2位BL東京×3位S東京ベイ! ベストメンバーのリーグワン上位対決に期待値マックス!!
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リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京) (C)JRLO
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すべて見る無敗で首位を走る『NTTジャパンラグビーリーグワン』初代王者埼玉ワイルドナイツを追うのは2位に付けるディフェンディングチャンピオン東芝ブレイブルーパス東京か、3位で続く2022-23覇者クボタスピアーズ船橋・東京ベイか。後半戦に突入する『NTTリーグワン2024-25』第10節で注目の上位対決がキックオフを迎える。
レギュラーシーズン前半戦を7勝1敗1分で折り返した両クラブだが、前節は対照的な白星となった。10位のブラックラムズ東京と対峙したBL東京は開始早々にWTBジョネ・ナイカブラが先制トライを奪うと、13分にFB松永拓朗、19分にはCTBロブ・トンプソンがトライゾーンにボールを運び、20分まで19-3と主導権を握った。それでも前半の内にBR東京に3本返されて26-18と迫られた。
セットピースが安定しているBR東京は、後半もアグレッシブにアタックを仕掛けてきた。連続トライを献上し、後半14分に26-30と逆転を許したが、BL東京もトンプソン、ナイカブラが立て続けにトライをマークし38-30と逆転する。ノーサイドまで両軍14本ものトライが乱れ飛んだ乱打戦は45-44でBL東京が勝利。SO中楠一期(BR東京)のショットが10本中4本成功と精度を欠いたことに救われた格好となった。
薄氷を踏む勝利となったものの、トッド・ブラックアダーHCが「ボールを持ってアタックすることができれば、自分たちの強みであるオフロードを使って攻めてスコアにつなげられるとわかっていた。プレッシャーは掛かっていたが、糸口はしっかりと見えていた。選手たちも落ち着いていたし、リーダー陣もしっかりリードしてくれた。上から見てもそこまで焦ることはなかった」と余裕を覗かせば、NO8リーチ マイケル主将も「僕の中のテーマは『結果にこだわる』。内容はどうであれ、最終的に勝つことが大事。そういう点ではよくできた。内容はいろいろあるが、結果的に勝って本当によかった。試合中にプレッシャーを掛けられても割と冷静。LOがいなくなったり、イエローカードを食らったりしても、冷静に戦えたことはよかった」と振り返った。
一方、S東京ベイは第5節にBL東京を34-28で撃破した4位静岡ブルーレヴズと対戦。ファーストトライは譲ったが、その後は9分CTBリカス・プレトリアス、20分HOマルコム・マークス、32分WTBハラトア・ヴァイレアと効果的にトライを決めて前半を19-7で終える。後半に入ってもS東京ベイは攻め手を緩めず。モールをぐいぐい押して、スクラムに一家言持つ静岡BRを逆にスクラムで後退させた。そしてペナルティトライを含む7トライを叩き付け、昨季1分1敗と勝てなかった難敵を62-14と圧倒したのだった。
試合後、フラン・ルディケHCは「結果には非常に満足している。ブルーレヴズとの試合は、常にタフで重要な試合になる。私たちは80分間集中してプレーすることにフォーカスし、ベーシックな部分を重視して準備してきた。選手たちはスマートに自分たちの責任を理解していた。80分間を通して集中力が非常に高く、ステップアップしてくれたことがうれしい。選手たちを称えたい。モールとスクラムはブルーレヴズの強み、DNAの一部なので、フィジカルなゲームになると思っていた。そこで勝てたことが大きい」と満足な色を湛えた。
2位と3位の直接対決で両チームともほぼベストの布陣を並べた。BL東京のLOワーナー・ディアンズが第5節以来となる戦線復帰をすれば、前節出場停止だったFLシャノン・フリゼルも無事スタメンに名を連ねた。S東京ベイは2戦連続で海士広大&マークス&オペティ・ヘルのフロントローを先発に持ってきた。10番には静岡BR戦で急遽メンバーを外れたバーナード・フォーリーが戻り、ベンチには第6節以来となるWTB木田晴斗がラインナップされた。これは期待値もマックスまで上がることだろう。
両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【BL東京】
1木村星南、2原田衛、3小鍜治悠太、4ジェイコブ・ピアス、5ワーナー・ディアンズ、6シャノン・フリゼル、7佐々木剛、8リーチ マイケル、9杉山優平、10リッチー・モウンガ、11森勇登、12ロブ・トンプソン、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15松永拓朗、16橋本大吾、17三上正貴、18タウファ・ラトゥ、19伊藤鐘平、20徳永祥尭、21小川高廣、22眞野泰地、23マイケル・コリンズ
【S東京ベイ】
1海士広大、2マルコム・マークス、3オペティ・ヘル、4デーヴィッド・ヴァンジーランド、5デーヴィッド・ブルブリング、6ピーター・ラピース・ラブスカフニ、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9藤原忍、10バーナード・フォーリー、11ゲラード・ファンデンヒーファー、12立川理道、13リカス・プレトリアス、14ハラトア・ヴァイレア、15ショーン・スティーブンソン、16江良颯、17紙森陽太、18為房慶次朗、19ルアン・ボタ、20トゥパ フィナウ、21ブリン・ホール、22廣瀬雄也、23木田晴斗
リーグワン以降の対戦成績はS東京ベイの3勝2敗。昨季の対戦ではBL東京が2連勝。果たして、BL東京が2位を死守するのか、S東京ベイが2位の座を奪うのか。『NTTリーグワン2024-25』第10節・BL東京×S東京ベイは3月1日(土)・白波スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。
東芝ブレイブルーパス東京対クボタスピアーズ船橋・東京ベイ NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 DIVISION 1のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2447948&rlsCd=001&lotRlsCd=
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/
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