史上最速W杯出場へ、森保監督「ここがゴールではない」
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森保一日本代表監督
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すべて見る『FIFAワールドカップ26』出場は史上最速で決める。3月13日、『FIFAワールドカップ26』アジア最終予選(3次予選)のホーム2連戦に臨むSAMURAI BLUE(日本代表)のメンバーが発表された。山本昌邦ナショナルチームダイレクター(TD)と森保一監督は次のように意気込みを語った。
山本TD「3月の2試合に向けていい準備ができるが、相手はこれまで以上に難しい相手。どのチームも『W杯』を目指している。我々としてもFIFAランクの係数が高い公式戦、『W杯』優勝を目指すためにすべての試合が重要になる。チームが成長できていることを確信しているので、この2試合でサポーターを喜ばせたい」
森保監督「今回の3月のバーレーン戦、サウジアラビア戦をホームで戦うが、これまで同様、目の前の試合に最善の準備をし全力を尽くして一戦必勝の準備をしていきたい。まずはバーレーン戦に勝って、『W杯』出場権を獲得できるように、我々のチームだけではなく、我々を応援をしてくださるサポーターと出場権獲得を喜べるように全力を尽くしたい。バーレーンとの前半戦は勝利を掴み取ることができたが、対戦相手も今回の3月に向けていい準備ができているようだし、メンバーを入れ替えながら、日本に乗り込んで来る。厳しい戦いが待っていると思うが、いい準備をしたい」
SAMURAI BLUEメンバー25名は以下の通り。
【GK】大迫敬介(サンフレッチェ広島)8試合6失点
谷晃生(FC町田ゼルビア)2試合0失点
鈴木彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)16試合10失点
【DF】長友佑都(FC東京)142試合4得点
板倉滉(ボルシア・メンヘングラートバッハ/ドイツ)35試合2得点
伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン/)19試合1得点
瀬古歩夢(グラスホッパーCZ/スイス)4試合0得点
菅原由勢(サウサンプトンFC/イングランド)14試合2得点
関根大輝(スタッド・ランス/フランス)0試合0得点
高井幸大(川崎フロンターレ)1試合0得点
【MF/FW】遠藤航(リバプールFC/イングランド)67合4得点
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)60試合14得点
南野拓実(ACモナコ/フランス)65試合24得点
古橋享梧(スタッド・レンヌ/フランス)22試合5得点
守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)39試合6得点
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)38試合8得点
三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)26試合8得点
前田大然(セルティック/スコットランド)22試合4得点
旗手怜央(セルティック/スコットランド)10試合0得点
堂安律(SCフライブルク/ドイツ)55試合10得点
上田綺世(フェイエノールト/オランダ)30試合14得点
田中碧(リーズ・ユナイテッド/イングランド)30試合8得点
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)14試合8得点
久保建英(レアル・ソシエダード/スペイン)40試合5得点
藤田譲瑠チマ(シントトロイデンVV/ベルギー)2試合0得点
※所属クラブの後の試合・得点(失点)は国際Aマッチの数字
ケガ人を除いてこれまでの招集メンバーが選出されている点を質問されると、森保監督はこのように説明した。
「これまでやってきた積み上げの部分をよりスムーズに、11月から3月になったが、今回勝つためにもう一度再確認して戦うことができるメンバーを選出した。今Jリーグ、ヨーロッパでも力を発揮し、このメンバーに入ってもおかしくない選手はたくさんいる。試すと言うより、まだ何も手にしていない。まず『W杯』の出場権を勝ち取ることを最優先にしている」
招集人数が25名だと指摘されると、指揮官は追加招集の可能性を口にした。
「これまで27名招集させてもらい、今回25名だが、現在招集できるかどうかを確認しているメンバーがいる。コンディションが上がってきているが、週末の試合を見てまた決めさせてもらいたい」
負傷明けの上田、新天地でまだ出場機会の少ない古橋、選ばれていない小川航基の評価を求められると森保監督は?
「(上田は)評価としては試合に出て、ベストなパフォーマンスを見せてもらえるだろうという情報を取りながら招集につなげている。享梧は移籍して出場機会が減っている中、トレーニングをしっかりやっていると確認が取れている。ここからの準備の中で選択肢として持っているのは、前田大然や中村敬斗は自チームでFWとしていいパフォーマンスをしているので、このメンバーで勝つために戦えると思っている。(小川は)試合を見て、決めたい」
王手をかけた心境を森保監督はこう明かした。
「私自身の心境としては前回の『W杯』、今回の『W杯』予選を戦っていく中でまったく変わったところがないのが正直なところ。今回バーレーン戦、『W杯』の出場権がかかった試合になると意識していないことはないが、一戦一戦勝利を目指し、一戦一戦成長を考えながら戦うことに関して、何か大きく気持ちが変わることはない。まず目の前の一戦、『W杯』の出場権を取る。『W杯』に出て世界一になるという目標を常に持っている中、今回のバーレーン戦も勝利を掴み取りたい。でもここがゴールではなく、『W杯』で世界一を掴み取ることになる」
3試合残した3月での史上最速突破を決めるメリットについて、山本TDと森保監督はこのようにとらえていた。
山本TD「勝ち続けることが一番重要。いろんなスケジュールが固まって、さまざまな準備や視察、対戦相手とのマッチメイクに先手を打てる。準備については早く決まった方が最善の準備ができるので素晴らしく意味があること」
森保監督「最速で決まればメリットしかない。戦力をより多く試すことができる、戦力となる選手たちを多く使えることはメリット。戦術の部分でもシステム、戦い方を試しながら戦うというメリットはある。最速で『W杯』の出場権を獲得したいが、そんなに簡単にいかないと考えているので、気を引き締めて戦っていかないといけない。バーレーンはすでにトレーニングを始めていて、もうすぐ来日する。日頃から自チームでプレーしている。我々は招集から2回のトレーニングでそこを高めていかないといけない。戦う前から勝利は約束されていないので、与えられた時間の中で、ホームのサポーターの後押しを受けて戦って勝利することをイメージしながら準備していきたい」
『W杯』アジア最終予選・バーレーン代表戦は3月20日(木・祝)、サウジアラビア代表戦は3月25日(火)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。2試合ともチケットはチケットJFAにて発売中。
チケットJFA
https://ticket.jfa.jp/
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