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首位・鹿島のJ1新記録達成か? 待望の初勝利をマークした浦和が阻むか? 

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レオ・セアラ(鹿島アントラーズ) (c)J.LEAGUE

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J1新記録達成の舞台は整った。鹿島アントラーズは4連勝で首位に立ってホームに帰って来る。『明治安田J1リーグ』第6節で迎え撃つ相手は、浦和レッズである。あとは3月16日(日)・県立カシマサッカースタジアムでホーム26戦無敗を勝利で飾るのみだ。

前節の戦いぶりも見事だった。主導権を握ったのは本拠地の首位・柏レイソルだったが、鹿島はハイプレスとミドルプレスを巧みに使い分けながら対応した。7分に昨季までのチームメイト垣田裕暉に抜け出されてヒヤリとしたが、GK早川友基の好セーブで事なきを得る。26分には先制点をマーク。左SH松村優太のクロスが跳ね返されると、左SB安西幸輝がやり直しのクロスをゴール前へ上げ、FWレオ・セアラが後ろに下がりながらヘディングシュート一閃。絶妙にコントロールされたボールはゴール右端へ吸い込まれていった。後半立ち上がりにはドリブルで左サイドを深く切り裂いた松村のクロスをL・セアラが右足を合わせて2-0。

柏も黙ってはいない。57分に右WB久保藤次郎のシュートで1点返されて嫌なムードが漂い始めたが、三度L・セアラが打ち砕いた。2-1となった5分後、右SH小池龍太のスルーパスに抜け出したL・セアラがワンタッチから右足を振り抜いてハットトリック達成。82分、途中出場の細谷真大、久保の連続シュートを早川が神がかったセービングで防いで勝負あり。敵地で首位を相手に3-1と勝負強さを見せ付けた鹿島が柏に替わって首位に立ったのだ。

試合後、鬼木達監督は「今日はそこ(勝ちたい気持ち)を一番求めていた。そこをピッチで表現してくれた。やられそうな場面も最初に何本かあったが、そこで引かずに前からいく姿勢を最後まで貫いたことが得点に結び付いたと思う。今日は気持ちが上回ったゲームだと思う」と選手たちを称え、さらに首位奪取を「暫定だし、序盤かもしれないが、それでも自分たちはそういうものを目指して戦っている。そういう緊張感がある中で戦えることは喜ばしいこと。あくまで自分たちはチャレンジャー、その気持ちは一切忘れずに今後も戦っていきたい」と喜んだ。

対する浦和も白星を譲る気も、鹿島の新記録達成をサポートするつもりもさらさらない。前節、ファジアーノ岡山から今季初勝利を挙げた浦和にとって、次が大事な戦いとなる。直近3試合と異なり、前半から相手陣内で試合を進めて、攻勢に出た浦和だが、この日もゴールが遠かった。41分自陣からパスをつなぎ、最後はCFチアゴ・サンタナがゴールネットを揺らしたものの、VARチェックでオフサイドが判明してノーゴールに。

しかし、後半早々、カウンターからボランチ安居海渡が右サイドを駆け上がり放った折り返しのクロスは相手DFにひっかかるも、T・サンタナは構わず右足を振り抜いて先制。このまま一気に勝負を決めたい浦和だが、試合の流れはイーブン、時計の経過とともに徐々に岡山ペースへ傾いていった。試合終了間際には右SB関根貴大のマークを搔い潜って途中出場のルカオが惜しいヘディングシュートを放って肝を冷やしたが、防戦の中何とか踏ん張った浦和が待ちに待った勝点3を手繰り寄せたのだった。

まだ個の能力頼りの攻撃が目立ち、5試合で3得点、そのすべてをT・サンタナが叩き出すなど、課題も山積するが、まずはともあれ結果を残した。ひとつの勝利で嫌なプレッシャーから解放された浦和が好循環の流れをつくることを期待したい。

両軍のリーグ戦の通算対戦成績は鹿島が33勝16分19敗と勝ち越し。しかし過去3シーズンは6試合連続引き分けに終わっている。昨年の第19節は前半と後半が全く異なる試合となった。前半は出色のパフォーマンスを繰り広げた鹿島が3・42分と鈴木のゴールでリードすると、後半はシステム変更し、攻撃のカードを次々切った浦和のペースに。77分、途中出場の武田英寿(現ベガルタ仙台)がJ1初ゴールをマークすると、後半アディショナルタイムには武田が味方もあざむくFKをズバリ、劇的同点弾を決めた。

果たして、鹿島がJ1ホーム無敗新記録を白星で飾るのか、それとも、浦和が2連勝をマークするのか、はたまた、7戦連続ドローに終わるのか。『明治安田J1』第6節・鹿島×浦和は3月16日(日)・カシマスタジアムにてキックオフ。当日は「超メルカリ市 スペシャルマッチ」として開催。来場者先着3万名にオリジナル梱包資材やキャンディーなどを配布。試合の模様はDAZNでライブ配信、NHK BSにて生中継。チケットは鹿チケ(Jリーグチケット)にて発売中。

鹿チケ(Jリーグチケット)
https://www.jleague-ticket.jp/

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