ラグビー早明戦100回目のキックオフ! 早稲田の6年ぶりVか? 明治の3連勝か?
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佐藤健次(早稲田大学) (C)スエイシナオヨシ
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すべて見る記念すべき100回目の定期戦である。早明戦。12月の第一日曜日にキックオフを迎える『関東大学ラグビー対抗戦』Aグループ最終戦だ。初戦が行われたのは1923年12月24日のこと。通算対戦成績は早稲田大学から見て55勝42敗2分となっている。100周年となった昨年の対戦では9トライを量産した明治大学が終盤に追い上げを見せた早稲田を58-38で振り切ったのだった。
今季勢力図に異変が起きた。早稲田が11月3日の第8節の対戦で、『全国大学ラグビーフットボール選手権大会』&『対抗戦』3連覇中の帝京大に4年ぶりとなる黒星を付けたのだ。立ち上がりからフルスロットルの早稲田は21分までに1年生WTB田中健想がハットトリックを達成。すると超大学級FW青木恵斗に2本連続で返されるも、この日の田中健は帝京の屈強なFW陣を向こうに回し、5本のトライラッシュを披露した。さらに同じく1年生SO服部亮太もスケールの大きさを感じさせるロングキックにカットパス、さらに2トライを決めて見せた。1年生コンビの活躍で早稲田が48-17の完勝を収めたのだった。
34連勝がストップした帝京はこれで火が点いた。次戦・11月17日の明治戦では、20分半ばまでに3連続トライを上げるなどエナジー全開。その後明治の反撃に遭うも攻め手を緩めず、48-28で勝ち切って強い帝京を印象付けた。一方、出鼻をくじかれた格好の明治は7-33で前半を終えるも、後半だけを見ると21-15と盛り返した。劣勢の中身体を張り続けたLO佐藤大地とともに落ち着きを取り戻したSO伊藤龍之介のゲーム運び、取り切る力を見せた1年生WTB白井瑛人も次を期待させるパフォーマンスだった。
両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【早稲田大学】
1杉本安伊朗(2)、2佐藤健次(4)、3亀山昇太郎(4)、4西浦剛臣(4)、5米倉翔(2)、6城央祐(1)、7田中勇成(3)、8鈴木風詩(4)、9細矢聖樹(4)、10服部亮太(1)、11池本晴人(2)、12野中健吾(3)、13福島秀法(3)、14田中健想(1)、15矢崎由高(2)、16安恒直人(4)、17山口湧太郎(3)、18新井瑛大(2)、19若松泰佑(4)、20清水健伸(2)、21宮尾昌典(4)、22黒川和音(3)、23鈴木寛大(2)
※カッコ内の数字は学年。
【明治大学】
1檜山蒼介(2)、2西野帆平(3)、3倉島昂大(4)、4田島貫太郎(4)、5佐藤大地(4)、6最上太尊(3)、7福田大晟(4)、8木戸大士郎(4)、9柴田竜成(3)、10萩井耀司(1)、11白井瑛人(1)、12平翔太(3)、13秋濱悠太(4)、14安田昂平(4)、15金昂平(4)、16金勇哲(4)、17伊藤潤乃助(3)、18山口匠(2)、19物部耀大朗(2)、20藤井達哉(2)、21登根大斗(4)、22伊藤龍之介(2)、23海老澤琥珀(2)
HO佐藤主将をはじめとする強力フロントローに服部&田中健の1年生コンビ、野中&福島の両CTB、そして最後尾に控える日本代表FB矢崎と盤石の布陣を並べる早稲田に対して、明治はNO8木戸主将とFL最上&福田の強力バックローに平&秋濱のCTB陣、FBに金昂を並べながら、SOには1年生の萩井を起用。神鳥裕之監督はこの大一番でSO伊藤龍、WTB海老澤をインパクトプレーヤーとして投入する策を選択した。
果たして、100回目の早明戦で早稲田が6年ぶりとなる優勝を手繰り寄せるのか、それとも、明治が早明戦3連勝を飾るのか。『関東大学対抗戦』Aグループ第12節・早稲田大学×明治大学は12月1日(日)・国立競技場にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はNHK総合にて生中継。
関東大学対抗戦 早稲田大vs明治大のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2438989&rlsCd=001
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