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初の主催フェス『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』開催間近! s**t kingzインタビュー「トイレに行く隙間なんてないです(笑)」

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Text:川上きくえ Photo:小堺勝巳

やはり彼らは止まらない。約1年ぶりとなる配信シングル「MORECHAU feat.edhiii boi,Janet真夢叶(ぺろぺろきゃんでー),JIMMY(PSYCHIC FEVER)」は、s** t kingzプロデュースのもと新進気鋭のアーティストたちがよってたかって才を出し合い、フレッシュなリリックとアッパーなラップで世界観を構築したナンバー。そして7月後半に開催されるs** t kingz主催のフェス『s** t kingz Fes 2024 ももたろう』は、三浦大知、在日ファンク、RIEHATAやDa-iCEといった旧知であり同じシーンを生きるアーティストたちと、豪華かつ前代未聞のステージとなる予定だ。

ダンスグループとしての知名度を上げるとともに、世の中にとってダンスをより身近なものへと変換させたs** t kingz。常に新たな方法を模索し、可能性を広げていく彼らを見ていると、なるほど名だたる開拓者ってふつふつウキウキしてるよなと納得してしまう。

──新曲「MORECHAU」はそこまで攻めた曲調ではないのに、ラップや歌が重なると強烈な圧を感じさせますよね。韓国の音楽プロデューサーGRAY、edhiii boi、 Janet真夢叶(ぺろぺろきゃんでー)、JIMMY(PSYCHIC FEVER)と今をときめくアーティストたちが揃っています。

Oguri まさに、その圧をイメージして作りました!最初はこんなに複数の人に参加してもらうつもりではなかったんですけど、曲の中でいろんな表情を見せたいなら、声のテンションも質感も全然違う人たちを集めたらいいねという話になって。NOPPOがファンであるぺろぺろきゃんでーとか、いろんな人を呼んでみようってことになったんです。

NOPPO そう。ただのファンです(笑)。真夢叶ちゃんの声は耳に残るんですよね。

Oguri 今や海外でバズってるJIMMYも、shojiくんが振り付けを担当したことがあったり。で、そのふたりに匹敵する勢いのある人といえばedhiii boiだよねってことで、この3組に決まりました。半ば無理かなーと思ってたらいけたという奇跡(笑)。

Oguri

shoji そしてトラックを韓国で絶大な人気を誇るGRAYさんに作ってもらえるということになって、みんなのテンションもさらに上がって。GRAYさんが韓国から来てくれるから一緒にスタジオで曲を詰めていこうってなったときに、また奇跡的に3組ともスタジオに来れたんですよね。GRAYさんを含めたみんなで曲の展開や尺の調整をして、本当にセッションみたいな状態で作っていきました。

Oguri MORECHAUっていうワードもその日に生まれました。僕らの考えていた曲のテーマが、“自分の意志で踊っているのか、周りに踊らされているのか。わからないけどぶちかましていけばいいっしょ!”だった。それを一言で表す「MORECHAU」に全員がピンときて、そこから「ハモれちゃう」「埋もれちゃう」みたいな言葉遊びが始まったんですよね。

shoji 「メモれちゃう」とかね。

Oguri 却下! みたいな(笑)。

kazuki じつは僕だけ別現場に行ってて、そのセッションに参加できなかったんです。LINEで「MORECHAU」に決まったと連絡がきて……なんか色々あったんだろうなと(笑)。シッキン(失禁)だから「漏れちゃう」なのかなとか思ったけど、歌詞を見ると「いいとこ突くでしょ 声漏れちゃう」とか、めちゃくちゃ面白い言葉だなと思いました。

Kazuki

shoji 「ぶちかましちゃえ!」というテーマに対して、ぶちかました先にあるものって何? そのときは見てる側は声漏れちゃうよね? みたいな感じで歌詞が広がっていきました。

──ぶちかました結果、表面張力ギリギリまで溜まっていたものが、つい漏れちゃうっていう。つまり、そこにあるのは無意識に起こる反応なんでしょうね。

Oguri そうそう、それ正解です!

shoji 要はギャル風なんです。「踊らされてるのか踊ってるのかで悩むより、ぶちかましちゃえばよくない?」みたいなギャルメンタルって最強だと思うんですよね。理由がどうこうで悩むより、結果としていいものを届けるのがエンターテイナーとしては大事だから。

shoji

NOPPO 今回はダンスも難易度高いんです。アイコニックな動きとかも入ってるんでまたいろんなシッキンを見せられるんじゃないかな。

kazuki いつも難しいんですけど、4人でパート分けして作ったところも、形自体が難しかったり、ちょっと奇抜な動きが多かったり、自分たちの中にあるベーシックな動きのテクニックだけじゃ対応できないものの連続だったんです。しっかり練習しないとそうは身体が動かないっていう。速さや強さだけじゃない、動きの複雑さが際立つ曲になったと思います。

