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月イチ！“ぴあテン”ランキング
2025年5月公開の「これからみたい」映画ベストテン！

恩田泰子
映画記者（讀賣新聞）

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング
②ガール・ウィズ・ニードル
③無名の人生
【選出コメント】
①は、シリーズ集大成の作品をトム・クルーズがどう仕上げてきたか、やっぱり見たい。②は、デンマークで実際に起きた事件に着想を得た物語だというが、女性をめぐる映画として気になる。監督、製作、撮影に、ポーランドの名門ウッチ映画大出身の才能が集まっているのも気になる。③は鈴木竜也監督による個人制作のアニメーション。予告編から漂ってくる静かな迫力に、いい予感。

笠井信輔
フリーアナウンサー

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング
②サブスタンス
③無名の人生
【選出コメント】
①言うことなし。とにかく観たい（笑）。②デミ・ムーア復活・ホラー・アカデミー賞。この３キーワードで期待指数増大。③ひとりで長編アニメを？　第2の新海誠か？　しかし、質感が違いすぎる……ので観たくなる。

春日太一
映画史・時代劇研究家

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ノスフェラトゥ
②ガール・ウィズ・ニードル
③サブスタンス
【選出コメント】
①は2023年のマイベストワン『ノースマン　導かれし復讐者』の監督が吸血鬼をどう調理するかが楽しみ。②は外れなしといって過言ではない北欧ミステリー。どのような重さ暗さを示してくれるか。③は自虐的ともいえる役柄を受け入れたデミ・ムーアの開き直りに期待したい。

立川直樹
プロデューサー、ディレクター

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ロックの礎を築いた男：レッド・ベリー ビートルズとボブ・ディランの原点
②リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界
③ノスフェラトゥ
【選出コメント】
①音楽ドキュメンタリーもののマニアックさは加速しているが、まさかレッド・ベリーまでとは。もう正座して観る感じ。②ケイト・ウィンスレットが製作総指揮を務めてとなると、またナリキリ度150%の作品になりそう。キャスティングもそそる。③ムルナウが監督した傑作『吸血鬼ノスフェラトゥ』のリメイクで、監督が『ライトハウス』のロバート・エガースとくれば、これはもう鉄板！

中谷祐介
編集者(ぴあ)

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング
②サスカッチ・サンセット
③未完成の映画
【選出コメント】
なぜ、そんな無茶なミッションをやる？誰もわからない。そして本人もたぶんわかっていない。でもやる。その凄みを描く①、とりあえず予告編の時点で観ることが確定の②、そしてロウ・イエ期待の新作③。いずれもハズせません。

夏目深雪
著述・編集業

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①未完成の映画
②クィア／QUEER
③サスカッチ・サンセット
【選出コメント】
中国でまともにコロナ禍を描くのはロウ・イエくらいしかできないだろう。しかもチン・ハオを主演に持ってきたところが期待大の①。②はルカ・グァダニーノがダニエル・クレイグを主演にウィリアム・S・バロウズの原作に挑戦した一本。③はアリ・アスターが製作総指揮を務めたビッグフットたちの物語。今までにない映画体験っぽい。

細谷美香
映画ライター

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング
②パディントン 消えた黄金郷の秘密
③クィア／QUEER
【選出コメント】
アドレナリンジャンキー（！？）なトム・クルーズのチャレンジを、スクリーンで見届けたい①。パディントンのドタバタを描きながら、ファミリーの物語でいつも温かい気分にさせてくれる癒しシリーズ最新作の②も楽しみ。③はバロウズとルカ・グァダニーノ、ダニエル・クレイグの相性やいかに……！？　が気になる。

水上賢治
映画ライター

2025年5月公開の「みたい」映画ベスト3
①ロックの礎を築いた男：レッド・ベリー ビートルズとボブ・ディランの原点
②能登デモクラシー
③劇場が終わるとき
【選出コメント】
①は、ロック・ミュージックのルーツをたどるドキュメンタリー。どれだけ登場するのかは定かではないが、錚々たるレジェンド・ミュージシャンが出演者に名を連ね、何が語られるか期待したい。②は注目しているドキュメンタリー監督、五百旗頭幸男の新作。③は今は無くなってしまった首里劇場の最期を見届けたい。