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PNC決勝・フィジー戦の先発はサモア戦と変わらず! ジョーンズHC「これが現状我々のベストメンバー」

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下川甲嗣 (C)スエイシナオヨシ

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勝っているチームはいじるな。エディー・ジョーンズHCは『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024』決勝に向けて、準決勝と同じ15人を並べた。23名の試合登録メンバーの内、負傷した23番高橋汰地から濱野隼大に変更したのみ。9月19日のメディア対応の席で、指揮官はフィジー戦のメンバー選考の意図をこう説明した。

「今週はそれぞれのポジション争いが非常に激しいものがあった。スターター、ベンチとコーチ陣とセレクションをしたが、ケガ人の高橋を濱野に代えるのみという結論に至った。これが現状我々の一番いいメンバーであり、ベストのメンバー」

ショートウィークとなったが、準備に問題ないとジョーンズHCはキッパリ。
「フィジー戦に向けて1日短い準備となったが、とてもいい準備ができた。1日少ない分は選手たちのエネルギーと情熱で十分に補えた。相手のフィジーはここ24か月で急成長し、世界ランキング10位も入っている手強いチーム。だが、我々も『PNC』でカナダ、アメリカ、サモアに勝ち、いいチャレンジができると自負している。今週末大事な点は我々から相手に戦いを挑むこと。今週末のゲームを非常に楽しみにしている」

記者から「我々から相手に戦いを挑む」ことの補足を求められると。
「ボールを持っている時にどんどんアタックするラグビーをしたい。フィジーはビッグヒットが得意だか、アタックではフィジーのディフェンスラインにどんどんプレッシャーを掛けていきたいし、相手ボールの時はしっかりラインを上げてボールにプレッシャーを掛けていきたい。フィジーもアタックが得意なチームだが、今回試合で我々のアタックの方が上手だと示していきたい」

2試合連続で10番を背負う立川理道主将も、HCのプランに同意する。
「エディーさんが言ったように、自分たちから仕掛けたい。テストマッチで追い掛ける展開は厳しいので、最初から自分たちの準備してきたこと、自分たちのラグビーを出していきたい」

チームの成長具合を問われたHCと主将は、このように返答した。
ジョーンズHC「アメリカ戦で7点差に迫られた局面で、落ち着きを取り戻して建て直さないといけない状況に陥ったが、チームは次の10分で10点差まで広げ相手を突き離した。自分たちがプレッシャーを受けていたが、背後へのキックでプレッシャーリリースし、逆に相手にプレッシャーを掛けた。サモア戦も同じ。4週間前にイタリアに勝った格上にもかかわらず、スピードとフィジカリティで優位に試合を進めて、自分たちのラグビーを一歩前に進めたと言える。フィジー戦でもスピードとフィジカリティで自分たちのラグビーが通用することを見せたい」
立川主将「グラウンド上のコミュニケーションの量が多くなったのもあるが、グラウンド外でも会話が増えて、誰かとカフェに行くとか、些細なことでもコミュケニーションが取れるようになって、それがグラウンド上のコミュニケーションの良さにつながっていると思う」

立川主将は『RWC2027』へ向けてのチームの成熟度や次の試合が自身60キャップ目になることを聞かれても、目の前の勝利にフォーカスした。
「2027年という大きな目標に進んでいるが、個人的には今を大事にしないと先はないと思っているし、今いる環境でしっかりやれることをやっていく中で得るものを得ていきたいと思っている。
キャップ数は気にしていない。とにかく勝ちたい気持ちが強い。キャップ数を重ねることよりも、チームが勝つことの方が重要。そこはブラさずにやっていきたい」

FL下川甲嗣、SH藤原忍、CTBのディラン・ライリーと濱野の評価を質問されたジョーンズHCは次のようにコメントした。
「ジョージア戦の週で下川は7番にフォーカスしてやろうとコーチ陣で方針を決めた。運動量が豊富なので、7番にふさわしいスキルセットを兼ね備えたハードワークできる選手。それまではポジションが定まらなかったが、7番と決めたことで本人にもプラスになったと思うし、フォーカスも定まりチームの重要な存在に成長したと思う。7番はセットピースでファーストペースの大事な役割を担うし、ボールを動かすリンクの役割を果たすので、そういったスキルセットも兼ね備えている。S&Cコーチのジョン・プライヤーも下川に特別メニューを組んで進めているので、そういったところも成長の手助けになっていると思う。
藤原についてはアタックが得意なハーフだと思うが、ディフェンスが非常に良くできていた。サモア戦で大きい6番の(テオドール・)マクファーランドにチョップタックルで止めるなどいいディフェンスを見せたし、後半ケガをしてもタフにプレーし続ける姿勢も見せた。
ライリーは合宿当初に比べて動きがシャープになったと実感している。我々のプレースタイルの中ではボールタッチも多くなるし、プレーに絡むチャンスも多いので、我々にとって重要な選手。
濱野はちょうど見た秩父宮でのリコー(ブラックラムズ東京)戦で3~4トライを決めていた。非常にスピードがあり、パワーがある選手と感じた。その後ケガをしたので招集していなかったが、今回高橋がケガしたので追加招集した。トレーニングをよく積んでいるし、まだまだスピードが上がるポテンシャルがある。身体が強く、謙虚な姿勢で熱心にトレーニングに励むところも評価している。今後が楽しみな選手」

フィジー戦の日本代表試合登録メンバーは以下の通り。
1三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)13
2原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)6
3竹内柊平(浦安D-Rocks)9
4エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)1
5ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)17
6ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)9
7下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)9
8ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)11
9藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5
10立川理道(主将、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)59
11マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)3
12ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)3
13ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23
14長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)13
15李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)17
16松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)1
17岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)3
18為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)6
19アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ)3
20ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)5
21小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5
22 梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)3
23濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)0
※所属チームの後の数字は代表キャップ数。

果たして、フィジー代表が最多7度目の戴冠となる連覇をマークするのか、日本代表が3大会ぶり4度目の優勝を飾るのか。『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024』決勝・フィジー代表×日本代表は9月21日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてキックオフ。同日、決勝の前には3位決定戦・アメリカ代表×サモア代表も行われる。試合前は元ラグビー日本代表の山田章仁と畠山健介、ラグビー芸人しんやらによるトークショーを実施。チケット発売中。決勝の模様はBS日テレにて生中継。

『アサヒスーパードライPNC』の1か月後となる10月26日(土)には日産スタジアムで『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックス(ニュージーランド代表)を開催。その後、日本代表は『リポビタンDツアー2024』で11月9日(土)・スタッド・ド・フランスにてフランス代表、16日(土)・シャンベリー・サヴォワ・スタジアムにてウルグアイ代表、24日(日)・トゥイッケナム・スタジアムにてイングランド代表と対戦する。

アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2453265

リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2453943

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