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『フラガール - dance for smile -』4回目の上演に丹生明里が舞台初単独主演!!

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斜陽の時代を迎えた炭鉱町の町おこしのために集まった少女たちの奮闘を描き、日本アカデミー賞最優秀作品賞、キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位などを受賞した映画(『フラガール』)の舞台化作品、『フラガール - dance for smile -』。2019年の初演以来、2度の再演を果たしてきた人気舞台が、今年1月に日向坂46を卒業した丹生明里を主演に迎え、5月22日から新国立劇場 中劇場で4回目の上演を迎える。自身も新たなスタートを切ったばかりの丹生にとって物語の中心人物となる少女たちの姿はどのように映ったのか? 舞台初主演に向けた意気込みを語ってもらった。

――まずは本作への出演が決まっての気持ち、意気込みを聞かせください。

丹生 日向坂46を卒業したタイミングに舞台で、このような機会をいただき本当に嬉しかったです。ですが、“ホーム”ともいえる場があったグループ時代とは環境がまったく変わることになりますから、やはり不安や緊張感も大きいですけど負けずに頑張ります!

――主人公たちが新しい挑戦をして道を切り拓いていくという部分で、ご自身に重なったり共感する部分もあったのでは?

丹生 チャレンジするという意味でも、いまの自分にリンクしていると思います。普通の高校生だった自分が、アイドルとして活動するための練習期間だったり、アイドルになる以前の自分と重なる部分も思い出しながら演じられたらと思っています。

――脚本を読まれての感想は?

丹生 時代の移り変わりとともに否応なく向き合わなくてはいけない現実との葛藤、その葛藤にもがきながらも、前を向いて生きようとする登場人物たちの様々な成長を感じることができる物語だと思いました。観客のみなさんも、それぞれの登場人物たちの成長を見て「明日から頑張ろう」って思っていただける作品だと思います。

――フラのダンサー募集に応募する少女・紀美子を演じますが、役柄に対してどのような印象を持っていますか? どういう部分を大切に演じたいと考えていますか?

丹生 親友の早苗という子が、紀美子にとってはカギとなる大事な存在ですが、早苗を含めて紀美子が仲間を思いやる心を感じる瞬間が作中何度もやってきます。そういった“仲間”との絆は、グループ時代にももちろんありましたから、その思いは紀美子を演じる上で大切にしていきたいです。

――映画としても多くの人に知られている作品ですが、舞台ならではの見どころはどんなところにあると思いますか? また、これまでの紀美子とは違う、丹生さんが演じるからこその紀美子の魅力や武器はどんな部分だと思いますか?

丹生 実際に目の前でフラをしているのを見ることができて、その場の空気感もダイレクトに感じていただけるのは舞台にしかない魅力だと思います。お稽古はこれからですので、「私が演じる紀美子の武器はこれです!」というものはまだわかりませんが、私だからこそ伝えられる“何か”を稽古期間に見つけて、本番で表現できたらと思っています。

――演じるのが楽しみなシーンはありますか?

丹生 全編楽しみなシーンしかありませんが、なかでも紀美子がソロでダンスをするシーンは、フラを習得してステージに立つという物語のなかでも大切な見せ場ですし、私自身とても楽しみにしています。

丹生明里の新たなスタートに高まる期待

――フラに関して、グループ時代のダンスとの違いを感じる部分や、楽しみにされていることがあれば教えてください。

丹生 アイドル時代から踊ることが大好きで、ライブが一番好きでしたから、フラについてはシンプルに楽しみな気持ちが強いです。とはいえ、これまであまり経験したことのない身体の使い方なども多いですから、あせらずじっくり上達していきたいと思います。

――座長としてどんなふうに共演のみなさんを引っ張っていけたらと考えていますか?

丹生 普段から「明るくいけたらな~」という感じの人間なんです(笑)。共演者のみなさんとは、まだお母さん役の有森也実さんにしかお会いできていませんが、みなさん先輩ばかりですから、“座長”という立場ではありますが、周りの方たちからたくさんのことを吸収できたらと思っています。

――舞台の面白さを感じるところ、今後の活動において女優という仕事に関してどんな思いを抱いているのかを教えてください。

丹生 映像作品にはない表現手法などに難しさを感じることも多いですが、公演を重ねるごとに演技者としての自分の幅がどんどん広がっていくことが実感できたときは、とても充実感がありました。舞台に限らず演技のお仕事はとても楽しいと思っていますので、今後もどんどんチャレンジできたらと思っています。

――先ほど、紀美子たちの姿がデビュー当時のご自身と重なるという話がありましたが、丹生さんは初めてアイドルとしてステージに立ってお客さまの前でパフォーマンスをした瞬間のことは覚えていますか?

丹生 客席のみなさんがペンライトを持っていて、そのペンライトの海が本当にキレイであの光景は目に焼き付いています。「こんなにたくさんの方に見られているんだ!」というあの緊張感は一生忘れられないです。ただ、初めての時は「楽しい」よりも「どうしよう……」という気持ちのほうが強かったですね(苦笑)。

――日向坂46を卒業して、丹生明里個人として活動をスタートさせたばかりですが、これからの活動に対してどんな思いを?

丹生 これまではグループのイメージが自分の後ろにありました。それはとても心強いものでしたが、これからはより自分の個性、ありのままの自分を見せていきたいと思っています。「こうありたい」という理想はいくつもあるので、ひとつずつそれを形にしていきたいなと思っています。

――最後に公演を楽しみにしている人たちに向けてメッセージをお願いします。

丹生 初めての主演舞台でとても緊張していますが、『フラガール - dance for smile -』を通して、私らしい明るさで、みなさんに元気と希望をお持ち帰りいただけるよう頑張ります! 劇場でお待ちしております!

<公演情報>
『フラガール - dance for smile -』

日程:2025年5月22日(木)〜6月2日(月)
会場:新国立劇場 中劇場

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