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ラグビーワールドカップが再び日本で? 男女両大会開催に現実味!?

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(写真左より)ワールドラグビー・ブレット・ロビンソン会長、日本ラグビーフットボール協会・土田雅人会長、WR・アラン・ギルピンCEO

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2月3日、ワールドラグビー(WR)のブレット・ロビンソン会長とアラン・ギルピンCEOが来日し、メディアブリーフィングを行った。最初に日本ラグビーフットボール協会(JRFU)・土田雅人会長があいさつした。

「WRが示す方向に当協会は支持し、ラグビー界の発展のため、日本がアジアをリードしていくつもり。そして今回重要なテーマとして、2035年の男子、2037年の女子『ラグビーワールドカップ(RWC)』の日本開催について話し合う。そのためにはJRFUの財政安定、組織の強化が大変重要」

ロビンソン会長とギルピンCEOはこのようにコメントした。
ロビンソン会長「昨年の会長選において、JRFUの多大な支援をいただいたので、会長になって最初の外国訪問が日本になったのは当然の結果と言える。これからも日本ラグビーが活躍することを祈っている。JRFUはハイパフォーマンスな組織。男女ともに高い成績を収めている。『RWC』で高い成績を収めることが『ネーションズチャンピオンシップ』にティア1で参加することにつながる。
男子だけではなく、女子への投資も必要。今女子選手は世界で300万人にも及ぶ。日本は15人制だけではなく、セブンズでも活躍し、アジアの発展につながっている。ラグビーは素晴らしいスポーツ。15人制だけではなく、7人制も身近なスポーツであってほしい。我々はそのような活動をしているし、日本がその中心を担ってくれることをうれしく思う」

ギルピンCEO「東京に戻って来れてうれしく思う。15か月前にフランスで素晴らしい『RWC』が行われ、その前に日本で素晴らしい『RWC』が行われた。2019年開催前は懐疑的な声もあったが、みなさんの成功によって懐疑的な声を黙らせることができた。私たちは将来の『RWC』、将来のトーナメントについて話し合いに来ている。JRFUと2035年もしくは2039年の男子の『RWC』、女子の2037年の『RWC』開催について話し合っている。先日パースでのセブンズ(『HSBC SVNS 2025』第3戦)で日本女子は5位になった。WRとしてはセブンズの成功も必要。『RWC』だけではなく、『RWCセブンズ』を日本で開催する可能性についても話し合っている」

日本での『RWC』開催の可能性について問われると、ギルピンCEO はこう返答した。
「2027年から24チーム参加に拡大される。次の『RWC』はさらに大きなチャンスが待っている。2019年大会は何が特別だったと言うと、おもてなしの心。日本は世界から信頼感を得て、日本のみなさんも大きな自信を得たとも思う。次の大会ではさらに力強い大きなインパクトがあると思う。ラグビーを見る人、プレーする人、触れる人がさらに増えると思っている」

日本、スペイン、イタリア、イギリス&アイルランドが立候補している『RWC2035』の開催地はいつ、どんなプロセスで決定するのか。
ロビンソン会長「立候補した国の招致活動のために巨額な費用を使うのをやめた。長期的な視点、財政面、普及に関して新しい局面があるかなど総合的に見て選定する形に変えた。2035年・2039年の開催国はどこが財政的にいいのか、最終的にどこでプレーするのがいいのかを見極めているところ」

ギルピンCEO「我々は公式な入札システムをやめて、長期的な戦略で開催国を決めていくことにした。日本は戦略的なゴールを持ち、強い意志を持ち、政府、地方自治体も強い意志を持っている。日本に『RWC』が戻ってくることはこの地域の発展につながる。開催国をいつ決めるか、2035年大会は『RWC2027』が開催される前に決定すると思う。そうすることによって7~8年前から長期的な準備ができるようになる」

ロビンソン会長は2026年にスタートする新たな国際大会『ネーションズチャンピオンシップ』についても言及した。
「『ネーションズチャンピオンシップ』はアイデアを6~7年温めてきた大会。『RWC』と『RWC』の間の年に何をすべきか。昇格・降格がある中、ふたつのディビジョンで全24チームが価値のある戦いをし、ファンを増やし、強化できることになる。現在ディビジョン1のシックスネーションズ(イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、フランス、イタリア)、SANZAAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン)、日本、フィジーとどのような大会にすべきか話し合っている」