アンディ・ラウ主演『カウントダウン』バイ・ユーら次世代俳優の消防訓練シーンを収めたメイキング映像公開
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『カウントダウン』 (C)2024 Edko Films Limited and Beijing Alibaba Pictures Culture Co., Ltd. All Rights Reserved.
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すべて見るアンディ・ラウ主演の香港映画『カウントダウン』より、メイキング映像(アクション編)とアンソニー・プン監督と本作のプロデューサーを務めたビル・コンのインタビューが公開された。
本作は、香港映画史上初めて放射能汚染の恐怖に真正面から挑んだ作品。迫力満点のディザスターシーンや手に汗握る決死のミッションが繰り広げられる一方で、最前線に立つ者たちの葛藤や矜持を描く。香港映画界のレジェンド、アンディ・ラウを筆頭に、共演には中国の国民的スターであるバイ・ユー、そして『少林サッカー』カレン・モクらベテランのほか、香港映画の次世代を担うキャストも多数出演している。

公開されたメイキング映像では、主演キャスト陣が過酷な訓練に挑む姿が収められている。消防隊員役を務めるのは、バイ・ユー、ルイーズ・ウォン、フィッシュ・リュウほか次世代の香港・中国映画界を代表するエネルギッシュな顔ぶれ。リアリティ追求のため、防護服の着用や所作、専門用語に至るまで徹底的に消防士の基礎を習得した。

ホー・カイワ、ジェフリー・ガイらが挑戦した放水訓練では、ホースの反動に耐え、火との距離を保ちながら作業する難しさに直面。さらに、高所ロープ訓練では、20階以上の高さに張られた1本のロープを歩行するという極限状態に。中でもフィッシュ・リュウは高所が極度に苦手で、ロープに立った瞬間、全身が震え、足がすくんでしまう。それでもチームの「頑張れ」という声援を受け、一歩ずつ必死に前へ進もうとする姿が映し出される。渡り切った後もリュウは手が震えて離せず、そのままルイーズ・ウォンに抱きしめられるシーンも。リュウも「皆の励ましに支えられた。団結力を感じた」と語っており、極限の撮影現場で育まれた信頼と連帯感が伝わってくる、キャスト陣の覚悟が垣間見える貴重な映像となっている。


併せて、アンソニー・プン監督、プロデューサーを務めたビル・コン(『グリーン・デスティニー』『HERO』)のインタビューも到着。本作で初めてディザスター映画に挑んだアンソニー・プン監督は、「初めから、リアルな恐怖を描く災害サスペンスを作りたかった」「この映画は、フィクションでありながら、実際の事件や社会問題に基づいている。“放射性物質の脅威”という現実を、フィクションを通して描こうとしたんです」と語る。その構想のきっかけとなったのが、1987年にブラジルで起きたゴイアニア被ばく事故だった。ビル・コンは「わずか93グラムのセシウム137が引き起こした事故で、11万人が検査を受けた。“誰も知らない”という事実こそが、危機を広げていくのだと痛感しました」とコメントしている。
撮影面では、徹底したリアリズムへのこだわりが光る。広大な廃棄物集積場のセットは複数のロケ地を組み合わせ、総面積は約3ヘクタールにも及んだ。「VFXと実景でさまざまな角度から見せることで、都市の崩壊を視覚的に印象付けたかった」とプン監督は明かす。ターミナルでの爆破シーンでは、そのリアルさゆえに住民が通報し、消防車が出動する事態に。「最初は撮影協力だと思ったら、本気の事故対応でした。あれは一生忘れません」と苦笑しつつ、撮影現場の緊迫感を振り返る。

不況により低迷が続く香港映画界において、本作には“業界救済”的な期待もかかる。コンは「目指したのは、香港映画のジャンルの多様化」だと語る。「今回はディザスター映画というジャンルを香港で確立したかった。観客に新しい体験を届けるだけでなく、海外の配給会社にも“香港で大作は作れる”と示したかった。海外で活躍する監督たちにも戻ってきてもらい、香港映画を盛り上げていきたい」と締めくくった。
さらに、元消防士でもある青木マッチョ、ワタリ119、野村功次郎から熱のこもったコメントが到着した。
<コメント全文>
■青木マッチョ(かけおち/お笑い芸人)

観ていて心拍数が上がるような映画でした。
元消防士の視点から見ても現場の緊張感をリアルに表現しており、さらに絶望するシーンや大迫力の映像が何度も続き、ドキドキが止まりませんでした。
この映像以上の体験を是非感じて欲しいです。
■ワタリ119(お笑い芸人)

巨大竜巻、大津波とかではなく、NBC災害を映画にするのは斬新だと思いました。それに立ち向かう消防士たちの命をかけたドラマ! ラスト15分は呼吸すら忘れるほどの緊張感が走ること間違いなし!
■野村功次郎(元消防士/防災スペシャリスト)

「タイムリミットは90分!」かつてない未曾有の脅威に消防隊が700万人の命を守るミッションはド迫力とド緊迫の連続!
危険を省みず、自らの命を懸けて人々を守る消防隊の勇姿に心から敬意とエールを送ります。
『カウントダウン』メイキング映像「重装での訓練」
<作品情報>
『カウントダウン』
5月2日(金) 公開
公式サイト:
https://amg-e.co.jp/item/countdown/
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