WOWOW×松竹京都撮影所による大型企画始動『連続ドラマW I, KILL』製作決定 関ヶ原の合戦から30年後が舞台に
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『連続ドラマW I, KILL』
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すべて見るWOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んで贈る、初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』(読み:アイキル)の製作が決定した。
海外マーケットも視野に入れた意欲作である本作は、気鋭のクリエイターと伝統の松竹京都撮影所の一流職人スタッフがコラボレーションし、リアルな時代背景と舞台設定、ダイナミックな映像と迫力あるアクションを追求。極限状態に陥る恐怖のサバイバルドラマと、日本の伝統的な本格時代劇が融合した世界観の中で、大切なものを守るためにぶつかり合い、裏切り、葛藤する人々の姿を力強く映し出す。
テーマは「生きる」(I kill/斬る)。天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から30年後。移りゆく時代の中でようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突如現れた、人を襲い喰らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」と呼ばれるそれらに囲まれた極限の世界の中で、血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かうひとりの女性・お凛と、全てを失い絶望しながらも自らの生い立ちを知るべく旅をする男・士郎を描く。緊迫した生存劇の中で繰り広げられる様々な人間ドラマを通して、現代の人々に本来の「生きる」意味を問いかける。
脚本を担当するのは、映画『正欲』や『前科者 -新米保護司・阿川佳代-』など、社会的抑圧や差別の中で生きる女性を描いた作品を多く生み出してきた港岳彦。そのほか、新進気鋭の脚本家・ばばたくみ、川滿佐和子が参加し、港を中心にこの壮大なオリジナル企画に挑んだ。
そして、日米にルーツを持つヤングポールがメインの監督を、さらにもうひとりの監督として、松竹京都撮影所でキャリアをスタートさせ、ダイナミックな映像とアクション、人間ドラマの演出に定評のある服部大二監督が参加。「群凶」と呼ばれる化け物をはじめ、特殊造形を担当するのは、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』等、日本映画界の特殊造形でトップを走る百武朋。美術は、日本アカデミー賞で幾度も美術賞を受賞している原田哲男が担当した。
併せて、本作のティザー映像も公開。150年続いた戦乱の世が終結し、平穏を取り戻したかに見えた日本を襲う未知の恐怖。日本のドラマとしては珍しく、クランクイン前に映像表現の実証実験を兼ねたパイロット版もいくつか作成されるほど力の入った本作。公開された映像には、本篇映像のほかにソニーPCLの協力のもと、バーチャルプロダクション技術を用いたパイロット版の映像も一部使用。圧倒的なリアリティと緊迫感で、クオリティの高い映像表現と予想だにしない展開を期待させる内容となっている。
<製作陣 コメント>
■脚本:港岳彦
そのアイデア自体は、あちこちで、何度か耳にしてきたものでした。
──おもに笑い話として。
実際に、映像化されたものもあったのかもしれません。
ですが、思いつきレベルの雑談ならともかく、そのアイデアをふくらませて、大がかりな長編に仕上げようと目論む人たちがいるとは思いませんでした。
「“それ”がああなって! こうなって! こんなことにもなっちゃって!」「ぜったい世界と勝負できると思うんですよ!」と、ガンギマリの目でプレゼンするヤングポール監督を見ながら、どうやってこのヤバい人から逃げようかと考えていたのに、気づくと大学の先生による“それ”の講義に強制参加させられ、監督のお気に入りだという“それ”のDVDを押し付けられ、いつしか若き優れた脚本家たちも巻き込まれ、あっと驚く錚々たるキャストの方々が集結していたのでした。
「正気か?」の連続でしたが、脱稿した頃には、ぼくも彼と同じ目をしていました。
やりました。
時代劇×ゾンビ大巨編
どうか、ご期待ください!!!
■監督:ヤングポール
本気の人間が集まった結果……ヤバい作品が生まれつつある。
初めて見る独自なジャンルの様でいて、しかし歴史に裏打ちされた堂々たるエンタメ感もあるという奇跡的な掛け算が成立している、と思う。
現在撮影中ですが、画面から漲るパワーが半端ない。
これは、面白いです。
■監督:服部大二
ゾンビ×時代劇×サバイバルホラー。テーマは「生きる」。
この作品をオファーされて引き受けなかったら、監督になった意味がないと思った。
野心的な作品を創り続ける「WOWOW」と世界が注目する鬼才「ヤングポール」、そのふたつと本格時代劇を創り続ける「松竹撮影所」を融合させるのが私の役目だった。
誰も見たことのないファンタジーを創作するという意味では、ゾンビも時代劇も同じである。
私の持っている僅かな時代劇の経験と知識を、太秦のスタッフと共に、ゾンビ部、アクション部と共に、この作品において全力を持って発揮させる所存である。
撮影は過酷である。毎日が衝撃である。
『I KILL』の撮影は初体験の連続であり、スタッフ・キャスト全員の精神と体力を限りなく消耗させる。
だが、誰も弱音を吐かない。気力は充実している。早く『I KILL』を世界に届けたい。その一念である。
■株式会社 WOWOW/コンテンツプロデュース局ドラマ制作部 チーフプロデューサー 山田雅樹
今回、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所が”タッグ”を組んで、日本発の新たなオリジナルドラマシリーズを作ることに挑戦しています。伝統的な京都の「時代劇」と海外的な「サバイバルスリラー」というジャンルを掛け合わせた新たな世界観と本格的な描写でもって、日本のみならず海外の視聴者にも届く作品にしたいと願っています。
時代劇の聖地である京都で、ヤングポール監督をはじめ東京のクリエイターと時代劇の職人スタッフの圧倒的な熱量のコラボレーションで現場では計り知れない化学反応が起きています。
「生きる」ことへの執念と逞しさ。そして、生々しさと狂気、さらに、その先にある美しさを描き、今のこの混沌とした世界を生きる人々の心を揺さぶる作品にしたいと思います。
さらに、注目のキャスト情報は追って発表しますのでぜひ、ご期待ください。
■松竹株式会社/映像企画部テレビ企画室 プロデューサー 岡村紘野
本作のテーマは「生きる」です。シンプルですが奥深さがある命題です。
それぞれの登場人物がそれぞれの問題と向き合い、物事が思う通りに行かない中で、もがき苦しみながら生きようとします。そこにドラマが生まれます。サスペンススリラーでありながらホームドラマでもあります。
愛おしいほどの家族愛が根底にある作品です。ワンカットワンカットを、丁寧に心を込めて撮影を重ねました。日本の京都で作ったこの作品が、ひとりでも多くの方々に届くことを願っております。
『連続ドラマW I, KILL』ティザー映像
<作品情報>
『連続ドラマW I, KILL』
2025年WOWOWにて放送・配信
脚本:港岳彦、ばばたくみ、川滿佐和子
監督:ヤングポール、服部大二
音楽:フジモトヨシタカ
公式サイト:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/i-kill/
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