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モネやセザンヌから琳派まで作品が見てきたであろう景色に思いを馳せる 『空間と作品』アーティゾン美術館で

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クロード・モネ《黄昏、ヴェネツィア》1908年頃 石橋財団アーティゾン美術館

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2024年7月27日(土)より、アーティゾン美術館では、『空間と作品』展を開催する。

通常美術館では、美術品は展示室の展示室に整然と並べられ、誰もが鑑賞できるようになっている。しかし、当然のことながら、それらが生まれてきた時には、邸宅の建具として作られたり、個人のプライベートな空間を飾るために描かれるなど、所有者との密接な関係を持っていた。同展では、モネ、セザンヌ、藤田嗣治、岸田劉生、琳派など、石橋財団コレクション144点で、美術品がどのような状況で生まれ、扱われ、受け継いでこられたのかを、「祈りの対象」「持ち主の存在」など6つのテーマに添った空間構成で紹介する。

岸田劉生《麗子像》1922年 石橋財団アーティゾン美術館

また江戸時代の人々はこのように襖絵を見ていたのでは? という照明を照明家の豊久将三が、自分だったらこんな美術品に囲まれてくつろぎたいという夢の空間を、インテリアスタイリストの石井佳苗が演出しているのも見どころだ。

さらに今回の展示ではブリヂストン美術館時代から築き上げてきた貴重な学芸資料も公開。会場限定ではあるものの、それらはQRコードを使って自分のスマートフォンからもアクセスできる。スマホを持っている人は、同館のオリジナルアプリをダウンロードして聴く無料の音声ガイドとともに楽しみたい。

アンリ・マティス《画室の裸婦》1899年 石橋財団アーティゾン美術館

同展は3フロアをすべてコレクションで埋め尽くす作品展だが、ミニマリズムの画家として知られるロバート・ライマンの大型作品や、イタリアのデザイン界を代表するエットレ・ソットサスの家具、豊臣秀吉の書翰など、初公開の作品にも注目だ。

同館の歴史ある土曜講座では、7月27日「光とアート」(豊久将三・照明家)、8月17日「暮らしとアート」(石井佳苗・インテリアスタイリスト)、9月7日「空間と作品」(平間理香・アーティゾン美術館学芸員)、10月5日「音楽とアート」(都一中・一中節宗家十二世)を予定。(定員は80人。事前予約制・先着順)各講座の詳細は同館ホームページで確認を。

<開催概要>
『空間と作品』

会期:2024年7月27日(土)〜10月14日(月・祝)
会場:アーティゾン美術館
時間:10:00〜18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)
料金:ウェブ予約1,200円、窓口販売1,500円(学生無料、高校生以上はウェブが予約)
※予約枠に空きがある場合美術館窓口販売あり

公式サイト:
https://www.artizon.museum//

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