KAAT神奈川芸術劇場「カイハツ」2025年度「企画・人材カイハツ」参加アーティスト募集
ステージ
ニュース
「カイハツ-企画・人材カイハツ-」ビジュアル
KAAT神奈川芸術劇場が、2025年度「カイハツ−企画・人材カイハツ−」の参加アーティストを募集する。
「カイハツ」は、KAATが2021年より取り組んでいるプロジェクトで、「企画・人材カイハツ」「戯曲カイハツ」「創作プロセスカイハツ」の活動を軸にして、創造活動の核を育てていくことを目指している。今回は、新しい人と出会いたい、脳内で思っていることを誰かと試してみたいなど、アーティストのアイデアの種を「カイハツ」していく「企画・人材カイハツ」の公募となる。
併せて、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督の長塚圭史からコメントが到着した。
<KAAT神奈川芸術劇場芸術監督 長塚圭史からのコメント>
出会いが生まれる場
「カイハツ」を公募したいという思いは2021年のスタート当初からありました。けれどこの事業が如何なるものなのか劇場としてもまず模索する時間が必要でした。実際に予定している公演ではなく、その前の段階の、アイデアの種を育て、様々な角度から見つめ、試してみる、というのはどういうことか。
これまでの4年間、たくさんの素晴らしいアーティストたちによる様々のトライアルがありました。そこで私たちは共に大きな意義を実感することが出来ました。この経験を糧に、いよいよ公募に踏み出そうというわけです。
「カイハツ」は、劇場というプロフェッショナルが働く場で、アーティストが優れたアイデアの可能性を広げ、時に実演に歩み出すきっかけを生み出し、またかけがえのない出会いが生まれる場です。
皆様の応募をお待ちしております。
<参加者の感想>
理想的な創作の時間
想像を広げられるところまで広げ、そこから選択したり脱線したりという理想的な創作の時間だったと思います。
上演を前にした稽古では、決めていくことが優先順位の高いところにありますが、このような、決めることよりも可能性を探すことを目的とできる時間は、とても重要な時間でした。人との出会いという点でも、作品作りの原点に戻る感覚を得ることができたという点でも、自分の今後の活動に大きく影響を与えてくれると思いました。
演出家 田中麻衣子
創作の種を発見することができた
どこかで上演不可能だと思っていた作品を、参加者のみなでとことん話し合えたことで可能性が広がり、引き続き探求し創作に繋げたいと思えるものになった。ひとりの考えだけでは到底見つけられなかった、創作の種を発見することができた。公共劇場の役割として非常によい取り組み。さまざまなアーティストに広く開かれ、隔たりなく様々な企画が並行して行われるような、刺激的な場になると良いなと思う。
演出家 大澤遊
<募集概要>
2025年度「カイハツ−企画・人材カイハツ−」
【実施期間】
a. 2025年4月14日(月)~20日(日)
b. 2025年7月7日(月)~13日(日)
c. 2025年8月4日(月)~10日(日)
d. 2025年8月25日(月)~31日(日)
e. 2025年9月1日(月)~7日(日)
f. 2025年11月17日(月)〜23日(日・祝)
※上記のうち1期間(第3希望まで提出可能)
【劇場のサポート体制】
・KAAT内稽古場(アトリエ)の提供〈原則:5日間、11時〜18時(1時間の休憩含)〉
・企画内容や参加者に関する相談、アドバイス
・企画・運営費〈55,000円(税込)〉の提供、参加費〈1日 13,200円 / 人(税・交通費込み)〉の提供
※企画予算には上限があります。
【申込締切】
2025年1月15日(水) 23:59まで
詳細はこちら:
https://www.kaat.jp/news_detail/2624