ついに事件の真相と衝撃の告白が待ち受ける―― 『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』本日最終話放送!
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『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』
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すべて見る毎話見る者を引きずり込むような衝撃の展開で話題となっているWOWOWで放送・配信中の『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』が、本日放送の第5話で終幕を迎える。“イヤミスの名手”とも呼ばれる真梨幸子の同名小説を映像化した本作は、坂の上に立つ赤い屋根の家で起きた「女子高生両親殺害事件」が発端で、18年後に事件を小説にしようとする編集者・橋本(桐谷健太)と新人作家の沙奈(倉科カナ)の取材活動を軸に、事件の首謀者とされた死刑囚・大渕(橋本良亮)とその妻の礼子(蓮佛美沙子)や、大渕によって破滅した元愛人の聖子(斉藤由貴)など関係者らの思惑が複雑に絡み合いながら展開するダークミステリーだ。
この事件の現場となった赤い屋根の家は、高級住宅地として知られる地域の中でも特に大きな家で、18年前には開業医を営む一家が暮らしていた。その一家のひとり娘である青田彩也子が恋人の大渕に洗脳されて両親を殺害した、というのが事件のあらましだが、先週放送の第4話では、再びこの家で惨劇が起きてしまう。
タイトルになっていることからも、本作においてこの家が重要な意味を持つのは想像できるのだが、ただの赤い屋根の家ではない、“坂の上”にある家であることにも大きな意味が込められている。原作者の真梨は、坂の多い東京の街を散歩しているときにこの物語が「降りてきた」という。
「坂の多い東京の街を散歩しているとき、ふと“高低差っていうのは、格差なんだな”と感じたことが、この作品を書くきっかけでした。低地と高台では、そもそも土地の値段が違いますし、そこから見える景色や街の雰囲気も違う。格差は人が置かれた環境そのものに起因するのかもしれないと興味を持ち、そこから社会的格差や、誰もが人生で最初に感じる、際たるものである家庭内での格差に関心が広がっていきました」
本作の登場人物たちは、社会的に成功した人と道を踏み外した人、裕福な人と貧乏な人、家族の愛に恵まれた人と家族からも孤立した人など、さまざまな“高低差”に直面した人々だ。そして、主人公や死刑囚の大渕、事件を小説にする沙奈などキーパーソンたちは、坂の頂上に立つ、格差の象徴ともいえる大きな家にどこか強い執着、憎しみ、憧れなどをもち、それぞれが様々な感情の渦に吞み込まれて、さらなる事件が起きていく――。
そんな坂の街を舞台にした物語もついにクライマックスを迎える。第4話のラストでは、赤い屋根の家で、「自分の正体は事件を起こした青田沙也子だ」と言う沙奈と大渕の妻・礼子が取材を名目に対峙し、息を呑む悲劇の連鎖が起きてしまった。さらに、主人公の橋本と死刑囚・大渕の面会シーンでは、誰も知らない主人公の告白が……。
繰り返される惨劇の末にあぶり出されていく18年前の事件の真相と小説出版の行方は――? “イヤミスの名手”の頭に降りてきた物語の衝撃の結末、ぜひ確かめてみてほしい。
WOWOW『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』
毎週日曜午後10時 【WOWOWプライム】【WOWOW4K】にて放送中
【WOWOWオンデマンド】第1話無料配信中 ※4月8日(月) 18時まで
https://wod.wowow.co.jp/program/172028
出演:桐谷健太
倉科カナ 橋本良亮 床嶋佳子 工藤美桜 七五三掛龍也
西村元貴/宮崎美子 渡辺真起子 蓮佛美沙子 斉藤由貴
原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)
監督:村上正典(『フジコ』第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)
脚本:吉川菜美(『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』)
音楽:やまだ豊、南方裕里衣
プロデューサー:村松亜樹(WOWOW)、橋本芙美(共同テレビ)、関本純一(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
製作著作:WOWOW
公式サイト:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/akaiyane/
真梨幸子・原作「連続ドラマW 5人のジュンコ」:
https://wod.wowow.co.jp/program/M10745
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