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映画『BETTER MAN/ベター・マン』撮影までに5カ月を要したストリートでのパフォーマンスシーン公開

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『BETTER MAN/ベター・マン』 (C)2024 Better Man AU Pty Ltd. All rights reserved.

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3月28日(金) に公開される映画『BETTER MAN/ベター・マン』より、歌唱シーンを含めた本編映像が公開された。

本作は、『グレイテスト・ショーマン』を手掛けたマイケル・グレイシー監督の最新作で、イギリス音楽界において史上最高の売り上げ記録をいまだ維持するロビー・ウィリアムスを主人公にしながら、その姿を全編サルとして描いた物語。1990年にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、その後ソロアーティストとして世界的な成功を収めたウィリアムスの波乱に満ちた人生を、切なくもダイナミックに描き切る。

公開されたのは、作中最大の見せ場のひとつである、ロンドンを代表する高級ショッピングストリート「リージェント・ストリート」で撮影された「Rock DJ」の歌唱シーン。ロビー・ウィリアムスをセンターに据え、テイク・ザットのメンバー4人とともに、早着替えやアクロバットを交えながら街中を縦横無尽にパフォーマンスする様子は、そのダイナミックなカメラワークにより多くの人を熱狂させた『グレイテスト・ショーマン』をも彷彿とさせる映像になっている。

イギリス王室の関連資産のため、撮影許可を得ることが極めて難しいことでも知られるリージェント・ストリートでの撮影について、グレイシー監督は「リージェント・ストリートを封鎖して、500人の観客に踊ってもらったのは、私の人生でも最高の瞬間でした。夜中の3時にもかかわらず、みんなの喜びがはっきりと伝わってきましたし、それをカメラで捉えることができたと信じています。テイクの合間にも、笑い声が広がり、エネルギーが伝わり、これは非常に特別なことだと感じたのです。あそこに参加した全員がそれを感じたはずです」と振り返る。

実は撮影にかなりの苦労と月日を費やしており、撮影予定の夜に女王が崩御し延期に。10日間の喪の後、葬儀や戴冠式を経て、再びリージェント・ストリートで撮影するための資金を集めるのに5カ月を要したが、それでも、無名の少年たちが通りで人々に追いかけられる存在へと変わるこのシーンは、作品にとって欠かせないものだったため、苦難を経て撮影に至っている。

また、劇中、ロビーのテイク・ザット所属時代に登場するこの「Rock DJ」は、実際にはロビーが本グループを脱退してから数年後に作られた彼のソロ名義の楽曲だ。「この曲では自分をロックスターだと空想するロブの頭の中を映し出すのがポイントでした。"Rock DJ"は、歌詞の面でもこの瞬間に完璧にマッチしていたのです」と、敢えて時系列の異なる本楽曲を起用した理由を明かす監督。

対して、ロビーは「振り付けを見ていたら、まるでこのために書かれた曲のように感じました。最初に"Rock DJ"を書いたときはサビだけで、歌詞もついていないし、何をどう伝えれば良いかも決めていませんでした。今ではそれが僕自身や他の多くの人たちにとって意味のある言葉になりましたが、当時は単なる寄せ集めでした。しかしこれが映画となると、完全に意味のある言葉になるのです。僕の歌という感じがまったくしなくて、本作のためだけに書かれた曲のように感じましたね」と語る。

『BETTER MAN/ベター・マン』本編映像(リージェント・ストリート編)

<作品情報>
『BETTER MAN/ベター・マン』

3月28日(金) 公開

(C)2024 Better Man AU Pty Ltd. All rights reserved.