NOPPO でも、あんまり難易度の高いダンスなんだっていう目線では見てほしくないというか。それよりギャル精神で作ったs**t kingzを見てほしいですね。

NOPPO

──この夏に行われる2日間のフェス『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』も豪華なメンバーが終結。しかも「ももたろう」というストーリー性もあり、また一筋縄ではいかなそうですね。

kazuki 作品でコラボしてもらったり、振り付けを担当したりっていう、s**t kingzと関わり合いのある方がほとんどです。あとは僕らと同じようにダンサーとしてライブパフォーマンスもしてるRIEHATAとかパワーパフボーイズとか、そういった方たちの活動を僕らも応援したいという意味で声をかけました。フェスって、よくも悪くも各アーティストが自分の出番を100%達成させて終わっちゃうじゃないですか? でも、それだともったいない気がして。僕らだったらひとつの大きな括りを持って、エンタメのステージとしてやりきれるんじゃないかなと思ったんです。僕らが目指しているのも、ダンスを通じて出会った仲間たちと一緒に、一個の最高のステージを届けること。それで今回は、「ももたろう」という物語を軸に、仲間となって目的を達成していくスタイルをとってみたんですよね。

shoji 本来であれば転換であるはずの時間が、すべて面白い何かで埋め尽くされてる。そこでストーリーが動くので、トイレに行く隙間なんてないです(笑)。

Oguri 自分たち主催のフェスは初めてなので、やっぱりやりたいこともたくさん出てきて。特に、観客も一緒に踊る時間をたっぷり味わいたいなと思っています。意外とみんなその場ですぐに踊れたりするし、大事なのは一緒に楽しもうという気持ちなので、なんとなく同じ動きができれば全然OKなので。

──s**t kingzは武道館を経てメディア露出も多くなり、これまでダンサーでは考えられなかった活動をできるという意味でも、その自由度はどんどん上がってきています。ダンサー主催のフェスという想像すらも超える内容になりそうですね。

NOPPO 今の事務所と業務提携してから6~7年経つんですけど、僕らだけでやっていたときより助けてくれる方が増えて、道幅を広げてもらったというのがすごく大きいんですよね。ダンスでいろんなメディアに出る機会が増えたのも、世の中が僕らのダンスを面白がってくれて、可能性を感じてもらえるようになったからだと思うし。まだまだ僕らもダンスも可能性は無限にあるし、楽しいことがたくさんある。ただ、その中で、ダンスとしてちゃんと残していけるものって何なんだろう?ダンスで生きていくってどういうことなんだろう?というのがまだ、そこまで明確にはないじゃないですか。武道館をやれるようになってもまだこれか、という感情と、いい経験をさせてもらったなという感情のちょうど狭間にいる感じなんです。でも、だからこそ今は、フェスやイベントとか、やりたいと思ったことをやらせてもらえる環境にいることに感謝して、全力を注ぎたいんですよね。

shoji 常にスパイシーなグループでいたいなと思っていて。武道館終わってすごくうれしかったのは、それまでは「〇〇の振り付けしました」とか「マライアキャリーのバックダンサーでした」とか15年以上も前の話を自己紹介でしなきゃいけなかったのが、最近は「ダンサーとして初めて日本武道館で単独公演をした人たちです」という紹介ですべて理解してもらえるようになったことなんです。もちろんこれからも振り付けやライブの演出はきちんとやりつつ、自分たちを主体にした活動もちゃんとやっていきたいなと思ってます。そしてフェスでは、今まで僕らもいろんなフェスに出させてもらって、みんなでダンスを楽しむ術を経験とともに学んできましたから。みんなで一緒に踊って、ときには集中して見て、ダンス見て笑ってダンス見て泣いて、いろんな感情になれるイベントになるはずなんで、ぜひ楽しみにしていてほしいですね!

s**t kingzコメント動画

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<リリース情報>
デジタル・シングル
「MORECHAU feat. edhiii boi, Janet真夢叶(ぺろぺろきゃんでー), JIMMY(PSYCHIC FEVER)」

配信中

配信リンク:
https://amuse-inc.lnk.to/MORECHAUPR

<イベント情報>
『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』

2024年7月27日(土) 開場16:00 / 開演17:00
2024年7月28日(日) 開場14:00 / 開演15:00
会場:神奈川・横浜BUNTAI

【出演】
7月27日(土) :三浦大知 / 在日ファンク / MAZZEL / RIEHATA / パワーパフボーイズ / カズキのタネ / s**t kingz ももたろうダンサーズ / s**t kingz

7月28日(日) :三浦大知 / C&K / Da-iCE / QUICK STYLE / パワーパフボーイズ / カズキのタネ / s**t kingz ももたろうダンサーズ / s**t kingz

【チケット情報】
全席指定:13,200円(税込)
配信チケット:5,500円(税込)
https://w.pia.jp/t/shitkingz-fes/

特設サイト:
https://shitkingz.jp/mob/pageShw.php?site=STKZ&ima=1402&cd=stkgzfes2024

公式サイト:
https://shitkingz.jp/