新妻聖子&May J.が名曲を聴かせる『ボディガード』開幕
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ミュージカル『ボディガード』
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1992年、ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演で上映され、世界中で大ヒットした映画『ボディガード』。ミュージカルも世界中で上演されてきた。
演出・振付はジョシュア・ベルガッセ。人気絶頂のポップシンガーのレイチェル・マロンを新妻聖子とMay J.(Wキャスト)、彼女のボディガード、フランク・ファーマーを大谷亮平が演じる。さらに、AKANE LIV、水田航生、加藤潤一、大久保祥太郎、内場勝則と、続投・初参加キャストともに実力派が顔をそろえた。
プレスコールでまず披露されたのは、May J.による「すてきなSomebody」。 アンサンブルによるアクロバットのあと、赤いドレスに身を包んだレイチェルが登場。明るくパワフルな歌声で、会場をハッピーな空気に変える。野林万稔が演じるフレッチャーとフランクの交流が垣間見えるシーンも微笑ましい。
新妻は「オールウェイズ・ラブ・ユー」を披露。静かなシーンだが、高い歌唱力で観客の心を掴む。鹿糠友和と斎藤葉月のデュエットダンスに見惚れていると、黒いドレスに早替りしたレイチェルが登場。切ない心を見事に歌い上げた。
続いて行われた会見では、新妻が「多くのお客様に楽しんでいただき、3回目となりました。後悔させませんのでひとりでも多くの方にご覧いただけたら嬉しいです」、May J.は「ホイットニー・ヒューストンの名曲をはじめ、たくさんの曲を歌います。日本語ver.で聞くことで発見もあると思うので、ぜひ楽しんでください」と挨拶。
大谷は「お客様に楽しんでいただくのはもちろん、自分も楽しみ尽くそうと思います」と話し、内場は「最初から最後までクライマックスで、素晴らしい・楽しいシーンがてんこ盛りです」とアピールした。
Wキャストとしてお互いの魅力を聞かれると、May J.は「聖子さんの明るいキャラクター、周りを引っ張っていく強さがすごくレイチェルとマッチしています」と語り、新妻は「メイちゃんは洋楽ネイティブのアーティスト。華やかな美貌もあいまって、稽古中に見学していると、作品の世界に連れて行ってもらえます」と讃える。
また、大谷と内場は本作が初のミュージカル。今回3回目となるが、内場は「慣れはないです。ダンスの先生に、振付はいいから笑顔で踊ってと言われました」、大谷は「3回目が決まった時は懐かしくもあり楽しみでもありました。稽古に入って初日が近づくと緊張感や独特な空気もあって複雑な思いです」と苦笑していた。
パワーアップした部分、今回のおすすめシーンについて、新妻は「3回目の今回が一番疲れなくて、自分でもびっくりしています。見どころはオープニング。全ダンサーとレイチェルがぶつかりあう熱いシーンです」と挙げる。May J.は「今回は女優としての姿を見せられるように、演技を細かく指導していただいたので注目してほしいです」と話し、大谷は「足腰を強化し、軽々と二人をお姫様抱っこできるようになりました。アカデミー賞で歌うレイチェルにストーカーが迫るシーンに大きな変化があって前回見た方も新鮮だと思います」と語る。内場は「僕はクスッと笑わせるポジション。出てきたら息抜きができると思ってもらえたら。素晴らしい歌とダンス、ドラマ、全部見どころです」と作品の完成度に太鼓判を押した。
最後に、May J.が「歌もダンスも盛りだくさん。映画を見たことがない方も楽しめる作品です。レイチェルの着替えがすごく多いので、それも含めて楽しんでいただきたいです」とアピールし、新妻は「有名な曲ばかりですし、没入できるストーリー。ミュージカルの魅力を詰め込んだ作品になっているので、キラキラした世界に行きたいと思ったらぜひお越しください」と締め括った。
取材・文:吉田沙奈
<東京公演>
ミュージカル『ボディガード』
公演日程:2024年2月18日(日)~ 3月3日(日)
会場:東急シアターオーブ
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/bodyguardmusical-2024/
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