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成長著しい今ホットなダンス&ボーカルグループ GENICの新たな魅力「きっと歳を重ねば重ねるほど深みが出る」

音楽

インタビュー

ぴあ

GENIC (撮影/鬼澤礼門)

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男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」が7月31日に「LifE!!」を8月21日に「Sorry not sorry」を立て続けにリリース!
作詞をメンバーが務め、また新たなGENICの魅力を垣間見ることができる楽曲となっています。そんな制作の秘話のほか、今年のアツい夏について振り返っていただきました!
今、ノリにノッているメンバー7人の素顔もたっぷりお見せします。

夏、7人それぞれの思い出

左から金谷鞠杏、雨宮翔

――まずはこの夏を振り返ってみていかがですか? 印象的だったことや思い出などを教えてください。

増子敦貴(以下、増子) 気温的に猛暑だったんですけど、気持ちは冷静というか。なんか整ってきています。大人になってきたから、というのもあるけど、整理がつくようになって、冷静さも保てるようになってきたのかな、と思います。

――増子さんは、この夏は出演されている舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演もあって。

増子 そういう意味ではすごく刺激的だったなと思いますし、まさか自分がこのタイミングでロンドンに行くなんて想像していなかったので、人生って面白いなって思ったり……。街も刺激的でした。どこに行っても英語だし、Google翻訳が大活躍。だんだん英語が聞き取れるようになってきていると錯覚する自分に酔っていました(笑)。

西澤呈(以下、西澤) はははっ!

増子 海外ちょいかぶれ、みたいな。
あと、あっちは涼しいなと思ったり。

西澤 確かにロンドンで過ごして日本に帰ってきたらね。

増子 そうなの!ぶっ倒れそうになった。

西澤 冷静さも保てなくなるよね(笑)本当にすごい、そんな中で。
僕は夏が大好きなんですけど、別に夏らしいことをしているから好きってわけじゃなくて、太陽が好きなんですよね。 でも、今年はやっと夏らしいことができました。メンバーと花火をしたり、浴衣を着たりしたので、久しぶりに夏らしいことを楽しめましたね。

――普段、メンバーのみなさんで遊びに行ったりすることはあるんですか?

西澤 うーん。でも今は基本、リハーサルで毎日会っているので。そのあとにご飯に行ったりはしますけど。

増子 お休みの日を作って、どこかに出かけるとかはあんまりないかな。企画で出かけたりもするから、それを楽しんじゃえ、って。

――雨宮さんはこの夏、いかがですか?

雨宮翔(以下、雨宮) いま、舞台をやっていて、その稽古が主でしたね。本当に四六時中、舞台のことを考えたり、GENICのことも同時進行で制作したりしていたんですけど、1日の中で、仕事に向き合う時間が多い夏でした。いつも以上に1日があっという間というか。家に帰ったら寝るだけ、みたいな。 その期間があったからこそ、得られたものが多かったです。舞台に対しての向き合い方だったり、GENICでやったことがない作品を作り上げていく過程は本当に勉強になりましたし、やってよかったな、と思っています。

――普段とは気持ちの作り方も違いましたか。

雨宮 そうですね。それこそ役も時間をかけて作りました。誰かを演じるという経験がなかったので、その向き合い方だったり、時間のかけ方はすごく研究して、勉強して……集中した1ヵ月だったな、と今振り返って思います。

金谷鞠杏(以下、金谷) 私はこの夏、1日に3回、お風呂に入るようになりました。夏男の前で言うのは気がひけるんですが、夏があまり好きじゃなくて。

西澤 (笑)

金谷 あと、毎日アサイーボウルを食べていました。夏バテして、何も食べられなくなっちゃったんですけど、リハが始まったので、何か食べなきゃ、と思って。そのときにアサイーボウルが血になってくれました。買いだめして冷凍庫に入れておいて、朝、早いときはその冷凍カチカチのまま現場に持っていくのが楽しみでしたね。

――健康のための習慣、というところですね。

金谷 そうですね。めっちゃ好きになって、いろんなところを買いだめ歩きしました。自分で作ったりもしたんですけど、失敗に終わりましたね。

西澤 うまくいかなかったんだ(笑)。

金谷 うん(笑)。

小池竜暉(以下、小池) 僕はあまり外に出てないんですよね。フェスぐらいかな。
毎年、アイドルフェスに行くんですけど、3日間連続でやるフェスがありまして。去年は3日間、朝から晩までいたらびっくりするぐらい日焼けしました(笑)。今年は1日しか行けなかったので、焼けずに帰ってこられました。

雨宮 足の指だけ黒かったじゃん。

小池 そう、サンダル焼けして(笑)。足だけ日焼け止めを塗るのを忘れました。

――基本はおうちで過ごしてたんですね。制作で、とか?

