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白濱亜嵐が軽やかに挑戦を続けられる理由「損得勘定を抜きにいろいろな人と出会うことが仕事に結びつく」

音楽

インタビュー

ぴあ

白濱亜嵐 (撮影/堺優史)

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カラッと明るく陽気なオーラが魅力的な白濱亜嵐さん。心が突き動かされる衝動に身を委ねて、世界中のクラブでALAN SHIRAHAMAとしてDJをするなど、様々なチャレンジを続けてきた。
GENERATIONSの6人が新曲をプロデュースする「PRODUCE 6IX COLORS」の第三弾では、白濱さんが「Two Steps Back」を制作。らしさが漂うクラブでの恋を描く楽曲が生まれたいきさつや最近、好奇心が刺激されることについて語ってもらった。

王道からちょっと裏切った曲にしたかった

――メンバープロデュース楽曲配信プロジェクト「PRODUCE 6IX COLORS」の第三弾は、白濱亜嵐さん。「Two Steps Back」は、繰り返されるフレーズと洗練されたムードが印象的な楽曲になっていますが、どんな狙いで作った曲ですか。

第一弾の(中務)裕太くんと第二弾の(片寄)涼太さんがプロデュースした2曲は王道のバラード曲だったので、ちょっと裏切ったものにしたいという目線でプロデュースしたのが「Two Steps Back」です。今回プロデュースしてもらったロスを拠点に活動するアジア系アメリカ人のプロデューサーのShintaro Yasudaは、元々友達なんです。彼が日本に来たら遊ぶ仲だったんですけど、今回初めて一緒に曲を作りました。もともと好きな音楽が近いので、「曲調はこういう感じで」とイメージを伝えたら、スムーズに形にしてくれて。Shintaroが日本に来るタイミングでレコーディングして、楽曲制作が実現しました。

――全編英語の歌詞でリズミカルなビートが恰好いい曲ですよね。

洋楽っぽい曲調でやるなら、日本語の歌詞にすると一文が長くなりがち。繰り返すインストトラックの場合、日本語だと展開が少なくて、途中で聴き飽きてしまうこともあると思うので、全部英語の歌詞にしました。

――和訳すると相手との距離を感じさせるような恋愛の駆け引きを歌っていて、かなり色っぽい曲です。

Shintaroに歌詞の世界観は、「恋愛に疲れた30代の男女がクラブで出会って、ちょっと駆け引きするみたいなストーリーがいいな」って言ったら、そのまま落とし込んでくれました。洋楽っぽい曲だけど、ラストのサビが転調するっていうJ-POPでは当たり前な基礎的なテクニックを入っているところが面白い曲になりましたね。

――この曲のリリックビデオをプロデュースするにあたってのこだわりは?

ミラーボールが頭上に輝くディスコで出会う男女の2人が手をとって踊るイラストがジャケット写真になっていて。全編アニメーションでリリックビデオを作ったんです。この曲は、ヒップホップですけど、リリックビデオではヒップホップを表現せずにディスコ感を出したのがポイント。ヒップホップのクラブだと、もうそのまんますぎるので、変化球で(笑)。曲に引っ張られすぎる表現は、あまりも普通すぎるので、リリックビデオではそういうギャップを作ってみました。

――なるほど。ちなみにこの曲で歌う世界観のような駆け引きは得意ですか? 苦手ですか?

苦手ですね。恋の場面でなくても、心理戦は得意じゃないかも。考えていることが顔に出てしまうタイプなので、嘘をつくとすぐにバレます(笑)。なので、恋の駆け引きをする場面は得意じゃないですし、この曲と一緒で女性のほうが一枚上手なんじゃないかな。でも、こういう恋の出会いの場面での駆け引きを想像すると、ちょっとワクワクします。

パフォーマンスが映えるものにしました

――皆さん、それぞれ個性的な楽曲に仕上がっていますね。第一弾の中務さんプロデュース曲「True or Doubt」は、Da-iCEの花村想太さんが作詞と作曲を手掛けられていますが、どんな印象を持ちましたか。

