Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 鈴木優人、BCJを率いて初の海外公演へ

鈴木優人、BCJを率いて初の海外公演へ

クラシック

ニュース

ぴあ

続きを読む

世界最高峰の古楽アンサンブル、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)が、首席指揮者・鈴木優人の指揮のもと、フランス、スペイン、ドイツ、オランダの4カ国7都市を巡る欧州ツアーを今月に実施する。

今回のツアーは、昨年夏に行われたBBCプロムスを含むツアーで高評価を得たことを受け、さらに多くの観客に演奏を届ける場として企画されたという。プログラムには、従来のバロック音楽から一歩離れ、モーツァルト作品に焦点を当てていることにも注目したい。中でも、鈴木優人自身が補筆した《レクイエム ニ短調》においては、モーツァルトの誕生日を記念した特別な意味を持つ演奏となりそうだ。

鈴木優人が手がけたこの《レクイエム》補筆校訂版は、1960年に発見されたフーガの断片を取り入れて、新たな解釈の可能性を示した意欲作だ。

「私の補筆校訂版は《レクイエム》の最終形を目指したものではなく、これまでの演奏史に 新たな選択肢を提案するものです。今回のツアーを通じて、この版を多くの聴衆に紹介でき ることを嬉しく思います」と語る鈴木優人の言葉からは、この編曲についての強い自負が感じられる。欧州の聴衆の反応やいかに。その成果に興味津々。

鈴木優人がBCJを率いてヨーロッパで初めて公演を行う重要な節目となる今回のツアーは、次世代へのバトンタッチを象徴する一歩ともなりそうだ。

BCJ Europe Grand Tour 2025

1月21日(火) パリ(フランス)
1月22日(水) マドリッド(スペイン)*
1月23日(木) バルセロナ(スペイン)*
1月24日(金) トゥールーズ(フランス)
1月30日(木) フローニンゲン(オランダ)
1月31日(金) デュッセルドルフ(ドイツ)
2月 1日(土) デン・ハーグ(オランダ)
*プログラム前半は鈴木優人が、後半は鈴木雅明が指揮

モーツァルト:
交響曲第40番 ト短調 K. 550
《レクイエム ニ短調》K. 626 鈴木優人補筆校訂版
アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K. 618

https://bachcollegiumjapan.org