3試合ぶりに白星を手にするのは横浜FMか? 東京Vか?
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アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE
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すべて見るエースのゴールを待つのか、メンバーを入れ替えるのか、戦術に修正するのか。浮上のキッカケを掴みたい横浜F・マリノスの次の一手が気になる。
3月4日・11日『AFCチャンピオンズリーグエリート2024-25』ラウンド16・上海海港戦で連勝し、16日『明治安田J1リーグ』第6節ではガンバ大阪を相手に2-0とリーグ戦初勝利をマークするなど、悪い流れを断ち切ったと思われたが、『ACLE』ファイナルズを前にした7連戦がスタートすると連敗。横浜FMは第7節・ファジアーノ岡山に0-1で屈すると、第8節は名古屋グランパスにサンドバック状態にさらされて0-2。スコア以上の完敗を喫した。これで1勝3分3敗・勝点6。1試合消化試合が少ないとはいえ、まだ順位を云々いう時期ではないとはいえ、19位に甘んじている。
名古屋戦後、いかに攻撃を立て直すのか問われたスティーブ・ホーランド監督はこのようにコメントした。
「前節の岡山戦はチャンスをたくさん作ったが、最後のところで決め切れなかった。今夜はチャンスがこの間の試合より少なかった。昨季はアンデルソン・ロペスに依存してしまったが、今季はゴールを決める部分で彼は以前と比べてまだまだの状態。だから、ゴールを取れる選手、勝敗を決める選手を見付けていかないといけない。得点を取れる選手は揃っているので、彼らをどのように伸ばしていくか」
一方、東京ヴェルディはここ4試合負けなしと見るか、2試合連続引き分けで足踏みと見るかは意見が分かれるところだろう。とくに前節は悔しいドローとなった。20分CKからDF林尚輝(東京V)がヘディングを決めれば、43分にロングパスにFW佐藤恵允(FC東京)が抜け出して冷静にゴールネットを揺らした。ならば52分、シャドーの染野唯月(東京V)が相手GKのボールを奪って押し込んだ。その後、東京Vが立て続けにシュートチャンスを作るが、ゴールには至らず。逆に89分長いクロスからDFエンリケ・トレヴィザン(FC東京)に同点ヘッド弾を決められた東京Vは2勝3分3敗・勝点9で15位に後退した。
試合後、城福浩監督は「非常に悔しい結果となった。後半は素晴らしいゲームをしたと思う。3点目が取れないのが、今の我々の力。この悔しさを経験として成長してほしい。成長を促すには我慢も必要。若い選手たちがどう捉えるか、我々がどう背中を押してあげるか」と唇を噛んだ。
リーグ戦の対戦成績は横浜FMの20勝4分12敗。昨季、16年ぶりに行われた対戦は山田楓喜(現CDナシオナル)のFKで早々に先制した東京Vが主導権を握ったが、追加点には届かず。すると終盤89分にA・ロペスが同点PKを決めると、90+3分に松原健が劇的逆転弾をズバリ。横浜FMが2-1で開幕白星を飾った。第21節での対戦では東京Vが12分に山見大登の先制弾、22分にオウンゴールでの追加点を決めて優位にゲームを進めれば、前半終了間際に横浜FMが宮市亮のゴールで1点を返した。後半横浜FMが攻め込むも、東京Vが粘りの守備でリードを死守して2-1で借りを返した。
果たして、3試合ぶりに勝利するのは2連敗の横浜FMか、2戦連続ドローの東京Vか。両軍ともこの伝統ある「CLASICO」をターニングポイントにしたいはずだ。『明治安田J1』第9節・横浜FM×東京Vは4月5日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。当日はCLASICOステッカーを来場者全員にプレゼント。試合前のトリコロールランドステージではレジェンドトークショーを開催。ヴェルディ川崎(現東京V)初代監督・松木安太郎と横浜マリノス(現横浜FM)OB・水沼貴史をゲストに迎え、アンバサダー・波戸康広とともにトークを展開する。1993年5月15日に開催されたJリーグ開幕戦を飾った両クラブの当時のユニフォームも展示。大人気のスタグルキッチンカーやふわふわ遊具もズラリと並ぶ。試合の模様はDAZNにてライブ配信、NHK BSにて生中継。チケットはチケットF・マリノス(Jリーグチケット)で発売中。
チケットF・マリノス(Jリーグチケット)
https://www.jleague-ticket.jp/
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