新スローガンは「横浜奪首」、バウアーも加入! DeNA・三浦監督「昨年できなかったリーグ優勝を」
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(写真左より)横浜DeNAベイスターズ・村田修一コーチ、三浦大輔監督、筒香嘉智
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すべて見る1月27日『横浜DeNAベイスターズ 2025新春の集い』が実施された。関内ホールに集った約1000人のファンに2025年スローガンと新ホームユニフォームをお披露目。三浦大輔監督は昨年成し遂げられなかったリーグ優勝と昨年成し遂げた日本一をファンに約束した。
就任1年目となる2021年の『横浜一心』から『横浜反撃』『横浜頂戦』『横浜進化』と毎年スローガンを自ら考案してきた三浦監督。2025年のスローガンは『横浜奪首』に決定。三浦監督は「首位を奪い取る。昨年できなかったリーグ優勝を取りに行く。スタートダッシュして、このスローガンを実現するということ」と解説した。
新ホームユニフォームを見た三浦監督の第一印象は「えっと思った」とのこと。さらに「デザインコンセプトを聞くと、『なるほど』と感じた」と続けた。気になるデザインコンセプトは、太い横浜ブルーの2 本のラインの左右に新たに黄色のラインを配置。星をモチーフにしたラインがセ・リーグ優勝と日本一というふたつの目標に向けて、誘導灯のようにチームをいざなうことを表している。
ここで新ユニフォームに袖を通した村田修一野手コーチと筒香嘉智が登場し、新ユニフォームについてコメントした。
村田コーチ「僕がいた時代はストライプの入ったユニフォーム、新しく強いチームになったと感じ取れるように精一杯がんばっていきたい。強くなっていく姿を外から見てうらやましく思っていた。このユニフォームに袖を通すことができて幸せ」
筒香「この黄色のライン、去年できなかったリーグ優勝、そして日本一に向かって、このユニフォームで達成できればと思っている。僕としては村田さんから受け継いだ25番、新しいユニフォームでまた村田さんと一緒に継承できることに幸せを感じている」
14年ぶりにDeNAヘ復帰した村田コーチのユニフォーム姿を見た三浦監督は「修一が久しぶりにベイスターズのユニフォームを着た姿を見て、ぐっとくるものがある」と明かした。そして「昨年ゴウが帰って来て、今年修一が帰って来て、心強い。ゴウももっともっと活躍できると思うし、修一はハートの強い男なので、技術だけではなく、選手たちを気持ちで引っ張って行ってくれると思う」とふたりに期待を寄せた。
イベントでは3人が今年の漢字を発表。
三浦監督「『奪』。チームスローガンのひと文字を取った。首位を奪うという字にした」
村田コーチ「『思』。三浦監督が言うように心が大事。『横浜奪首』を常に思い、戦い抜くことが大事だと思うので、24時間『奪首』という気持ちを持って戦うことをみんなに伝えたいし、みんなで戦いたい」
筒香「『伸』。去年、日本一になって相手チームも研究し、マークされる球団になると思うので、現状維持ではだめ。キャンプ、シーズン中、自分の技術、能力をシーズンが終わるまで伸びし続けた時、いい結果が得られると思うので、この字を選んだ」
ここでサプライズ発表が行われた。トレバー・バウアーと選手契約を結ぶことが発表されたのだ。3人は2020年サイ・ヤング賞右腕の2年ぶりとなる帰還を歓迎した。
三浦監督「やっと言えるな(笑)。このふたり(村田コーチと筒香)が帰って来てくれて、またバウアーも帰って来てくれる。フルで1年間活躍してくれることを期待している。マウンドで投げている姿もそうだが、登板間の準備も本当に素晴らしいので、みんなの参考になると思う」
村田コーチ「ピッチャーが安定することによってバッターの刺激になるし、相手には1点の重みが重圧になる。2年前は他球団として見ていたが、バンバンアウトを取る姿は本当に心強い」
筒香「一流のプレイヤーだし、彼がベイスターズでマウンド立つことでチームにとって大きな戦力になる。一緒にプレーできることを楽しみに思っている。野球に対してまじめで、一生懸命トレーニングしている印象がある」
イベントの最後に3人は今季の意気込みを語った。
三浦監督「新しい選手も入り、日本シリーズを優勝し、ファンも増えたと思う。新戦力を生かしてチーム一丸となって、ファンと一緒に1年間戦っていきたいと思うので、応援をよろしくお願いします」
村田コーチ「目標は明確に『横浜奪首』と頭のど真ん中に置いて、優勝を目指して監督と選手のいい架け橋になれるよう、外で学んだことを生かして1年間戦っていきたいと思う」
筒香「リーグ優勝、日本一。まずはリーグ優勝を達成できるよう開幕戦からシーズン終了最後の試合まで全員が全身全霊をかけて戦えば、必ずいい結果が得られると思うので、そこだけを目指していきたい」
イベント終了後の囲み取材で三浦監督は改めてバウアーへの期待感を口にした。
「無事契約が決まってうれしく思う。非常に大きい。日本の野球を1シーズン通して投げた中で、昨年はメキシコで経験し、またグレードアップして戻って来てくれると思う。1年間ローテを守ってフル回転してもらおうと思っている。(外国人枠について)監督の仕事なので当然考えていく。チーム内の競争が激しければ激しいほどチームは強くなると思う。(競争は)プロだから当たり前」
DeNAは2月1日(土)・沖縄県宜野湾市と鹿児島県奄美市のA班とB班に分かれてキャンプイン。3月28日(金)~30日(日)・横浜スタジアムでの開幕3連戦に向けて、汗を流す。
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