ライト兄弟の史実を基に石丸さち子が描くオリジナルミュージカル『翼の創世記』の“ファーストフライト”本日開幕
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ミュージカル『翼の創世記』メインビジュアル
『スカーレット・ピンパーネル』『マタ・ハリ』『BACKBEAT』など数々の翻訳作品を演出する一方、オリジナルミュージカル創作にも積極的に取り組み、これまでに『Color of Life』『ボクが死んだ日はハレ』『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』などを生んできた石丸さち子。自ら設立した「Theatre Polyphonic」を母体にプロデュース公演もおこなっており、その第7回となる『翼の創世記』が本日11月29日(金)、BLUE SQUARE YOTSUYAにて開幕する。企画・脚本・作詞・演出を石丸が、作曲・音楽監督・演奏は『~ハレ』の森大輔が担う新作オリジナルミュージカルだ。
描かれるのは、世界で初めて動力有人飛行に成功したことで知られるライト兄弟の物語。兄ウィルバーと弟オーヴィルが1903年に発明した夢の飛行機械は、第一次世界大戦の勃発によって、兄弟の思いとは裏腹に兵器として発展を遂げることとなった。そんな彼らにかねてより興味を持ち、オーヴィルのインタビュー記事を読んだことで、ミュージカルにしたいとの強い思いを抱いたという石丸。自らアメリカに渡って集めた資料を基に、兄弟とその妹キャサリンの物語を、史実に基づく大胆なフィクションとして描き出す。
登場人物は3人のみで、ウィルバー役の上川一哉・上口耕平・鈴木勝吾・百名ヒロキ、オーヴィル役の鈴木(二役)・工藤広夢・DION、キャサリン役の門田奈菜・福室莉音・山﨑玲奈の総勢9名が、A~Eの5組に分かれて交互に登板。「双子のように思われながら全くタイプの違う兄と弟」と、「「自らの夢を捨てても兄に尽くした妹」」を、それぞれがどう造形するのかに注目が集まる。また今回の公演は、海外上演を目指してスタートする作品の“ファーストフライト”ともなるそうで、「スタッフも、俳優も、挑戦ばかりのミュージカル。小さな劇場からの初飛行に、皆様のご搭乗をお待ちしております」と石丸。ライト兄弟の夢と、スタッフキャスト一同の夢が重なる公演となりそうだ。
文:熊田音子
★ミュージカル『翼の創世記』石丸さち子・上川一哉 インタビュー
<公演情報>
ミュージカル『翼の創世記』
企画・脚本・作詞・演出:石丸さち子
作曲・音楽監督・演奏:森大輔
出演:
上川一哉 上口耕平 百名ヒロキ 鈴木勝吾 工藤広夢 DION 門田奈菜 福室莉音 山﨑玲奈
2024年11月29日(金)〜12月25日(水)
会場:東京・BLUE SQUARE YOTSUYA
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/wings/
公式サイト:
https://s-ishimaru.com/wings/