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荒川ナッシュ医『ペインティングス・アー・ポップスターズ』国立新美術館で ユーミン、キム・ゴードン、桂ゆきらとコラボ

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荒川医《Concrete Escort》2013年、グッゲンハイム美術館、ニューヨーク Photo: Paula Court Courtesy of the artist and Solomon R. Guggenheim Museum, New York

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アメリカを拠点とするパフォーマンス・アーティスト、荒川ナッシュ医(えい)の個展『荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ』が10月30日(水)〜2024年12月16日(月)、国立新美術館で開催される。荒川ナッシュにとってアジア地域では初の大規模な個展となる。

荒川ナッシュ医は1977年福島県いわき市生まれ。1998年からニューヨーク、2019年からロサンゼルスに居住する米国籍のクィア・パフォーマンス・アーティストだ。さまざまなアーティストとのコラボレーションを通じて「私」という主体を再定義しながら、アートの不確かさをグループパフォーマンスとして表現している。

荒川医《ネメシス・ペインティング(猫なで声のパフォーマンス!)》2022年、デビッド・ズワーナー、ニューヨーク Photo: Santiago Felipe Courtesy of the artist and David Zwirner, New York

今回は、一作家の個展であると同時に、彼に協力する多数のアーティストによる絵画が2000㎡の会場内で9つのセクションに分かれて登場する。ジョン・ケイル/トニー・コンラッド/テリー・ライリー、ブルース・コナー/マイルス・デイヴィス/ジェイ・デフェオ、マヤ・デレン & 伊藤貞司、桂ゆき、河原温、丸木俊(赤松俊子)with 寺尾紗穂、アンリ・マティス with 松任谷由実 & 松任谷正隆、南川史門、田中敦子、演劇集団LGBTI東京 with 小住優利子/差異等たかひ子/高橋茉由、富井玲子、八重樫ゆい、吉原治良、そして65歳以上の美術館ボランティアなど実に多彩だ。

荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンド、Photo: Rikard ÖsterlundCourtesy of the artist and Tate Modern, London

誰でも美術館の床に絵が描ける作品などもあり、入場無料で誰でも楽しめる。「美術館を訪れる観客と出会いたい」という荒川ナッシュによる“短くも親密な”展覧会ツアーも行われる。国立新美術館では初のパフォーマンス・アーティストによる展覧会。会場ではおそらく常にセッションのように何かが動き、生まれていくと思われる。まずは国立新美術館公式ホームページのパフォーマンスカレンダーをチェックしてから出かけよう。

<開催概要>
『荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ』

会期:2024年10月30日(水)〜12月16日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
時間:10:00〜18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)
休館日:火曜
展覧会詳細ページ:
https://www.nact.jp/exhibition_special/2024/eiarakawanash/index.html

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