僕は普段からプロデュースしていますが、裕太くんはやってないので今回どんな曲が完成するのか謎だったんですよ。花村想太くんと繋がっていたのも意外な交流関係でしたし。キャッチーでポップだけど、ちょっともどかしさを描くのは、裕太くんらしいところだなと思いました。デジタルコミュニケーションツールの恋を描いているので、メッセージアプリの音も入っていて、今っぽくて面白い曲という印象で。サブスクで回りやすい、売れ線の曲を狙って作ったなという印象で、学びになりました。

――第二弾の片寄さんプロデュース曲「気づいたことは」については、どんなところがお気に入りの曲になりましたか。

ボーカルのハーモニーと本当に心地いいメロディーがすごくて。ボーカリストが作る曲だな、さすがだなと思いましたね。主旋律を歌っていたら、急にその次の瞬間ハモに行くところがあって、そこは歌うのが難しい印象ですけど、素敵な曲です。

――それぞれこの「PRODUCE 6IX COLORS」のプロデュースを通して、いろんなことを学んでいて、プロジェクトを完結した頃には、GENERATIONSというグループが間違いなくグレードアップしそうですね。

できると思います。まずライブでそれぞれのプロデュース曲をパフォーマンスするのも楽しみですね。いきなり新曲が6曲増えることってなかなかないので、ライブの中身がこの6曲で変わるんじゃないかな、と。どんな演出で魅せるかもそれぞれプロデュースするのも面白いでしょうし、楽曲を披露するのを楽しみにしていただけたら。僕の曲はパフォーマンスが映えるものになっているし、GENERATIONSのダンスの上手さとボーカルの良さが一層引き立つ、恰好良いパフォーマンスになると思うので期待して欲しいです。

――そして、白濱さんは4月28日に念願のファーストデジタルアルバム『curious』もリリースされるということで、こちらも楽しみです。

昨年行った12ヶ月連続リリースの曲が全て入ったダンスミュージックのアルバムになります。『curious』という“好奇心”という意味のタイトルがついているのは、僕自身が今までいろんな活動において好奇心があったからこそ、ダンスミュージックにも出会えたという意味を決めています。行動する前に1回頭で考えがちな人が多い中で、もっと好奇心を大切にして生きて欲しいなという想いもありますね。ダンスミュージックは、落ち込んだ時に1番体と心に効果的な音楽。最高におバカになりたい時に聴いていただけたら! プログレッシブハウスチューンの楽曲など、いろんなダンスミュージックが詰まっている1枚なので、ドライブのお供にもおすすめです。

アジアに出たら、知名度のない1人のDJ 

――本当にいろんなことに好奇心旺盛にアンテナを張っていらっしゃる白濱さんが、今興味を持っていることはどんなことでしょうか。

今はトレーニングを再開して、筋肉をつけている最中です。いろんな場所に店舗があるフィットネスに行っているので、どこに行けばどんなマシーンがあるか把握しています。鍛えたい場所を鍛えられるマシーンが置いてある店舗へ。ちゃんと的確なトレーニングすれば筋肉は大きくなるし、トレーニングに集中できる時間を作ると、ストレスフリーです!

――肉体だけでなく、精神もしっかり鍛えられそうですね。近年はアジアを中心としたDJツアーで世界中を飛び回っている白濱さんですが、日本だと起こり得ないような海外のDJツアーでのエピソードがありましたら、教えてください。

アジアに出たら、1人のDJなので、僕らのグループ名の知名度で足を運んで下さるお客さんはほとんどいなくて。そのクラブでちゃんとお客さんの足を止めるようなプレイをしないとお客さんがどんどん帰ってしまう……なんとことも普通にあるんですよ。忘れもしないですが、マレーシアで僕がDJをやった時に頭の20分ぐらいでお客さん半分ぐらい帰ってしまって、あれはショックでした(笑)。その後、予定していたセットリストから即興に切り替えて、何とかお客さんを取り戻すことができましたけど、めちゃくちゃ焦りましたもん。想定していたセットリストではダメな時、次に流す曲を探しながら、繋いでいくのは瞬発力がいりますけど、いい経験になりました。

――今後、また行ってみたい場所はありますか?

