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一月場所の激闘から1週間、国技館で栃ノ心が土俵に別れを告げる

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栃ノ心 (C)日本相撲協会

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照ノ富士、復活V9で幕を閉じた『大相撲一月場所』。横綱・照ノ富士をはじめ、大関・霧島や大関昇進を決定付けた琴ノ若、新入幕11勝の大の里らが繰り広げた激闘から1週間、元大関・栃ノ心が両国国技館で髷に別れを告げる。2月4日(日)・『栃ノ心引退断髪披露大相撲』が行われるのだ。

東十両5枚目の栃ノ心が引退届を提出したのは昨年の『五月場所』の6日目のこと。西前頭11枚目で迎えた『一月場所』4日目で左肩を脱臼して以来、左上手を引きつけて攻める本来の形がままならず、令和5年『五月場所』5日目に5連敗を喫したところで断を下したのだ。引退会見の席で栃ノ心は「『一月場所』に肩のケガをして、そこから自分の相撲を取れなかった。何度もケガを乗り越えてきて、今回も乗り越えられるんじゃないかという気持ちの中で信じてきたが、残念ですが、今場所力が出ずに自分の相撲を取れなくなった。お客さんにこういう相撲を見せるのが恥ずかしい、申し訳ないなと思って引退することを決めた」と胸中を明かした。

事実、大ケガを乗り越えて、大関に昇進した。西前頭11枚目で迎えた平成25年『七月場所』5日目で徳勝龍を寄り切ったが、右膝前十字靱帯断裂などの大ケガを負い、その後3場所を全休。西幕下55枚目まで番付を落としたが、どん底から這い上がったのだ。丸4年後の平成30年『一月場所』14日目では同期の松鳳山を寄り切って、幕内初優勝を決めた。『五月場所』でも見事13勝をマークし、場所後には大関昇進を果たしたのだった。12日目、初めて横綱・白鵬から白星を挙げたがっぷり四つからの力相撲は今も忘れられない。

大関昇進後もケガに苦しんだが、全盛期は192cm、189kgの筋肉をまとった身体から怪力を生かした相撲を見せた。左上手を取れば、万全。強靭な足腰、パワフルなかいな力から豪快な投げも披露した。栃ノ心は17年間にわたって、土俵を沸かせたのだった。

すでに栃ノ心は第2の人生を歩んでいる。友人と貿易会社を設立し、ジョージアワインを輸入し、その魅力や文化を伝えている。セカンドキャリアをスタートさせて忙しい日々を送りながら、断髪式までは春日野部屋の後輩たちに胸を貸しているのだ。栃ノ心の最後の勇姿を2月4日(日)・両国国技館で見届けてみてはいかがだろうか。『栃ノ心引退断髪披露大相撲』のチケットは発売中。

栃ノ心引退断髪披露大相撲のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2346346