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世界中に生きる勇気と温かい幸せをくれた『ジェイミー』の魅力

ステージ
PR 第1回 2025年4月23日
メイン画像

2011年にイギリスBBCで放送されたドキュメンタリーをもとに、ドラァグクイーンを目指す高校生ジェイミーの、夢への軌跡を描いた傑作ミュージカル『ジェイミー』。日本ではコロナ禍真っただ中の2011年に初演され、ソーシャルディスタンス仕様の半分の客席ながら、終演後の熱い拍手がその感動のほどを物語っていた。

そんな『ジェイミー』の4年ぶりの再演が決定。先日行われたプレイベント(製作発表)の模様とともに、作品の魅力をたっぷりとお届けする。

ポップな楽曲と、夢を諦めないジェイミーの愛らしいキャラクター

まず『ジェイミー』で際立っているのが、優れたミュージカル作品の必須条件でもある楽曲のよさ。耳馴染みが非常によく、劇場からの帰り道には自然と口ずさんでしまうほど。そんな数々のポップなナンバーが作品を彩る。プレイベントでは、抽選で招待された一般の観客も見守る中、作品を代表するナンバー「誰も知らない」「ビューティフル」「頭の中の壁」をキャスト陣が披露。アップテンポなナンバーからバラードまで、そのメロディラインの美しさはもちろん、真っすぐな歌詞が心を打つ。

ミュージカル『ジェイミー』プレイベント(製作発表) 歌唱パフォーマンス ダイジェスト映像

そしてやはりなによりの魅力は、タイトルロールでもある“ジェイミー”の人物像。子供から大人へ成長の過渡期にあるジェイミーが、自分らしい、自分がなりたい自分を見つけ、新たな一歩を踏み出す。周囲からの反発や若さならではの不器用さゆえ、壁にぶち当たることもあるが、それでも夢を諦めない。そんなジェイミーの芯の強さや明るさ、そしてなにより可愛らしさに、観客は彼を応援せずにはいられなくなるのだ。

フレッシュな新キャストを迎えて、4年ぶり待望の再演

ジェイミー役Wキャストの三浦宏規(左)と高橋颯(右)

2025年版でWキャストでジェイミーを演じるのは、今回初参加となる三浦宏規と、初演からの続投となる高橋颯。最近、現役のドラァグクイーンと話す機会があったという三浦は、「なぜドラァグクイーンになろうと思ったかを聞いたら、『理由なんてない。ただなりたかった』とおっしゃっていて。もともと僕はバレエダンサーを目指していたんですが、確かに初めてクラシックバレエを観た時、自分もそう思ったなと。そこがジェイミーとの共通点なのかもしれない、そんな発見がありました」。二度目のジェイミー役への挑戦となる高橋は、「前回は右も左もわからない状態でしたが、今回はもっと歌やダンス、お芝居を通して、素晴らしい共演者の皆さんとセッションしていきたいです。さらに自分らしさを忘れず、お互いリスペクトし合いながら、愛を持って作品に臨めたらいいなと思っています」

三浦宏規
高橋颯

そしてジェイミーの進む道に大きな影響を与えるのが、母親のマーガレットと、かつては伝説のドラァグクイーン“ロコ・シャネル”として名を馳せたヒューゴ。この重要な役どころを、前回に引き続きベテランの安蘭けいと石川禅が担う。

安蘭けい

「三浦くんも颯くんも、非常に魅力的で本当に可愛い息子たち。ぜひそれぞれの個性を爆発させて欲しいですね。そんなふたりの息子たちとともに私も、母性あふれる母親をしっかり演じていきたいと思います」と安蘭。

石川禅

石川は、「この作品、本当に大好きなんです」と口火を切ると、「ヒューゴの台詞に『パフォーマンスは闘い。メイクは鎧よ』というのがあります。彼にとって戦いの象徴であったドラァグクイーンを、今回もまた演じさせていただきます。還暦を迎えました。ハイヒール、頑張ります」と語ると、会場は石川への期待の拍手に包まれた。

