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玉城ティナ、敬愛するショーン・ベイカー監督作『ANORA アノーラ』を語る「何をシンデレラとするか決めるのは自分」

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映画『ANORA アノーラ』の監督、ショーン・ベイカーを敬愛する玉城ティナのインタビュー映像が公開された。

本作は第77回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞し、そして第97回米アカデミー賞にて6部門にノミネートされた作品で、身分違いの恋という古典的な題材を、ニューヨークを舞台に21世紀風に映し出した、アンチ・シンデレラストーリー。自らの幸せを勝ち取ろうと奮闘するロシア系アメリカ人の若きストリップダンサー、アノーラの等身大の生きざまを丁寧かつユーモラスに描く。

公開された映像は、ショーン・ベイカー監督の大ファンで作品を何本も観ているという玉城ティナが、『ANORA アノーラ』について語った特別映像とインタビュー。マイノリティと言われる市井の人にフォーカスし映画を撮り続けてきたショーン・ベイカーだが、『ANORA アノーラ』もNYのストリップダンサーが主人公。

玉城曰く、ショーン・ベイカーの作品には社会的な問題点がたくさん散りばめられているが、その当事者たちの目線に、変にフィルターをかけないところが魅力だという。『ANORA アノーラ』も監督らしさがそこかしこに散りばめられていて、なおかつ女性を“綺麗”に撮るというより、“魅力的”に撮る監督だと思ったそうだ。

そんな監督が今作で主人公アノーラに用意したのは、大金持ちの御曹司と恋に落ち結婚する、という絵に描いたようなシンデレラストーリー。しかしもちろん、現代版シンデレラ、アノーラの運命はセオリー通りのハッピーエンドでは終わらず、思いもかけない方向に転がっていくことになる。そんな不測の事態に孤軍奮闘するアノーラを応援したくなったという玉城は、「女の子が絶対好きだろうなっていうヒロインの形。シンデレラのイメージに統一されたものがあまりないというか、何をシンデレラとするかっていうのは自分自身。という風潮になっていると思うので、そこにもとても寄り添っているんじゃないかな」と、時代や社会の変化にも触れ、現代の価値観にも受け入れられるヒロイン像だと太鼓判を押している。

なお、ラスベガスでの結婚のシーンが幸せそうで良かったという玉城に、自身が結婚したことで“結婚”に対するイメージが変わったかどうか質問したところ、「変わった」と即答。「結婚自体を、“なんか仰々しいシステムなんじゃないの?”とあまり自分には関係のないものとして捉えていたけど、してみると意外と生活っていうものは続いていく。生活の自分ひとりで持つ割合みたいなものが、単位が変わるなみたいな。ぐらいだったので、そこまで重く捉えずに結婚したのがよかったのかもしれません」と、従来の価値観にとらわれない、玉城ティナ流の地に足の着いた見解を述べた。

『ANORA アノーラ』特別映像&玉城ティナインタビュー

<作品情報>
『ANORA アノーラ』

2月28日(金) 公開

公式サイト:
https://www.anora.jp/

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