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ぴあ 総合TOP > ゴールデンウィークの新宿にジャンルや世代を超えた豪華なアーティストが集結! 「新宿MUSIC CRUISE」 4/29(火・祝) ヘッドライナー、birdにインタビュー!!

ゴールデンウィークの新宿にジャンルや世代を超えた豪華なアーティストが集結! 「新宿MUSIC CRUISE」 4/29(火・祝) ヘッドライナー、birdにインタビュー!!

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4月29日(火)、5月1日(木)、5月2日(土) の3日間にわたり、Shinjuku FACEに総勢11組のアーティストが出演。ジャズ、ソウル、R&B、ロック、シティポップ、フォーク、カントリーなど幅広いジャンルの“Good Music”をゆったりと堪能できるライブイベント「KYODO TOKYO presents 新宿MUSIC CRUISE」が開催される。アクセスの良さ、奏でられる音楽の質の高さを含めて、数多く行われる“春フェス”のなかでも際立った魅力を持った大人の音楽ファン向けのイベントと言えるだろう。
4月29日(火・祝) のステージにヘッドライナーとして登場するのは、2024年にデビュー25周年を迎えたbird。最先端のクラブミュージックからオーガニックな音楽までを網羅した彼女の軌跡は、昨年リリースされたオールタイム・リエディット・ベスト『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』で体感できるはず。また今年3月にはニューアルバム「Reconnect」を発表。ポップマエストロ・冨田恵一とのタッグにより、新しさと奥深さを兼ね備えた作品を創り上げている。

【インタビュー bird】

──birdさんは2024年にデビュー25周年を迎えました。25という数字については、どんな思いがありますか?

bird 15周年、20周年のときもそうなんですけど、節目節目で“ここまで歌ってきてよかったな”と感じていました。でも、25周年になると“四半世紀”って表現されることがあるじゃないですか。そう言われると“長いな”っていうドシッとした感覚がありますね(笑)。30周年に手が届きそうになってきて、すごいなって思ってます。

──そして今年3月にはニューアルバム『Reconnect』を発表。冨田恵一さんのプロデュースによるアルバムは『BREATH』(2006年)、『Lush』(2015年)、『波形』(2019年)に続き4作目ですね。

bird アルバム自体は6年ぶりなんですけど、コロナ禍を挟んで新しいアルバムを出せたのがすごくうれしいなと感じています。今回は『Lush』のときと同じように、大枠を冨田さんと私の二人だけで作りたいですということをお伝えして。冨田さんの音の世界を浴びたいという気持ちもあったし、二人で作業を進めることで、フットワーク軽くやれたらいいなと。たとえば私が書いた歌詞に合わせて冨田さんがメロディを書き直してくれたり、冨田さんほうから「このメロディはこういうアプローチで歌うといいよ」と言ってもらったり。作詞・作曲の段階から何度もやり取りをしていたんですけど、ミニマムな編成だからこそ、密に構築できたのかなって思っています。

──冨田さんだからこそ、そこまで密なやり取りができたのかも。

bird そうですね。もう一つ、冨田さんと一緒に作りたかった理由があって。これもコロナの時期なんですけど、すべての活動が止まって、“音楽って何だろう?”とか“歌ってなんだろう?”と考えざるを得なかったんです。そのときに冨田ラボの『MAP for LOVE』の制作に声をかけてもらったんです。完全リモートで制作したんですけど、それがすごく心に刺さったし、「次のアルバムは冨田さんにお願いしたい」と思って。そういう意味では数年がかりで出来たんです、今回のアルバムは。

──なるほど。さらにアルバムにはスチャダラパー、ASOUNDのARIWAさんが参加しています。

bird ARIWAさんのことを知ったのは、音楽仲間からASOUNDを教えてもらって、すごくカッコいいなと思ったのがきっかけで。ARIWAさんの歌声もすごく素敵で、いつか一緒に歌ってみたいと思っていたんです。スチャダラパーさんとは、DJ CELORYさんのアルバムでご一緒にしたのが最初で。スチャダラパーさんの曲にフィーチャーしてもらったこともあるし、今回のアルバムにもぜひ来てもらいたいなと。しばらくコラボレーションをやっていなかったので、今回はぜひやりたいなと思っていたし、世代が違う人とのつながりを持ちたいという思いもありました。

──では「新宿MUSIC CRUISE」について聞かせてください。幅広いフィールドのアーティストが出演するイベントですが、どんな印象をお持ちですか?

bird “はじめまして”のお客さまも多いと思いますし、“どんなライブをやったら楽しいかな”というところもイベントならではだなって。イベントのときはいつもそうなんですけど、歌う曲は会場に行ってから決めようと思ってます。その場の雰囲気もあるだろうし、“ここでどんな曲をやったらいいかな”って考えるのも好きなので。今回はギターの堀越雄輔さんとデュオなので、そういうこともやりやすいんですよ。

──バンド編成だったら、当日に曲を決めるって難しいですからね。

bird そうですね。ミニマムな編成って、“すきま”があるというか。お客さまが手拍子したり、一緒に歌える空白があるというか。そうやって一緒に空間を作っていけるのもこの編成の良さなのかなって。

──楽しみです! ステージで歌うことに対する意識も、キャリアのなかで変化しているんでしょうか?

bird コロナの前は当たり前にライブをやってましたけど、行動制限のなかでまったくライブができなくなって。2年くらい前から少しずつ再開したあとも、“グッと近くに行けないな”という感覚があって。やっと去年くらいから、以前のように音楽を純粋に楽しめるようになってきたのかなと。ゆっくり時間をかけて戻ってきたわけですけど、音楽本来の楽しさをもう一度味わっている感覚をライブのたびに感じてます。

──音楽の豊かさ、素晴らしさを改めて実感している、と。

bird 音楽の力はすごいなとか、歌はやっぱり、私のなかで大きなものなんだなって。そこを再確認できたのは、音楽を続けていくうえでとても大きかったと思います。

──それでは最後に、今回のイベントにちなんで “新宿”と“Good Music”、ふたつのキーワードについて、birdさんのイメージを教えてください。

“新宿”
bird バランスが取れているというか、いろんな世代の人がいるというイメージがありますね。昔ながらのお店もあるし、どんどん開発が進んでいるところもあって。若い人から年配の方まで、全世代対象みたいな(笑)。どんな人でも迎え入れてくれる街だなって思います。

“Good Music”
bird 音楽がいいなと思うのは、曲を聴くと、その世界に連れていってくれることだなって。頭の中でいろんな想像が膨らんだり、いろんな扉が開くのが魅力だと思うんです。たとえば天気が悪い日でも、日差しを浴びているような曲に触れることで、そういう気分になったり。ライブに来てくださる方も、自由にいろんなことを感じ取ってくれたらいいなって思っています。

取材・文/森 朋之

<公演情報>
『KYODO TOKYO presents 新宿MUSIC CRUISE』

日程:2025年4月29日(火・祝)・5月1日(木)・2日(金)
会場:Shinjuku FACE

出演アーティスト:
4月29日(火・祝) bird / 一十三十一 / おかもとえみ / モノンクル
5月1日(木) 古内東子 / Nagie Lane / CHIHIROPE(from ジルデコ)
5月2日(金) 矢井田 瞳 / Leola / Neighbors Complain

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/shinjuku-musiccruise/

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