小池 そうなんですよね。でも、家でセミに驚かされました。

西澤 なんで?(笑)

小池 玄関にセミがいたんですよね。そこで一緒に閉じ込められ、ひとりでバタバタしていました。

宇井優良梨(以下、宇井) 私は地元に帰ったとき、家族で花火を見ました。

雨宮 夏っぽい話題だ。

宇井 いろんな形の花火を見ました。ハートとかお花とか、にこちゃんマークとか、いろんな絵柄があって。

――どれが一番かわいかったですか。

宇井 ハートが一番かわいかったです! ハートの花火がうまく撮れた瞬間の写真をスマホのホーム画面にしています。

西本茉生(以下、西本) 僕は……川遊びをしたいです。

金谷 気をつけてね、すぐに流されちゃいそう。

――あ、行かれたわけではなく、行きたい、と。

西本 友達から、川辺でテントサウナを立てて、川で水風呂に入って……っていう旅行に誘われたんですけど、ツアーなんですよね。

西澤 俺が行こうか、代わりに。

西本 行かない、行かない!ツアーあるから!(笑) 行けなかったのはちょっと悔しかったですね。

「LifE!!」はハッピーに1日が頑張れる曲

左から西澤呈、増子敦貴

――新曲についてもお聞きしていければと思います! 「LifE!!」は増子さんが作詞ということで、歌詞について聞かせていただいていいですか?

増子 今回はライブツアーも含めて「if」がキーワードになっているので、タイトルの「LifE!!」も「if」の部分をわざと小文字にしました。「life」をタイトルにしたら、小文字の「if」があって、という僕的には「if奇跡」でした。それで、そのままタイトルにして作っていたんですが、聴いた人がハッピーに1日が頑張れるような曲にしたくて、世界観を広げていきました。

――「if」が最初にあって……。

増子 そうです。ツアータイトルから連想した世界観にしようと思って。それにプラスして3650さんのアイメイクのタイアップ曲でもあるので、まなざしだったり、目にまつわるワードも含めています。

――レコーディングをしてみての印象ですとか、こだわった部分を聞かせていただけますか。

西澤 この楽曲は敦貴くんのデモをもらったよね。

増子 仮歌入れたやつ?

西澤 そうそう。敦貴くんの声で、楽曲をフルで歌ってるところってあんまり聴いたことがなかったので、僕としてはすごくそのデモが新鮮だったんです。これでいいやん!って思うぐらい。敦貴くんが考えた歌詞だからこそ、敦貴くんの歌い方に合っていて。敦貴くんらしい歌い回しが、僕の中で忘れられないデモになったんですよね。それを聴いて、もっと素晴らしい作品にするために、自分のフィルターに落とし込んで歌わないとな、ってさらにこの曲を考えるきっかけになりました。

――メンバーがデモを入れる機会って……。

西澤 ここ(西澤、小池)は自分が作った曲は責任を持って自分でやりますけど。

増子 初めて仮歌を入れて、こんなに時間かかるんだと、身に沁みましたね。大変さとか。

金谷 いつもありがとう。

宇井 「LifE!!」は明るい曲なんですけど、私自身は明るいニュアンスを歌うのが苦手で歌っていても、暗さが多くなっちゃうことがほとんどなんです。今回の「LifE!!」は暗さは一切いらないから、とにかくハッピーな気持ちで歌うことを心がけていたんですけど、声を明るくしよう、という気持ちだけじゃなかなか難しくて。頭の中で実家の猫を想像しながら歌ったら、「会いたいな」と思って口角が上がって明るい気持ちのままハッピーな気持ちでレコーディングできました。

小池 敦貴くんが1人で作詞するのは、今回で2曲目なんですよね。「恋愛」という曲はバラードを書いていたんですけど、こういうポップな曲を書いたときにおもしろい言葉選びをするんですよ。それがうまく作用した楽曲だな、と。たまに違和感もあるワードを入れてきたりするんですけど、それがアクセントになったりして、全体を通して楽しい曲ですね。

西本 敦貴の人生観が現れてるな、って思って。僕的には結構キーが高くて苦しかったんですけど、「楽しまなきゃ始まらないから」という歌詞のように、それすらも苦しいけど楽しんでやったら、ギリギリ歌えました。

