韓国発ミュージカル『ワイルド・グレイ』日本版が開幕 キャスト6名&演出・根本宗子のコメントが到着
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左から)オスカー・ワイルド役:立石俊樹、ロバート・ロス役:福士誠治、アルフレッド・ダグラス役:東島京 (撮影:宮川舞子)
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すべて見る2025年1月8日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕したミュージカル『ワイルド・グレイ』の舞台写真とコメントが到着した。
脚本イ・ジヒョン、作曲イ・ボムジェによる『ワイルド・グレイ』は、2021年に韓国で初演され、コロナ禍にもかかわらずヒットを記録。2023年の再演でも多くの観客を魅了した。待望の日本版として上演される今回は、福士誠治、立石俊樹、東島京/平間壮一、廣瀬友祐、福山康平という個性豊かな実力派が、チーム固定のダブルキャストで集結。演出は、本作がミュージカル初演出となる根本宗子が手がける。
本作では、ピアノ、バイオリン、チェロによる生演奏が物語を彩る重要な役割を担う。繊細で情感あふれる旋律が登場人物たちの心情を映し出し、愛と葛藤が交錯するドラマをさらに際立たせる。舞台上で奏でられる音楽は、物語に寄り添いながら観客の感情を揺さぶり、作品世界への没入感を一層高めている。
東京公演は1月26日(日) まで。その後、2月8日(土) に愛知・ウインクあいち 大ホール、2月14日(金) から16日(日) に大阪・森ノ宮ピロティホール、2月22日(土) に高崎・高崎芸術劇場 スタジオシアターで上演される。
ミュージカル『ワイルド・グレイ』キャスト&演出家コメント
■福士誠治(ロバート・ロス役)
『ワイルド・グレイ』という作品に携われること、本当に光栄です。
偉大な小説家であるオスカー・ワイルドに惹かれるロバート・ロスという役を演じることは、楽しくもあり、切ない気持ちにもなります。
今とは違う時代を生きた人たちが、時代や社会にそして人間に翻弄され、苦しみながらも自分の生き様に美しさを求めていくこの舞台を、是非楽しんでいただけると幸いです。
ピアノ、バイオリン、チェロの奏でる旋律も素敵なので、音楽に芝居にあふれた空間をお楽しみください。
■立石俊樹(オスカー・ワイルド役)
芸術、愛を求め続けた3人の男たちの物語です。
オスカー・ワイルドという人物の魅力を知り、劇を通して彼自身の想像もし得なかった苦労や喜びを追体験させていただいています。
ピアノ・バイオリン・チェロのみで紡がれる音楽は、とても美しく素敵な空間を演出してくれます。
そして、役者3人だけのミュージカルだからこそ生まれる、濃密で深みのあるお芝居と心を震わせるミュージカルナンバーをぜひ劇場で堪能していただけたら嬉しいです。
皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
■東島京(アルフレッド・ダグラス役)
いよいよ劇場に入り、胸に手を当てなくても鼓動の音を感じるのはいつぶりでしょうか。
限られた時間の中で物凄い熱量で役と向き合い理解しようと努力しました。初めて新国立劇場小劇場のステージに立って客席の独特な雰囲気を感じた今、その凝縮したものが次の刹那には破裂しそうな感覚です。
10代最後の作品なので特別な想いもあり、ついにお届けできることに興奮しています。
多くの方はアルフレッド・ダグラスに感情移入できないかもしれませんが、図々しいくらい彼を愛してきたので彼なりの言い分を代わりに届けられるよう全身全霊でつとめてまいります。
■平間壮一(ロバート・ロス役)
あけましておめでとうございます。
新年一発目の舞台『ワイルド・グレイ』。
