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トヨタV、ハンセン&フォスター新体制で目指すはリーグワン初優勝!

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(写真左より) スティーブ・ハンセンHC兼ディレクター・オブ・ラグビー、ウィリアム・トゥポウ、髙橋汰地、イアン・フォスターCoHC (c)トヨタヴェルブリッツ

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狙うはひとつ。12月6日、トヨタヴェルブリッツ2024-25シーズン開幕前記者会見が実施された。これまで『NTTジャパンラグビーリーグワン』3シーズンは5位・6位・7位と満足いく結果を残せていないが、一気に頂点まで駆け上がるつもりだ。会見に出席したスティーブ・ハンセンHC兼ディレクター・オブ・ラグビー、イアン・フォスターCoコーチ、WTB髙橋汰地、FLウィリアム・トゥポウが意気込みを語った。

ハンセンHC「イアン・フォスターは素晴らしいコーチ、これまでの関係性を継続できて、ともにコーチとして活動できることを非常に楽しみにしている。彼には絶対的な信頼を置いていて、世界的にも最もラグビーの理解度が深い人材でもある。我々はコネクション、ラグビーの理解度、スキル、スキルというのはセットピース、キャッチパス、ブレイクダウンを強化している。イアンとともにたくさん指導しているが、チームとしてまだやるべきことがたくさんあるので、継続してやっていきたい」

フォスターCoコーチ「トヨタに来てから3か月ほど経つが、楽しんでいる。トヨタは素晴らしい組織だと思う。スティーブをはじめ、選手、スタッフ陣が非常にパッションを注ぎ込んでチームに関わっている。選手たちの勤勉さに感銘を受けている。これまでさまざまなチームを見てきたが、ほかのどのチームよりもハードワークしている。現時点でとてもいい状態だと言える。だがラグビー面の引き上げは必要だと感じている。そこに魔法はない。ゲームの基礎的な部分、キャッチパスに取り組んでいるので、継続して取り組んでいきたい」

髙橋「スティーブ・ハンセンにイアン・フォスターも加わって、さらにディティールが深まった。わからないことがあった時に質問すると、明確な答えが返ってくるので、選手として迷いなく与えられた仕事を全うできるし、自信を持って仕事ができる。一人ひとりがラグビーを全力で楽しんで自分の仕事をしっかりして、自分たちを信じてプレーすればすごくいいラグビーができると思う」

トゥポウ「イアン・フォスター、スティーブ・ハンセンの新体制となりチームとして楽しみ。新加入の選手もいる。ただ我々は昨季何か失ったわけではない。昨季からの積み重ね、新加入選手も加わり、開幕が楽しみ。シーズン開幕が待ち切れない」

ハンセンHCはフォスターCoコーチとの役割分担は明確ではないと明かした。
「イアンとの間には明確な役割分担はない。それはオールブラックスの時からなかった。彼がやること、私がやることはふたりの得意不得意に応じて決めてきた。ふたりの関係性は陰と陽。だが、ラグビーのゲームに対する考え方はふたりは類似している。複雑なゲームをいかにシンプルに考え、どこに重点を置くべきか、見極める能力が高いと思っている。また何かを話すかという点でも誰が何をやるべきかに応じて役割を分けてきた。アタック面でイアンが話した後、私が話したり、ディフェンス面で上野(隆太)コーチが話した後、私が話すこともある。話す順番が逆になる場合もある。ひとつのコーチングチームとして選手とコミュニケーションを取ることを意識している。選手に学びのツールを与えることに関して、ディフェンスは上野コーチ、アタックはイアン、セットピースはネイサン・ホワイトが担当している」

埼玉ワイルドナイツから加入したSO松田力也について、髙橋はBK、トゥポウはFWの観点でコメントを求められると。
髙橋「BKから見ると、自分はWTBなので、大外にチャンスが生まれやすく、そのスペースを力也さんと素早くコミュニケーションを取っている。精度の高いスピードの速いキックパスがあるので。相手がキックのスペースをケアしてきたら、力也さんはパスもうまいのでFW、BKを使ってアシストしてくれる。アタックでいろんなオプションを持たせてくれるし、日本語でコミュニケーションが取れるので、自分にとって非常にやりやすい」

トゥポウ「力也とは日本代表、サンウルブズで一緒にプレーした。これまでと違いFWパックとしてプレーするが、彼はオーガナイズが得意な選手。どういったプレーをどういう場面で使うべきか、コミュニケーションがクリアで明確。指示が明確なのはFWの観点として、非常に助かる。彼はスペースを見付ける力、リーダーシップ、そしてスペースにボールを運ぶ能力が高い」

チームの目標、個人としての目標を聞かれた両選手は?
髙橋「チームとしてはもちろんリーグワン優勝を目指して一日一日全員で練習している。個人としては昨季逃してしまったトライ王を目標にして、がんばっていきたい」

トゥポウ「私自身も同じ。優勝を目標にしている。そのためには個人のゴールを遂行することが大事。それができればトヨタの目標は達成できる思っている。と同時にロッカールームにあふれる選手の才能が発揮されることを楽しみにしている。ディフェンスの観点では自分が身体を張って体現したい。自分の仕事を遂行できればチームの力になると思う」

選手たちがターゲットは優勝だと口にしたことをハンセンHCは歓迎した。
「選手たちが優勝を目指していると聞けて良かった。それがチームの存在意義であり、ひとつのチームだけしか達成できないことだから。チームの成功を収めることのひとつの証が優勝だが、それ以外にも選手のスキルを伸ばす成功の形があると思っている。クラブとしてプライドを持って、チームを代表して、ファン、会社、対戦相手、地域の方々に尊敬されるチームを目指していきたい。その過程の中で優勝できれば、それは非常にいい結果と言える。今のトヨタに優勝にふさわしいタレントが十分揃っている。だがリーグワンは世界有数に競争が激しく、他チームにもタレントが揃っている。海外から来た選手、日本人選手、コーチ陣、すべてにおいて世界トップレベルなリーグだと思っている。タフなリーグだが、我々は優勝を目指して戦っていきたい」

『NTTリーグワン2024-25』開幕戦・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×トヨタVは12月22日(日)・秩父宮ラグビー場、第2節・トヨタV×三重ホンダヒートは12月28日(土)・岐阜メモリアルセンター長良川競技場にてキックオフ。ホスト開幕戦では来場者先着8000名にオリジナルベースボールシャツをプレゼント。さらに現役選手によるデモンストレーションや今日の見どころ解説、ラグビー体験会にサイン会、写真撮影会など、イベントも盛りだくさん。チケット発売中。

トヨタヴェルブリッツのチケット情報
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027035

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