去年行けなかったシンガポールと、ヨーロッパ、アメリカとか、南米でも音楽の旅をしてみたいですね。海外は日本よりも音楽が本当に身近なもので、街の至るところに溢れているんですよね。ドイツだと週末に路上で普通にテクノパーティーをやっていて、いろんなところで音楽を楽しめますから。日本もそうなるように頑張りたいです。

――ちなみに海外での楽しみは?

音楽の他に海外で楽しみなのは、やっぱり食。各国、いろんなクラブの人がローカルなお店に連れて行って下さるので、現地のいろんな食に触れられますし、旅行者は知らないような穴場の場所に行けるのは、楽しいです。基本的にどこの国へ行っても食べるのは、韓国料理。個人的にチャプチェはどこで食べてもハズレがない気がしています(笑)。タイで食べた韓国料理は、ホントに美味しかったなぁ。

――いろんな人とコミュニケーションをとれるように英語を勉強されているそうですね。

デビュー前に「ワールドツアーをやるために英語を話せるようになってください」という話が事務所からあって、そこから英会話を習いに行きましたし、ずっと英語を頑張って勉強してきたので、ある程度、コミュニケーションできるくらいには話せるようになってきました。韓国では英語が通じなくてちょっと焦りましたけど、他では大丈夫ですかね。普段から僕がやっているトレーニングは、頭の中での実況を全部英語にすること。例えば、カーテンを開ける時とかに、「オープンザカーテン」って頭の中で言うとか。それはおすすめです。日常的に思考を英語にするレッスンをすると頭の中に入りやすいです。

失敗をしても気にしなくていい

――白濱さんは、コミュ力が高い印象なので、すぐにいろんな人と仲良くなれそうですね。コミュ力に自信がない人にアドバイスはありますか?

海外だと2度と会わない人ばかりですし、意外と自分のことを誰も見てなかったりするじゃないですか。例え英語が通じなくて、何を言っているか分からないって聞き返されても、別に大丈夫というか。何か失敗しても、気にしなくていいと思います。僕は分からないことがあったら、積極的に聞くようにしていますね。心が通じやすいタイプなので、気の合った人がいたら、一緒に音楽を作ったり、お仕事に結びついたりすることも多いです。Shintaroもそうでした。仲良くなる人は、 “類は友を呼ぶ”っていうんですかね。オープンマインドで楽しいことが大好きな人が多いです。損得勘定を抜きにもっといろんな人と出会いたいですね。

――プロデュースをしたり、DJをしたり、いろんなことを多彩にチャレンジされていますが、日頃から表現力磨くためにどんなインプットをされているのか気になります。

テレビはあまり観なくて、YouTubeやいろんなミュージックビデオ、ライブ映像を観ます。あとはジャンル問わず、映画をたくさん観るようにしています。サスペンス、ヒューマンもの、ホラーも好きです。ゾクゾクする作品が好きです。今のところ、観た映画の本数をアプリにメモしていて、850本~900本は観ていると思いますよ。週3、4本は観ているので。英語の勉強をしているとはいえ、洋画もさすがに字幕アリで観ていますね。字幕があるとやっぱり楽なんで。韓国映画もめちゃくちゃ観ます。いろんな世界観に触れることで、刺激をもらっています。

――今後はGENERATIONSとして、どんなチャレンジをしたいですか。

グループとしてチャレンジしたいのは、またワールドツアーです。メンバーも30歳を超えて、1番年下のメンバーが29歳になったんですけど、大人のグループになってきた今、もう1回ワールドツアーのステージで挑戦したいという気持ちが強いですね。でも、もう全員20代ではないから、過酷なツアーで体力的に耐えられるのかな(笑)。身体を鍛えておかないとダメですね。表現力が増した今、また海外で勝負したいです。

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GENERATIONS 公式サイト
https://m.tribe-m.jp/artist/index/37


撮影/堺優史、取材・文/福田恵子

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