自分自身がこの作品を、作り出したわけではないですが、その一部になれたので、オスカー・ワイルドが作品に込めた愛のように『ワイルド・グレイ』と言う作品を愛して芸術の中にとことん生きられるよう頑張ります。
美と愛はいろんな形がありますよねー
■廣瀬友祐(オスカー・ワイルド役)
無事に初日を迎えることができ、大変嬉しく思います。同時に、これから千穐楽までの間、誰ひとり欠けることなく、両チームが無事に乗り切れることを心から願っています。
出演者が3人という環境は、俳優にとって非常に贅沢で幸せな空間です。この特別な環境の中で、素晴らしいキャストと、ピアノ・バイオリン・チェロを奏でるミュージシャンの皆さんと共に舞台に立てることに大きな喜びを感じています。
この贅沢な舞台から、僕らにしか届けられない作品をお届けできればと思っています。また、出演者が変わることで、こんなにもチームの色が異なるのか!と感じていただけるはずです。
ぜひ2025年の観劇初めに、『ワイルド・グレイ』をお楽しみいただけたら幸いです。
■福山康平(アルフレッド・ダグラス役)
遂に初日。ドキドキです。今までこんなにも稽古期間を短く感じたことはなかったと思います。怒涛の日々でした。自分が演じるアルフレッド・ダグラス、ボジーという役との間にはまだまだ近づく余地が沢山あるはず。毎公演少しでも彼を愛せるように、そして僕自身も成長できるように、廣瀬さん、平間さん、カンパニーの皆さんと共に大千穐楽まで走り抜けたいと思います! 芸術を愛し、救いを求め、翻弄された男たちの物語、是非見届けてください。
■根本宗子(演出・上演台本・訳詞)
「演出は日本のオリジナルにしていいですよ」
そう言っていただけたことが、わたしがこの作品をやろうと決めた大きなきっかけです。
韓国で生まれた本当に素晴らしい戯曲と、楽曲を自分の演出でどこまで日本で届けられるかこのお仕事を受けた日から今日まで考え続けてきました。
その答えの幕がついに開きます。
狙い通り、両チーム信じられないくらい印象が違う作品に仕上がりました。
それは全俳優がそれぞれの味と表現を持っていたから出来たことであり、ただのダブルキャスト公演で終わらせたくないという演出家としてのわたしの欲に全てのスタッフさん方が向き合い付き合ってくださったから叶ったことです。
願わくば、両チームご覧いただきたい思いです。
開幕前夜の今、わたしの心は初日がついに開く期待と、日本初演の演出を担う責任に胸の中は満ち溢れています。
日本版『ワイルド・グレイ』どうぞご期待ください。劇場でお待ちしております。
是非、見届けて欲しい。
撮影:宮川舞子
<公演情報>
ミュージカル『ワイルド・グレイ』
脚本:イ・ジヒョン
音楽:イ・ボムジェ
翻訳:石川樹里
演出・上演台本・訳詞:根本宗子
訳詞:保科由里子
出演:
福士誠治(ロバート・ロス)×立石俊樹(オスカー・ワイルド)×東島京(アルフレッド・ダグラス)
平間壮一(ロバート・ロス)×廣瀬友祐(オスカー・ワイルド)×福山康平(アルフレッド・ダグラス)
ピアノ:大谷愛、小林萌里
バイオリン:磯部舞子、西原史織
チェロ:吉良都、人見遼
【東京公演】
2025年1月8日(水)~1月26日(日)
会場:新国立劇場 小劇場
★開幕記念特別企画「オスカー・ワイルドの魅力を語る」アフタートークショー開催決定!
・1月15日(水)14:00公演
登壇者:立石俊樹、根本宗子(演出・上演台本・訳詞)
・1月15日(水)19:00公演
登壇者:廣瀬友祐・根本宗子(演出・上演台本・訳詞)
【愛知(名古屋)公演】
2025年2月8日(土)
会場:ウインクあいち 大ホール
【大阪公演】
2025年2月14日(金)~2月16日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール
【高崎公演】
2025年2月22日(土)
会場:高崎芸術劇場 スタジオシアター
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