「日比谷フェスティバル2025」レポート

2025年4月26日〜5月11日に東京・日比谷で開催された市型エンタメフェス「日比谷フェスティバル2025」。そのプログラムのひとつで、ミュージカルなどのショーケースを披露する「ステップショー」に、ミュージカル『ジェイミー』カンパニーが参加した。あいにくの天候のため室内での開催となったが、その分、選ばれたオーディエンスのみが参加できる、非常にレアで贅沢なひと時となった。




まず披露されたのは、物語の冒頭を飾るナンバー「誰も知らない」。ジェイミー役の三浦宏規、髙橋颯が登場し、「日比谷フェスティバル、楽しんでいきましょう!」と三浦が第一声を発すると、そこに髙橋が「レッツ・ゴー!」と続く。さらにディーン役の神里優希のほか、生徒役キャスト7名も次々と参加。制作発表時以来の歌唱披露となったが、これが二度目とは思えないほど、息ぴったりなパフォーマンスを見せた。さらに中盤には、ミス・ヘッジ役のかなで(3時のヒロイン)が客席中央から登場。ミュージカル初参加のかなでながら、力強い歌声と観客を一瞬で釘づけにする存在感はさすがのひと言だった。

その後のトークでも注目を集めていたのは、やはりかなで。三浦からパフォーマンスの感想を聞かれるも、激しい(?)ダンスの息切れによりなかなか言葉が出ず。なんとか「素敵な皆さんと一緒に歌うことができ、ようやく私もこのチームの一員になれた気がして……」と絞り出すと、その目にはなんと涙が? と、すかさず三浦から「泣くの早い!(笑)」とツッコミが入ると、「水滴がめっちゃ出てきました」とかなで。すると再び三浦から「それ汗ですね!」とのツッコミが。その軽妙なやり取りから、カンパニーの相性の良さがすでに滲み出ていた。

2曲目の「ビューティフル」は、ジェイミーの親友・プリティのソロナンバー。こちらも初参加の唯月ふうか、遥海が、抜群の歌唱力で伸びやかに歌い上げる。三浦が「自信をなくしたジェイミーに、ありのまま生きることの大切さ、美しさを教えてくれるナンバーです」と紹介した通り、この美しく、強く、優しい応援歌は、ジェイミーだけでなく、きっと観客の背中をも押してくれるはず。

そして最後はジェイミーのソロナンバーで、作品を代表する一曲でもある「頭の中の壁」。真っ赤なハイヒールをプレゼントされたジェイミーが、“頭の中の壁”を越えようと自らを奮い立たせるナンバーだ。楽曲の持つ前向きな空気が会場を包む中、残念ながらここでイベントは終了。キャスト全員が手で「J」を作るジェイミーポーズを決める撮影会が行われ、短いながらも作品への期待度を一気に高めてくれる、忘れがたいショーとなった。


東京公演は2025年7月9日(水)~7月27日(日)東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演、その後大阪、愛知にて上演予定。東京公演チケットはホリプロステージ、チケットぴあにて絶賛販売中!
取材・文:野上瑠美子 撮影:源賀津己
【母の日特別キャンペーン】S席お食事券付チケット販売中!
ジェイミーと母マーガレット親子の温かい絆を描いた本作にちなみ、母の日特別キャンペーンとしてS席チケットに〈リトルデリリウムカフェハレザ池袋店お食事券1,000円分〉が付いたお得なチケットを販売中。生地から練り上げるシカゴピザに直輸入樽生ベルギークラフトビール。シャンデリアで彩られた上質なモダン空間で大切な方とご観劇とともにぜひ素敵なひとときを。
【販売期間】
2025年5月11日(日)11:00~5月31日(土)23:59まで
※予定枚数に達し次第、販売終了
【対象公演】
7月10日(木) 13:00
7月13日(日) 12:00
7月14日(月) 13:30
7月16日(水) 18:00
7月18日(金) 13:00
7月19日(土) 13:30
7月20日(日) 12:00
【チケット料金】
S席:平日13,000円/土日祝13,500円
※定価同額で、リトルデリリウムカフェハレザ池袋店で使用できる1,000円分のお食事券がついてくるお得なチケット(定価価格: S席 平日13,000円/土日祝13,500円)
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