アダム・クーパー出演 ブロードウェイ・ミュージカルの傑作『コーラスライン』新演出版が上演決定
ステージ
ニュース

The cast of A CHORUS LINE Photography by Marc Brenner
続きを読むフォトギャラリー(9件)
すべて見る関連動画
すべて見る
2024年にロンドン、サドラーズ・ウェールズ劇場で上演され、大成功を収めたミュージカル『コーラス・ライン』新演出版の日本公演が実施されることが決定した。2025年9月8日(月) より東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、その後大阪、仙台公演を経て東京に凱旋する。
1975年にニューヨークのオフ・ブロードウェイで幕を開けたミュージカル『コーラスライン』は、伝説的なダンサーであり振付家のマイケル・ベネットにより生み出された。オーディションを受けに来た男女が舞台上で歌と踊りによって自身の人生を語り表現していく物語は、大ヒットを記録しその後ブロードウェイへと進出。15年間のロングランを続け、トニー賞9部門、ピューリッツァー賞演劇賞演劇賞なども受賞して、現在も語り継がれるミュージカルの金字塔となった。

1975年の初演以来、オリジナルの演出と振付で上演され続けた『コーラスライン』は、2021年に奇跡的に新演出と振付の許可がおり、マイケル・ベネットの精神を受け継ぎつつ、ドラマを深く掘り下げた最強版の演出が誕生。
これまでと異なるのは、演出家・ザックとオーディションを受けているダンサーたちとの距離感。今までザックは舞台上に姿を現すことはなく「神の声」のように客席の最後列からダンサーたちに語りかけていたが、今回のバージョンではザックがダンサーたちと同じ舞台上に立ち、彼らと関わっていく。ザックもダンサーたちも同じ舞台人であり、同じ人間であるということが強く打ち出され、マイケル・ベネットが本作に込めた強いメッセージを強く打ち出した演出となっている。

本バージョンで初めて舞台上に姿を見せる演出家・ザックを演じるのは、世界的にも有名なバレエダンサーで、天海祐希と共演した舞台『レディマクベス』でのマクベス役でも話題となったアダム・クーパー。ダンサーでもあり過去に舞台演出も手掛けているクーパーは、まさにザック役そのものと言える。
東京では、近年ミュージカルの殿堂となりつつある東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、凱旋公演では700余席の空間のシアターH とふたつの劇場で上演される。
■アダム・クーパー 演出家・ザック役

オリジナルの舞台も映画でも誰もが知るこの作品を新しい演出で上演すると聞いた時は、とても素晴らしいいアイデアだと思いました。
私が演じるザックは自分のキャリアとも非常に似ているので、今までの経験を活かすことができます。
特にオリジナルの演出と最も異なるのは、このザックの在り方だと思います。ですのでザック役を新しく創り上げることができると思いました。
観客席からマイクで話しかけるというオリジナル演出を、この新演出では舞台上でダンサーたちと関わっていくことは、ザックの人間性をより観客の皆様にお見せすることができますし、ただの厳しい演出家・振付家という印象ではなく、この物語に登場する名もなきダンサーたちと「同じ」舞台を愛するひとりの男として観客の皆様に感じとってもらえるのではと思います。
日本のすべてのファンと友だちの皆さん!
『コーラスライン』で日本に戻れること、皆さんに会えることが楽しみです。
イギリスよりたくさんの愛をこめて。またもうすぐお会いしましょう!
【あらすじ】
ニューヨーク・ブロードウェイが舞台の、新作ミュージカルのオーディション会場。
ステージ上には、1 本の白い線が書かれている=コーラスライン。
その線の前に、最終オーディションに残ったメンバーが、最後の課題を渡される。
「自分自身について語って欲しい」と。
そして課題を渡すのが、新作ミュージカルの演出家・ザックである。
最終オーディションの面々は、多様な人生を歩んできており、誰ひとりとして同じ回答をする者はいない。
自分の人生のシェアをするとき、人は最高の主役であり、輝く瞬間を見るのであった。
そんなメンバーの中に、ザックの元恋人で女優のキャシーも入っていたのだった……。
『 コーラスライン』第1弾ティザー
<公演情報>
『コーラスライン』

原案・振付・演出:マイケル・ベネット
台本:ジェームズ・カークウッド、ニコラス・ダンテ
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
演出:ニコライ・フォスター
振付:エレン・ケーン
出演:アダム・クーパー 他
上演時間:1時間55分(休憩なし)
※英語上演 / 日本語字幕付 / 生演奏
【日本プレミア公演】
2025年9月8日(月)〜22日(月)
会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
【東京凱旋公演】
2025年10月10日(金)〜19日(日)
会場:シアターH
他 地方公演予定(大阪・仙台)
※公演詳細は5月中旬発表。
公式サイト:
https://tspnet.co.jp/acl/
フォトギャラリー(9件)
すべて見る関連動画
すべて見る