唯月ふうか
遥海

ジェイミーの親友・プリティ役には、唯月ふうかと遥海が新たに参加。ともに「青春します!」と作品への抱負を明かす。またお笑いトリオ・3時のヒロインのかなでが、担任のミス・ヘッジ役でミュージカルに初挑戦。実はかなで、プライベートでの海外旅行先にニューヨークとロンドンを選んだほど、大のミュージカル好きでもある。「ミス・ヘッジは勝気ですごく強い女性。まだまだ不安だらけですが、彼女が持つ“強さ”を大事にしながら取り組んでいけたらなと思っています。メインのナンバーもありすでに緊張していますが、この作品に溶け込めるよう、精一杯頑張ります」とコメントを寄せた。

誕生日プレゼントに母からもらった、念願の真っ赤な15センチのハイヒール。それを履いて見たジェイミーの景色が、どんなものだったのか。この夏、ぜひ劇場で確かめてみて欲しい。

取材・文:野上瑠美子 撮影:田中亜紀

(あらすじ)
ドラァグクイーンになることを密かに夢見る高校生ジェイミーは、16歳の誕生日、母親マーガレットからずっと欲しかった、ゴージャスな赤いハイヒールをプレゼントされる。夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーは、同級生ディーンからの辱めや学校、保護者たちからの猛反対にあいながらも、親友のプリティや母マーガレットのサポートを得て、自分自身を偽らずに本当の自分を表現し続ける。その姿は次第に周囲の目を変えていき……。

ミュージカル『ジェイミー』

HoriPro in association with Nica Burns presents
By Dan Gillespie Sells and Tom Macrae
From an original idea by Jonathan Butterell
音楽:ダン・ギレスピー・セルズ
作:トム・マックレー
日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ
翻訳・訳詞:福田響志
【配役:キャスト】
ジェイミー・ニュー:三浦宏規 / 髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:唯月ふうか / 遥海
ディーン・パクストン:神里優希 / 吉高志音
ベックス:小向なる
サイード:里中将道
ファティマ:澤田真里愛
ミッキー:東間一貴
サイ:星野勇太
リーバイ:MAOTO
ベッカ:元榮菜摘
ヴィッキー:リコ(HUNNY BEE)
(50音順)
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ:渡辺大輔
ミス・ヘッジ:かなで(3時のヒロイン)
ミス・ヘッジ(女性役U/S):栗山絵美
ジェイミー父 / サンドラ・ボロック:岸祐二
レイ:保坂知寿
ヒューゴ / ロコ・シャネル:石川禅
※ミス・ヘッジ役のかなで(3時のヒロイン)が出演しない回あり。該当回はアンダースタディの栗山絵美がミス・ヘッジ役で出演。 【東京公演】
2025年7月9日(水)~7月27日(日)
会場:東京建物 Brillia HALL
★公演中イベント
【アフターパーティー(アフタートークイベント)】
2025年7月10日(木) 18:00:三浦宏規、髙橋颯、安蘭けい
2025年7月13日(日) 17:00:三浦宏規、遥海、神里優希、星野勇太
2025年7月16日(水) 18:00:髙橋颯、澤田真里愛、東間一貴、MAOTO、リコ
2025年7月18日(金) 18:00:安蘭けい、保坂知寿、かなで、栗山絵美
2025年7月20日(日) 17:00:石川禅、岸祐二、泉見洋平、渡辺大輔
2025年7月22日(火) 18:00:唯月ふうか、吉高志音、小向なる、里中将道、元榮菜摘
【全公演】
カーテンコールの一部が撮影可能
【プロムデー】
『ジェイミー』の世界観をイメージした洋服、メイク、小物等を身に着けて来場した方にオリジナルステッカーをプレゼント
◎対象公演日:
2025年7月13日(日) 12:00/17:00回
【Wジェイミー観劇コンプリートキャンペーン】
東京公演期間中、三浦宏規&髙橋颯それぞれのジェイミーを観劇した方に「非売品特製チャーム」をプレゼント
詳細はこちら:
https://horipro-stage.jp/news/jamie2025_event/
【ツアー公演】
■大阪公演
2025年8月1日(金)~8月3日(日)
会場:新歌舞伎座
■愛知公演
期間:2025年8月9日(土)~8月11日(月・祝)
会場:愛知県芸術劇場 大ホール