早川千絵監督、2作品連続でカンヌ出品の快挙! 映画『ルノワール』予告編&ポスタービジュアル公開
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映画『ルノワール』ポスタービジュアル (C)2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners
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6月20日(金) に公開される映画『ルノワール』が、第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定。併せて予告編とポスタービジュアルが公開された。
『ルノワール』は、長編初監督作品『PLAN 75』が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞を受賞し、同年のアカデミー賞日本代表として選出、さらに第16回アジア・フィルムアワード、中国最高賞と言われる第35回金鶏奨、第58回シカゴ国際映画祭ほか、世界各国の映画祭で監督賞にノミネートされた早川千絵監督の長編2作品目となる最新作。1980年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語が描かれる。
主人公・フキを演じるのは、多数の候補者の中からオーディションで抜擢された新人の鈴木唯。またフキの母・詩子役を石田ひかり、父・圭司役をリリー・フランキーが演じるほか、フキが出会う大人たちのキャストとして中島歩、『PLAN 75』に続き河合優実、そして坂東龍汰が名を連ねた。なお12歳でカンヌ主演デビューを果たす鈴木が主演女優賞に輝いた場合、かつて主演男優賞を獲得した是枝裕和監督作『誰も知らない』の柳楽優弥(当時14歳)より若い最年少受賞となり、併せて日本人初の主演女優賞への期待も高まる。
公開された映像は、11歳のフキが「みなしごになってみたい」というタイトルの作文を提出し、母親の詩子が担任教師に呼び出されるシーンから始まる。自由な発想で時折り大人を驚かせるフキだが、闘病中の父親・圭司をいつも気にかけ、放課後は父親の病室へ通う。そんな日々の中で、フキがそれぞれに事情を抱えた大人たちと対峙する姿が紡がれていく──。
また、誰にも話せずにいた秘密をフキに打ち明け始める久理子(河合)や、母が知り合った男性・御前崎(中島)、大学生・薫(坂東)と出会い、フキの日常が変化していく。子どもと大人の間で揺れる、ひと夏が繊細に描かれている。
映画『ルノワール』予告編
<作品情報>
『ルノワール』
6月20日(金) 公開
公式サイト:
https://happinet-phantom.com/renoir/
(C)2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners
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