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日本におけるシュルレアリスムとアブストラクト・アートを所蔵作品と資料で検証『もっと魅せます!板橋の前衛絵画』板橋区立美術館で

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小牧源太郎《ラディオラリア》1940年、板橋区立美術館蔵

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今春、SNSでじわじわと話題を呼び、多くの来場者を集めた「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」。今回は板橋区立美術館の館蔵品で構成した『館蔵品展 もっと魅せます!板橋の前衛絵画 シュルレアリスムとアブストラクト・アート』が8月22日(木)〜9月23日(月)に開かれる。

日本におけるシュルレアリスム(超現実)やアブストラクト(抽象)芸術を、板橋区立美術館の所蔵作品や資料から検証する展覧会だ。展示環境の機能向上やバリアフリー化を行い、2019年にリニューアルオープンした美術館で、もともと定評のある日本の戦後美術の所蔵品を公開する。

寺田政明《夜(眠れる丘)》1938年、板橋区立美術館蔵

ヨーロッパで始まったシュルレアリスムとアブストラクトは、日本では、1930〜40年代、留学経験者や海外から持ち込まれた作品や画集・雑誌を通じて紹介された。これに熱狂した若い学生や画家たちを中心に、1930年代後半を最盛期として、マックス・エルンストやダリ、モンドリアンなどに影響を受けた作品が次々に生まれる。

戦争により一時中断されながらも、戦後もまたシュルレアリスムやアブストラクト、新たに紹介されたアンフォルメルの作品などに影響を受けながら、日本の社会や世相、抵抗の精神や自由への希求など自身の内面を潜ませたような作品が登場していく。同展では、小牧源太郎、寺田政明、井上照子、芥川(間所)沙織らの作品を展示。併せて、板橋区に長く暮らした画家、古沢岩美の作品と新収蔵資料も公開する。戦争を挟み、画家たちはどう生き、描いたか。今の時代に振り返る意味も考えたい。

芥川(間所)紗織《女Ⅲ》1955年、板橋区立美術館蔵

<開催概要>
『館蔵品展 もっと魅せます!板橋の前衛絵画 シュルレアリスムとアブストラクト・アート』

会期:2024年8月22日(木)〜9月23日(月・祝)
会場:板橋区立美術館
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(9月16日、23日は開館)、9月17日(火)
料金:無料

公式サイト:
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/

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