きっと年を重ねれば重ねるほど、深みが出る『Sorry not sorry』

小池竜暉、宇井優良梨、西本茉生

――続いて、『Sorry not sorry』はドラマ「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」のオープニング主題歌となっていますが、なかなかすごい物語で……。こちらは西澤さんが作詞を手掛けられています。

西澤 ハードな内容だったので悩みました。GENICらしさもあって、ドラマにも通ずる部分で……どう書くか考えたときに、強い女性像を描いて、その復讐劇に合わせつつも、みなさんの背中を押せるような楽曲になったら、GENICらしさにも繋がるかな、と。そこに、ドラマの匂いがするような言葉遊びを入れたりしました。

――ドラマのように世界観がしっかりと決まっている場合のタイアップ曲は、制作のときに逆に難しかったり、ということもあるんですか

西澤 いただいた脚本を一度、全て読むんですけど、内容がすごく壮大だからこそ、僕の経験の中では当てはまる部分がまだまだ少なくて。逆に言うと、ドラマが始まってから、やっと自分も答え合わせができるような感覚になると思います。

――「Sorry not sorry」はレコーディングしてみていかがでしたか?

増子 内容も内容だし、今までにない声の表情の出し方というか。
ライブではどう表現しようかな、というところも今考え中です。色気のある声プラス、何か朽ち果てたような声プラス、男の深みをどんどん掘り下げて……だから、年を重ねれば重ねるほど、深みが出る曲なのかな、って。そんなふうにいろいろ考えながらレコーディングしたことはすごく記憶に残っていて。キーが変わったりするので難しいけど、おしゃれな曲だな、と思っていたのも印象深いです。

雨宮 ダークまではいかないですけど、眠るものっていうか……今まで出したことがないような声色にも挑戦しました。
曲自体が難しいのでどう自分の中で表現するかをすごく考えました。その期間のスケジュールだと、向き合う時間は限られてしまっていたので、その中で自分ができる最大限をしっかりと出さないといけないと思って、曲を何回も聴いて、自分ができることをシミュレーションしてレコーディングに挑みましたね。

――限られた中で深めていくのも大変ですよね。

雨宮 そうですね。だからこそ、ライブでまた進化したものが届けられるかな、と思います。

金谷 好きです、『Sorry not sorry』。「お下がりのLove」とか「イラナイの Sorry not sorry」とか、ワードに呈くんらしさがあって、リアルにプライベートの移動中とかでも一番聴いている曲です。
最後、もともとのデモは笑い声は入ってなかったんですけど、ちょっと笑い声入れた方がおもしろそうだなって思っていたんです。そうしたらちょうど、プロデューサーさんから「最後に不適な笑い声を入れるのどう思う?」って言ってくれて「ちょうどそう思ってたんですよ」って。それで「ふふふっ」ていう笑い声を3パターンぐらい録って入れてもらいました。それによって一気にこの世界観が出来上がった感じがしたので、そこも好きです。

小池 最後の笑い声は、僕も一応3テイクぐらい録りましたね。

一同 えっ!?

金谷 それは知らなかった。

小池 じゃあどっかのライブで「ふふふっ」て笑います!

がんばる自分にご褒美をあげるとしたら

――曲にちなんだところで、みなさんにお聞きしてみたいんですが……「Sorry not sorry」、ドラマでは騙し合いがひとつのテーマですが、「最近、これだまされちゃったな」ということはありますか?

宇井 はい!

西澤 キュートなのが来ますよ!(笑)

宇井 この間、ドライフルーツを買ったら、中に3つしか入っていなかったんです。
パッケージにはたくさん入っていそうに書いてあったのに、ちょっと大きめのものが申し訳程度に3つ入ってるだけで、だまされました。

――こういうかわいいエピソードを待っていました……!

増子 ホテルって、連泊している時は次の日には新しいバスタオルが来てるじゃないですか。出かけて帰ってきたら、新しいものが用意されている、みたいな。ロンドンのホテルでは、それがなくて、フロントに電話をかけて「Excuse me,I want bath towel.」って言ったんですけど、一向に来なくて。「カミングスーン、カミングスーン」って。でも結局、そのまま来ず、次の日の朝も。「今日の夜は絶対来る、大丈夫」って言っていたらまた来なくて、これが5日間続いたんですよね。

雨宮 つらい。

増子 ずっとバスタオルが来ない……。

金谷 翻訳機とか使ってもう1回伝えようとは思わなかったの?

