西島秀俊とグイ・ルンメイが夫婦役に 映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』9月公開決定
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左より)グイ・ルンメイ、西島秀俊 (C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
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すべて見る息子の誘拐事件をきっかけに夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族を描いたヒューマンサスペンス『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月に公開されることが決定した。
主演は、米アカデミー賞で最優秀国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』や、A24製作のシリーズ『Sunny』など国際的な活躍の場を広げる西島秀俊。その妻役には、ベルリン国際映画祭の最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』に出演した、台湾を代表する女優のグイ・ルンメイ。監督は、2016年に『ディストラクション・ベイビーズ』でロカルノ国際映画祭の最優秀新進監督賞を受賞した真利子哲也。
多国籍のスタッフが集結し、2024年11月から12月末までオールNYロケでの撮影を敢行。ブルックリンを中心に、チャイナタウンやハーレム等、リアルなNYの日常を映し出す。
併せて、スタッフ・キャストのコメントが到着した。
■西島秀俊(賢治役)
真利子監督の『ディストラクション・ベイビーズ』を観た時から、一緒に仕事をしたいと思っていました。全編ニューヨークロケ、セリフの9割が英語という新たな挑戦には緊張感もありましたが、共演のグイ・ルンメイさんの自然で真摯な演技と素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんのお陰で、良い雰囲気の中で集中して作品に取り組めました。当たり前のように続く日常が突然崩れゆく中、どうやって日常を、人生を取り戻していくのか。ブルックリンやクイーンズを背景に、真利子監督にしか描けない世界観を味わっていただければと思います。
■グイ・ルンメイ(ジェーン役)
はじめて脚本をよんで、独特の気品があり、さまざまな象徴や哲学的な要素を通して、人間の在り方を静かに暗示しているように感じました。その表層的には「語られない何か」こそが、人間にとって、最も魅力的で、最も真実に近いものだと感じました。また、監督の過去作品を拝見しても、心の奥深くにある、言葉では表現できない感情や痛みが、かすかに解放される──そんな印象を受けました。そんな監督の導きのもとで、圧倒的にプロフェッショナルでジェントルマンな西島さんとご一緒できたことは本当に光栄でした。今作は、俳優人生において忘れられない大切な一歩になりました。
■真利子哲也(監督・脚本)
数人の仲間たちと何のあてもなく、アメリカで準備をはじめて数年が経ち、ようやく映画を完成させることができました。この間に世界で色んなことがあって、企画は何度か座礁しながらも、この過程がまた、儚くも逞しい、悍ましくも美しい、ニューヨークで懸命に生きる家族を描いた映画に相応しく、日米のスタッフが手を取り合って切磋琢磨に準備して、英語、中国語、日本語、スペイン語から手話まで飛び交う脚本を、西島さんとルンメイさんを中心とした俳優陣が粘り強く、見事に演じきってくれました。この凄い映画を楽しみにしてください。
<作品情報>
『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』
9月公開

公式サイト:
https://d-stranger.jp/
(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
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