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田中圭×三谷幸喜『おい、太宰』太宰治役の松山ケンイチほかオールキャスト発表 特報第2弾も公開

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『おい、太宰』追加キャスト 左より)宮澤エマ、小池栄子、松山ケンイチ、梶原善

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三谷幸喜が贈る最新コメディ『おい、太宰』のオールキャストが発表された。

本作は、三谷によるオリジナル脚本と自ら監督を務める“完全ワンシーンワンカットドラマ”シリーズの第3弾。太宰治を敬愛する男が、時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディだ。主人公・小室健作役を田中圭が演じる。

太宰に惚れ込んでいる恋人・矢部トミ子役には、三谷脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での北条政子役の好演も記憶に新しい小池栄子、健作の妻・小室美代子役には三谷作品の常連となった宮澤エマ、健作と出会う漁師・打雷次郎役には三谷が監督した全ての映画に出演している唯一の俳優・梶原善に決定。なお梶原は、次郎の双子の兄・四郎、父親の四郎次郎も合わせて1人3役を演じる。さらに、注目の集まる太宰治役は、太宰の同郷・青森県出身の松山ケンイチが演じる。

併せて、三谷、小池、宮澤、梶原、松山よりコメントが到着し、特報映像第2弾も公開された。

<三谷幸喜(脚本・監督)コメント>
■『short cut』『大空港2013』に続く、完全ワンシーンワンカットドラマ第3弾となる本作への思い
2011年の第1弾『short cut』から14年が経ちました。
その間にワンシーンワンカットの⻑回しの作品が海外でもたくさん⽣まれ、ひとつのジャンルとして定着してきました。
その中で僕が考える理想的なワンシーンワンカットは舞台と映像の面白さのいいとこ取り。
演劇的ですが演劇では絶対できない面白さがあり、こういうドラマは他にはありません。
役者さんの素晴らしさ、奇跡のような瞬間を⾒ることができます。
シリーズ3本目にして、ようやく何かひとつの到達点に来たかなと感じています。

■キャスト陣の魅⼒
⽥中さんはこの作品をやるために⽣まれてきたんじゃないかというぐらいに素晴らしかったです。
100分ほぼずっと⾛り回る役で相当疲れているはずですが、そういった姿を⾒せることがなかった。
膨大な台詞も完璧でしたし、ものすごく頼りになる俳優さんです。
⼩池さんは画に⼊った瞬間に不思議と格調というか全体が締まるんです。
昔の日本映画を観ているような感じがして、本当に素敵な⼥優さん。
⼩池さんでなければ成⽴しないような、すごく面白い場面が多々ありますので、そこは⾒どころです。
宮澤さんは追い詰められると底知れぬパワーが出るんです。
彼⼥がどんどん海に⼊っていくシーンがあるんですけど、びしょびしょになりながら絶叫してはじけた感じというのは、面白さとおかしさと何か悲しさみたいなものもありました。
梶原善はシリーズ3本全部に出ています。
これはある意味、梶原善のシリーズだと言ってもいいぐらい。
今回は1人3役をやるんですが、早着替えもあり、本人も本当にくたくたになっていました。
上手く3役を演じていて⾒ごたえがあります。
松山さんは太宰治に思い⼊れがすごく強い方だったので、方言にもこだわり、最終的には⾝も⼼も太宰になりきっていました。
太宰はかっこいい人という印象があるかもしれないですが、松山さんはハンサムだけどひょうきんでお茶目、すごく人間的な太宰治を演じてくれました。

■小池栄子(矢部トミ子役)コメント
三⾕さんのワンカットシリーズには出たいな。けど大変そう。でもいつか出たいな。
と思っていたので、オファーを受けた時は嬉しさとドキドキとがありました。
皆で舞台のように稽古し、撮影は1日1回︕ スタッフと共に気持ちをひとつにし集中して挑む。
何が起こるか分からない、アドレナリン出まくりで中毒性があり楽しかったです。
芝居は何があっても⽌めない。という基本に⽴ち返る事ができ、素晴らしい体験でした︕

■宮澤エマ(小室美代子役)コメント
今まで参加させていただいたどの三⾕作品でも創造⼒と瞬発⼒を試されていると感じましたが、『おい、太宰』の撮影は更に集中⼒と対応⼒も求められる経験したことのない緊張と戦う現場でした。
稽古で作り上げた土台はあったものの、実際のロケーションでの撮影は日々変わる潮の満ち引きや天候との調整、その都度変わらざるを得ないタイミングやアクシデント(そして三⾕さんの閃き)に全員で臨機応変に⼒を合わせて作り上げていくプロセスでした。
私が演じた美代⼦も稽古場から自然の中に解き放たれて日毎にスパークして⾏き、最終的には稽古場と全く別人になった気がします。
ワンカットだと忘れてしまうカメラワークのその後ろで汗⽔流しながら全⼒で⾛り、隠れ、着替える姿を⾒て欲しいと思ってしまうほどカメラの裏側にもたくさんのドラマがありました。
そんな裏側にも思いを馳せながら観ていただければ面白さも更に倍増するかと思います。

■梶原善(打雷次郎・打雷四郎・打雷四郎次郎役)コメント
またまたまた、ワンシーンワンカットドラマのお話をいただいた、3回目である。
今度はどんな話になるのかと思ってワクワクした。
ワンシーンワンカットでやると思うとワクワクします「始まったら止められない“やっちまえ”」って。
がしかし今回は正直、今までで一番大変だったかも……
それは潮の満ち引きが大いに関係してくるから。
潮が満ちて引くといろいろと状況が変わる。
現場の状況、スタート時間、となると僕の起きる時間などなど。
もっともっといろいろと大変だったと思う。
スタッフ皆様、本当におつかれ様でした。
その苦労のおかげで凄いおもしろい作品になったのではないかと!
どうぞお楽しみ下さい。

■松山ケンイチ(太宰治役)コメント
ワンカット長回しは本番中に全く関係ない現地の人が入ってきても俳優の誰かが放屁してもそれを踏まえて続けていかなければいけないので本番中に何が起こるのかという楽しい緊張感がありました。
仕事でまた再会できた方もいて嬉しかったですし、今回初めてご一緒させていただいた方とも素敵な時間を過ごせたように思います。
撮影場所となった伊豆の景色も素晴らしく、その穏やかでゆったりとした景色も楽しんでもらえると思います。

ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』特報映像第2弾

<作品情報>
ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』

6月29日(日) WOWOWにて放送・配信

脚本・監督:三谷幸喜
撮影:山本英夫
音楽:荻野清子
出演:⽥中圭、⼩池栄⼦、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチ

詳細はこちら:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/oidazai/