスパナチュのストーリーにつながっていくのかワクワクさせるのがたまらない!
『ウィンチェスターズ』はどんなストーリー?
戦争から戻った日に謎の人物と遭遇したことから父親の過去をたどる使命感に目覚めたジョン・ウィンチェスター。同じく失踪した父親を捜しているという19 歳のハンター、メアリー・キャンベルと出会った彼は、若きハンター見習いのラタ、お気楽なハンター、カルロスと力を合わせて両家の謎の解明に乗り出すことに。調査を進める中で、希少な本を扱う書店の店主で、魔術に精通するエイダと出会い、チームは5人に。ジョンの母ミリーは、悪魔と戦う危険な生活から息子を遠ざけたいと願うものの、父親たちの足跡を追うことを決意したジョンとメアリーは、数々の魔物との戦いに身を投じていくのだった。
Character
メアリー・キャンベル
(メグ・ドネリー)
ハンター一族のキャンベル家の娘。悪魔に追われ、行方が分からなくなっている父を捜している。望んでハンターになったわけではないため、父を見つけたらハンター業を辞めて違う人生を歩みたいと思っている。格闘技が得意。
ジョン・ウィンチェスター
(ドレイク・ロジャー)
賢人の父と修理工の母のもとに生まれ、海兵隊に入隊していたが帰郷。謎の人物から手紙を渡され、失踪した父親の過去をたどる使命感に目覚める。偶然出会ったメアリーと惹かれ合い、彼女と一緒に魔物を狩ることに。
ラタ
(ニダ・フルシド)
ハンター見習い。伝承などの調べものが得意。優しい性格で平和主義。穏やかでいることを心掛けており、戦争のトラウマや怒りの感情を抱えるジョンに黙想を勧めるが、実は自身も他人には言えない過去がある。
カルロス
(ジョナサン “ジョジョ” フレイテス)
お気楽でマイペースなハンター。ミュージシャン、タイピスト、ヘアモデルなどの経験もある。惚れっぽい性格で恋愛トラブルが少なくないもようだが、友情は大事にする。ファッショニスタだが、実は出征した過去がある。
ディーン・ウィンチェスター
(ジェンセン・アクレス)
ジョンとメアリーが結婚して生まれた長男。弟のサムと一緒にハンターとして世界を救うために戦い、何度も危機をくぐり抜けてきた。亡くなって天国に行ったが、ジョンとメアリーを危険から救うために手を差し伸べようとする。
REVIEW
スパナチュガチ勢のライターが語る「スパナチュファンはココを見て!」
※『ウィンチェスターズ』のネタバレが含まれています※
スパナチュは、1970~80年代のロックミュージックが効果的に使われているのも魅力のひとつ。その時代のロックが大好きなディーンは、いつもインパラに乗っているときに爆音で流し、あまりロック好きではない助手席のサムを辟易させることも。70年代が舞台の『ウィンチェスターズ』では、当然のように70年代の音楽がBGMになっており、洋楽ファンの筆者は、ここでもスパナチュの世界観が継承されていることに喜んだ。
『ウィンチェスターズ』は、ディーン役のジェンセン・アクレスが製作総指揮とナレーションを務め、出演もしていて、彼の深いスパナチュ愛が感じられて非常にうれしい。ちなみに、『One Tree Hill/ワン・トゥリー・ヒル』で人気を博した、ジェンセンの妻ダニール・アクレス(旧、ダニール・ハリス)も製作総指揮に名を連ねている。彼女はスパナチュには「シスター・ジョー/天使アナエル」役で出演した。
最終話にはインパラに乗ってボビーとジャックと共に登場し、正体は明かさずにジョンとメアリーの前に現れるディーン。ジョンから名前を聞かれたディーンは「ジェームズ・ヘッドフィールド」と名乗るが、それはメタリカのフロントメンバーの名前。1981年から活動を開始したメタリカを、ジョンたちはまだ知らないというのが憎い演出だ。スパナチュでも、ディーンとサム、カスティエルはよくFBI捜査官のフリをして、ロックミュージシャンの名前を名乗っていた。
海外ドラマファン的には、メアリーの父サミュエル・キャンベルを、ジェンセンも出演していた『SMALLVILLE/ヤング・スーパーマン』で主人公クラーク・ケント役だったトム・ウェリングが演じていることに胸が熱くなる。スパナチュではミッチ・ピレッジが年を取ったサミュエルに扮していたが、トムが演じるサミュエルを見たボビーが、髪がフサフサで変な感じだと言うのも最高に面白い! 他にも挙げたらキリがないほど、スパナチュの小ネタが散りばめられている『ウィンチェスターズ』。ぜひ、スパナチュと合わせて楽しんで観てほしい。(清水久美子)
このキャストに注目! アイドルからアクションもできる俳優へ成長を遂げるメグ・ドネリー
フレッシュな俳優たちが出演している『ウィンチェスターズ』。中でも注目したいのは、メアリー役のメグ・ドネリー。ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ゾンビーズ』シリーズに主演したメグは、一躍人気アイドルに。歌とダンスを披露する元気いっぱいのチアリーダー役から一転、『ウィンチェスターズ』ではハードなアクションに挑戦し、気の強いハンターのメアリーを好演している。
ディーン役には東地宏樹が続投! 吹替キャストにも注目!
『ウィンチェスターズ』でナレーションとして毎エピソード、声を聞かせてくれるディーン。ディーンの日本語吹替キャストには、スパナチュから東地宏樹が続投! 相変わらずのイケボを響かせている。メアリーはアニメ『HUNTER×HUNTER』、ドラマ『やってないってば!』の伊瀬茉莉也、ジョンはアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』、ドラマ『社内お見合い』の阿座上洋平、ラタはアニメ『けいおん!』、ドラマ『絶叫パンクス レディパーツ!』の寿美菜子、カルロスはアニメ『遊☆戯☆王ARC-V』、ドラマ『キャッスルロック』の金城大和が吹替キャストを務めている。
スパナチュファン代表JOYが語る
『ウィンチェスターズ』
スパナチュの前日譚
『ウィンチェスターズ』の魅力
『ウィンチェスターズ』
11月3日(金)より、ブルーレイコンプリート・ボックス発売、DVD レンタル開始
■ブルーレイコンプリート・ボックス(3枚組):13,000 円(税込)
■レンタルDVD Vol.1~Vol.7
■デジタル販売中/デジタルレンタル配信中
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
Text:清水久美子