増子 それがね、面倒くさいらしい。気分によって変わるんですよ。
だから、たまにバスタオルがたくさん置いてあるときもあれば、一切来ないときもある。

雨宮 大切に使わないといけないってこと?

増子 そう! もうカミングスーンにだまされました。

西澤 人によってのカミングスーンがあるからね。

――つづいて、「LifE!!」に「ご褒美」というワードがありますが、がんばった自分にご褒美をあげるとしたら、どんなご褒美をあげますか?

西澤 僕は今日がんばれたな、という日は温泉に行きます。行きたいところをいくつかリストアップしていて、今日はここ行ってみよう、って。でも1人で温泉に行くのは半年に1回あるかないかぐらいかも。あんまり行かないんですけど。

――お友だちと行くとか?

西澤 いや、友だちいないんですよ、僕。

――えっ!

西澤 でも、メンバーとは行きます!

雨宮 小さいご褒美だと、夜にコンビニ行ってハーゲンダッツを買ったりとかはときどきします。本当に長期間でがんばったなって思ったときは、自分の欲しいものを買います。洋服だったりとか。

小池 推し活ですかね。それこそライブに行くとか、グッズ買うとか、特典会とか、そういう感じですか。

――がっつり推し活ですね! お部屋も推し仕様ですか?

西澤 ポスターとか、あとなんかもうスピーカーの上にいっぱいフィギュアみたいなのがあって。

小池 アクスタとかもあります。

西本 僕は……うーん……

西澤 めっちゃ悩むじゃん!
コンビニでちょっと高いブラックコーヒー選んじゃいます、とかでもいいんだよ。

西本 じゃあプリンで!

一同 (爆笑)

小池 ほんとに!?

雨宮 見たことないよ!

――固めと柔らかめのプリン、どっちが好きですか?

西本 えーっと、なめらかな……。

雨宮  家の近くにおいしいプリン売ってるところあるから買ってくるよ。

西本 えっ、ほんとに? ……いや、大丈夫かな。

雨宮  大丈夫なのかよ!(笑)

金谷 でもメンバー同士でよくご褒美はあげます。わりと誰でも。

――わ、素敵ですね。

金谷 例えば、もらったことあるのだと、ポチャッコっていうキャラクターが好きなんですけど、見つけるとゆらちゃんと翔がくれたり、あっちゃんはご飯をご馳走してくれたり、呈くんはサーティーワン、茉生くんと竜暉くんスタバくれたり……。

――そういうの、いいですね。

金谷 なんのご褒美かわからないんですけど。あっ、お礼かな?

西澤 でもバレンタインとか必ずくれますよ。「お返し待ってるね。倍で!」って。

金谷 社交辞令的に(笑)。

ツアーは「ワクワクする気持ちだけを持って」

――先日行われた「GENIC LIVE TOUR 2024 N_G」のLIVE DVD&Blu-rayもリリースされます。そちらのオススメポイントを教えていただけますか。

西本 本編で言うと、メンバーそれぞれがセルフプロデュースしている曲があります。制作期間も短かったんですけど、だからこそなのか全員が「N_G」に集中していましたね。セルフプロデュースしているものもありつつ、「New GENICを見せるぞ」という同じ目標に向かって一致団結して進んでいったツアーの最終日の映像なので、GENICの第2章を宣言するという意味では、全員の気持ちが一つになっている、決意がしっかり固まっているのが表現されている作品になっています。

あと、「N_G」っていろんな語呂合わせができたりして、すごくコンテンツがたくさん作りやすくて。NGテイク集とか。あとNGを文字った企画もたくさんあるので、いろんな幅広いエンターテインメントを楽しめる1枚になってるんじゃないかなと思います。

(メンバー拍手)

――そして、ツアーも9月から始まります。どのようなツアーになりそうですか?

西本 「N_G」までは「No GENIC or New GENIC」という疑問を提起したり、というところもあって、ファンのみなさんをすごく心配させてしまうような部分もあったんじゃないかなと思うんですけど、最後に「New GENICだ!」と言い切ることができました。そこからNew GENICの世界をどう表現、描いていくのかというところを「if」というものでまとめながら、いろんなGENICをライブの中で存分に表現するツアーになるんじゃないかな、と思います。本当にワクワクする気持ちだけを持って、純粋にいろんな振り幅のGENICを受け取りに来て欲しいな、と思います。

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取材・文/ふくだりょうこ 撮影/鬼澤礼門

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